用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

海上自衛隊 SH-60Kの用廃機

<編集履歴> 13Nov.2020 公開(海上自衛隊 回転翼機の展示機より分離独立)、

24Mar.2024見直し更新(第23回目、SH-60Kの記事として独立させた)

 

【はじめに】

 本機種は2001年8月8日にロールアウトし、翌9日は早くも初飛行を行った。現用の主力機だ。最終号機は2020年度予算で調達した83号機となる予定だ(2023年度末頃から2024年度頃に納入と予想)。納入後20~25年程度運用し、2045~2050年頃には完全退役となることだろう。初号機8401号機はUSH-60Kに改造され、第51航空隊(厚木)にて各種の試験に用いられている。

 最終号機はまだ空を飛んでいない本機種だが、第21航空群の公式twitterは2023年1月13日付けで「先日」8405号機が退役した旨を伝えた。また2023年3月16日には第23航空隊(舞鶴)において、8407号機の退役セレモニーが行われている。初期に退役した機体は使える部品を他機に移譲し、また整備訓練用の機体として使われるケースが多いため、用廃展示機となることはまずない。

 2024年4月24日時点では事故抹消2機、用廃機が数機発生している。

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写真1 編隊離陸を見せるSH-60K。2022年度には初の用廃機が生じた。(2009年5月31日館山基地にて撮影)

 

【事故抹消】

(1) 8416 2024年4月20日22時30分ごろ、鳥島東方260km付近で夜間訓練中に8443号機と衝突し墜落(推定)

(2) 8443 2024年4月20日22時30分ごろ、鳥島東方260km付近で夜間訓練中に8416号機と衝突し墜落(推定)

 

以上