用廃機ハンターが行く!

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T-6G展示しませんか?

<編集履歴> 2525Aug.2022公開

 2022年8月25日朝のYahoo!News/京都新聞配信記事によると、京都のるり渓温泉では敷地の一角を数年後にはキャンプ場にする計画を進めているという。これに伴って「ゼロ戦研究所」との名称で建てられているT-6Gの展示庫および展示品を撤去し、展示物は博物館等への寄贈や廃棄を検討するという。

元記事はこちら:

京都・南丹の観光地にゼロ戦風の塗装の飛行機、なぜ保管? 実は米供与機(京都新聞) - Yahoo!ニュース

 

これはチャンスです。

 T-6Gを展示したい!という個人や団体関係者は現地に問い合わせてみましょう!近所の博物館等に「ココでも展示しませんか?」と話をもちかけるのもよいでしょう。自分のフトコロを傷めずに公的資金で近所に機体が展示されれば、それもまた良きかな。

 廃棄するのだったら「我が家で一時保管だけでも」、という考えもアリかなとも思いますね。最低限、輸送費用と搬入する土地があれば何とか残せる、という状況でしょうか。その後、マトモに展示するならばキチンと分解して輸送するのでコストアップとなりますね。再組立てして、展示できるようにして、腐食防止処置を講じて・・・と考えるとドンドン費用が嵩みますが、まずは残すことが先決かと・・・と、煽っておきますネ。 

写真1 るり渓温泉に展示されているT-6G。(2021年8月5日撮影)

 

【余談】

  配信記事には「飛行機の形を保つ物は、るり渓の分を含めて国内に11機ある」との一文がありますね。当Blogでは元航空自衛隊のT-6の残存状況を次のように把握してます(海上自衛隊のSNJは含んでいません。念のため)。

・ほぼ完全な飛行機の形で展示 15機(自衛隊基地に6機、民間等に9機)

主翼を外して展示 1機(河口湖自動車博物館)

コクピットあるいはエンジン部を含んだ機体前部のみ 2機(蒼空ハッスルとヤマザキマザック工作機械博物館)

主翼を外して廃棄待ち(救難訓練使用中?) 1機(松島基地

合計 19機

るり渓にある「T-6”G”と同型」というくくりで見てみると;

・ほぼ完全な飛行機の形で展示 12機(自衛隊基地に3機、民間等に9機)

主翼を外して展示 1機(河口湖自動車博物館)

コクピット部のみ 1機(ヤマザキマザック工作機械博物館)

主翼を外して廃棄待ち(救難訓練使用中?) 1機(松島基地

T-6G展示機の合計 15機(うち全機展示は12機)

・・・ふむ、”T-6G”というくくりで見ても1機違うな。もう少し詳しく調べる必要がありそうだ。

航空自衛隊 T-6の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

 

【参考】

【京都府】京都るり渓温泉 ゼロ戦研究所のT-6G - 用廃機ハンターが行く!

以上