<編集履歴> 15Dec.2023公開、11Dec.2024見直し更新(第6回目、見直し実施)
2024年の用廃機に関する予定事案と記録を以下にまとめます。
なお通常の運用機の解体公告については原則としてフォローしません。気になる方は各基地の調達情報を随時確認ください。
調達情報の読み方に関する説明はこちらへ;
【2024年の予定と記録】
01月13日(土) 愛知県三菱重工小牧南工場のHSS-2BとT-2敷地内移設
01月14日(日) 愛知県三菱重工小牧南工場のF-86FとF-104J敷地内移設
02月11日(日) 茨城県 筑西市 ザ ヒロサワ シティ内に科博廣澤航空博物館を含むテーマパーク「ユメノバ」開園
03月11日(月)~15日(金) 館山航空基地の展示機5機を解体撤去
(11日午後SH-60J解体、12~14日昼までにS-61A、HSS-2B、B-65解体、その後、15日昼までにKM-2解体)
03月26日 MSJ10号機を2025年を目途にあいち航空ミュージアムに展示する方針である旨を読売新聞が報道。(愛知県の2025年度予算で実施するものと予想)
【速報】MSJ10号機、あいち航空ミュージアムへ! - 用廃機ハンターが行く!
06月24日 浜松広報館のゼロ戦移設作業開始。26日には吊下げられていた機体は床上へ降ろされた。前部胴体/後部胴体に分割されているが、当面の間はそのままで展示中。11月10日に移転作業終了。
【短報(改題)】浜松広報館のゼロ戦、移動します - 用廃機ハンターが行く!
07月06日(土) 神奈川県横浜市緑区にあったT-33A (71-5313)の前部胴体は茨城県へと譲渡搬出
07月12日(金) 那覇基地のF-4EJ改を新たに造った台座の上に設置。お披露目は19日(金)のサマーフェスティバル。
07月21日(日) 館山航空基地祭「ヘリコプターフェスティバル in TATEYAMA」にてUH-60J(8975および8976号機)退役式典挙行
UH-60J最終展示フライト(7月21日予定@館山) - 用廃機ハンターが行く!
07月31日(水) US-2(9901)が岩国基地から新明和甲南工場へ最終フェリーフライト実施。除籍セレモニーは後日(8月7日(水))に実施された。
08月30日(金) 東立川駐屯地のOH-6D (31182)、解体撤去の履行期限
2024年9月13~20日頃 府中基地のF-1再塗装工事。キャノピーは黒色となる。
10月07日(月) 熊谷基地にT-4B.I.機(46-5729号機)が展示用に搬入された。
11月03日(日) 入間基地航空祭にて、031号機が最後にデモフライトを行い引退した。
11月10日(日) 浜松広報館のゼロ戦移転作業終了、一般公開再開(11月20日付公式Xでの発表より)
11月27日(水) 宮城県東松島市内に道の駅開業。当初計画ではT-4B.I.機を展示する予定だったが、機体展示は無し。2025年GW前には展示する計画が残る。
【検討中】道の駅にT-4B.I. - 用廃機ハンターが行く!
12月09日 3Dデータ取得作業のため、格納されていたT-28B, T-33A, T-1Aの3機を浜松広報館前に移動。
12月06日 館山航空基地にて海上自衛隊最後のUH-60J(8979号機)除籍セレモニー挙行
12月 U-36A除籍用廃予定
<2025年3月まで>
航空自衛隊のC-1(001, 002, 030)、EC-1(021)、YS-11EA(162,163は用廃予定。
EC-1、2024年度末までに退役 - 用廃機ハンターが行く!
御前崎分屯基地のT-3解体撤去
【注目すべき事項】(私の興味がある事案です♪ おおむね北方から南方の順)
(1) 栃木県 過去2回、4-5月ごろに行われていた栃木県SUBARU航空宇宙カンパニー宇都宮製作所南工場でのイベント。今年も実施されるか?そしてAH-1S(73403)は展示されるだろうか?→2024年内にイベント無し。機体の有無は不明のまま。
AH-1S(73403)はSUBARU宇都宮南工場に保管か? - 用廃機ハンターが行く!
(2) 埼玉県 所沢航空発祥記念館のリニューアル事業開始。H-19C、V-44、UH-1Bなどは撤去される予定(初期構想からのフォローアップが無いので、撤去案が継続されるか、それとも中止になるのかは不明)→2025年9月以降実施予定(このため年間パスポート販売中断)
所沢航空発祥記念館リニューアル基本構想 - 用廃機ハンターが行く!
