用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

所沢航空発祥記念館リニューアル基本構想

<編集履歴>  21Jan.2023公開、28Mar.2023見直し更新(第1回目、意見追加)

 

現在、埼玉県のサイトで所沢航空発祥記念館リニューアル工事の話を読むことができる。https://www.pref.saitama.lg.jp/a1105/tokorozawa.html

 

これによると展示中のV-44A, H-19C, UH-1Bを廃棄して新たな展示機(屋内にT-4B.I.、屋外にC-1)を導入する意向のようだ。

見落としているのかもしれないが、現在格納中の機体のうち陸上自衛隊のH-13は展示する)予定であるも、その他の機体については述べられていない。

まずは、読者の皆さんも原文を読んでみてくださいな。

 

 個人的には国内に唯一残された陸自のV-44Aや唯一まともな陸自のH-19Cが廃棄されるのは忍びないが、現在の日本では残す術がないと考えています。

(1) 国内にこれらを収容する博物館のような場所そのものが存在しない。

(2) 個人や企業ではこれらの機体を一旦引き取ったとしても維持することができない。

(3) 機体そのものは貴重だが、見る方も展示する方も、この価値を認めるだけのレベルに無い。よってこれらの機体を展示しようというインテンションもなければ、これを見ようという見学客はない(入場料収入で維持費用を賄うことも不可能)。→集客可能な機体と共に保存できる場所(博物館)があれば良いが、このような施設は国内にない((1)に戻る)。

 

貴重な機体の宝庫だったのでけれどね、所沢航空発祥記念館は。

入場者数と言う尺度で見ると「味がある」というか「クセの強い」展示は避けられてしまうのでしょうね。

・参考記事;【埼玉県】所沢航空発祥記念館 - 用廃機ハンターが行く!

以上