(3) 岐阜県 岐阜基地に残されたF-4EJ301号機の新たな展示場所は見つかるか?→特に情報なし。
(4) 京都府 るり渓温泉の敷地再利用計画で譲渡先を探していた「ゼロ戦研究所」のT-6G(T-6Fとの説あり)はどうなるか?→兵庫県の個人へ譲渡。「ゼロ戦研究所」の建物は2024年8月までに撤去された。
(5) 山口県 岩国市の「飛行艇博物館(仮称)」に進展はあるか?→情報なし
(6) 愛媛県 紫電改展示館改装計画の行方はいかに?→当初案を見直し、実施予定
(7) 福岡県 貝塚公園の周辺開発事業進む。展示されているヘロン、いよいよ風前の灯(注:もう3年くらい言い続けている)。→2024年11月時点で変化なし。
風前の灯、福岡市貝塚公園のヘロン(JA6159) - 用廃機ハンターが行く!
(8) 福岡県 閉館した朝倉市の音楽館の屋外にあったKM-2は所有者が変わり、現在は大宰府近くに置かれている。そして2023年10月中旬ごろからヤフオクに出品されているが、オークションは成立するか?なお275万円からとしているが、2023年12月中旬時点では不調の様子。→ヤフオクから別のサイトに移して約100万円で販売中(2024年11月初旬)
【短報】音楽館のKM-2、再びオークションへ - 用廃機ハンターが行く!
(9) 福岡県 閉館した朝倉市の音楽館の屋内にあったKM-2について、新たな情報は出てくるか?→情報なし
【福岡県(閉館/記録)】朝倉市黒川の音楽館(おんらくかん) - 用廃機ハンターが行く!
(10) 福岡県 私設博物館「芙蓉博物館」は正式開館となるか?→情報発信なし。
【福岡県】芙蓉博物館(一時公開) - 用廃機ハンターが行く!
(11) 福岡県 築城基地の広報展示機群は再配置なるか?→2024年11月時点で変化なし
【福岡県】空自 築城基地の展示機 - 用廃機ハンターが行く!
(12) 2025年8月15日までは「太平洋戦争××戦80年記念」「○○空襲80年記念」というイベントが続きます。これに関連して鹿屋の二式大艇の保存について、何らかの進展話は出てくるか?
(13) 陸上自衛隊CH-47Jは全機退役か?(2022年3月末時点で5機が可動だったハズ)
→情報なし
(14) 海上自衛隊のSH-60Jは全機退役か?→2024年3月末日での保有機は7機
→機数的に数機が2025年度まで残り、2025年度中に全機退役となりそうな雰囲気。
※上記のほか、AH-1SやOH-1の用廃動向も気になりますね~。陸自駐屯地にある古いUH-1BやUH-1HはUH-1Jへと置き換えが進むでしょうか(特に訓練機)。
→2025年度中に八戸の2ATH閉隊との報道あり。
【2024年も引続き情報募集中!】
以下の事案について、何らかの情報がありましたら、お聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。(いや~、面白いぐらいに全く情報がありませんねぇ)
1. 岩国基地公開時に見かけたT-33Aの601号機。なぜ、ここに?ヒコーキ雲さん、Go!Navyさんにて情報を募るも未だ回答が得られていない、国内航空史上の謎。
【指名手配】岩国基地に転がる謎のT-33A - 用廃機ハンターが行く!
2.従来S-62Jと言われてきたこの機体は何型?
【航空自衛隊】 S-62は何型? - 用廃機ハンターが行く!
3. 捜索・救難機MU-2Aは正式名称なのだろうか?部隊内呼称であったものが、いつしか公式文書に現れるようになったものではないかと考えるのだが・・・?その根拠となる文書・記録は発掘できるだろうか。2023年に一件投稿があるも、その内容が理解できていません。
【航空自衛隊】航空救難団のMU-2は何型? - 用廃機ハンターが行く!
4.1990年代ごろに千葉県八千代市の商業施設にて複葉機ピッツが展示されていたことがあった。この機体番号は?どこから持ってきて、どこにいっちゃったの??ヒコーキ雲さんにて情報募集中ですが、こちらにはそのうち記事を書こうと思っていて2年近く忘れていた(失礼!)案件。
5. 大阪狭山市にあった「さやま遊園」には1975年頃までに(国土地理院の航空写真より)F-86D/F、T-33A、低翼単葉機の4機が園内に展示されていたことが判明している。「確かに銀色の機体があった」「ゼロ戦と呼んでよじ登って遊んだ」などとの証言は得られているが、機種、機番や部隊マークや機体の塗色、展示状況などの機体を特定する情報は全くと言って良いほど発掘されていない。「いつもそこにあったけれど、記録していない」という典型的な例となっている。機首先端の形、尾翼の形だけでも分かるような写真、番号の一部の写る写真などがありましたら、どうかご紹介ください。”総力を挙げて”どの基地の何号機が展示されていたのかを突き止めようじゃありませんか!
【大阪府】さやま遊園の展示機(記録) - 用廃機ハンターが行く!
以上