用廃機ハンターが行く!

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紫電改展示館改装計画

<編集履歴> 14jun.2023公開

 

 愛媛県では老朽化した紫電改展示館の改装を計画しており、その検討委員会の初会合が行われた旨が6月13日付の南海放送発信のニュースがありました。

 今年度中に検討、予算準備をして2024-2026年度で改装工事、2026年度末にリニューアルオープンとなるものと予想しています。

2024-2026年の工事期間中は機体が見られなくなる可能性がありますね。

一度見ておきたいという方は早めに訪問しておきましょう。

新しい展示館で「マトモに撮影できる」という保証はありませんから・・・。

・元ネタのニュースはこちら;

旧海軍の戦闘機「紫電改」の展示館建て替えについて意見交換 2026年度完成予定【愛媛】(南海放送) - Yahoo!ニュース

・予算案説明資料

https://www.pref.ehime.jp/h10400/kobetujigyou/documents/k0502-2-8.pdf

・本Blogでの関連記事;

【愛媛県】紫電改展示館 - 用廃機ハンターが行く!

【特集】旧日本軍機(ゼロ戦を除く)を見に行こう! - 用廃機ハンターが行く!

※ 大戦機に関しては私自身の興味が低い分野なので、そこそこに・・・(^^;)。

 

【所感】

 紫電改の置いてある場所は大変行きづらい場所だ。松山あるいは高知から車で往復するとホントに一日がかりとなる。「のんびりゆったり数日過ごすリゾートエリア」としての地域開発を目指すならともかく、観光客の多い松山近くに展示場を移転し、かつ「ショッピングセンターなどの一角に展示場を設ける」という形にすると見学者増を見込めると思う(参考例は空港・ショッピングモールとほぼ一体化している「あいち航空ミュージアム」だ)。

 地方の切り捨てか!という意見もあるでしょうが、県営施設であればなおのこと、税金の有効利用と見学料(現在は無料)の収入増、そして見学者に対する太平洋戦争の教育効果を考えた方が良いように思う。公的な建物の使用は概ね30年と言われているけれど、むこう30年間の人口減やライフスタイルの変化を考慮した場合、第二次世界大戦(太平洋戦争)の記録を残し伝える施設を「ここに展示しておいて良いのか」ということも十分検討するべきではないかなぁと思ってます。

 ま、愛媛県が南宇和島エリアの今後約30年をどのように考えているかという基本情報が無いので、ごく一面だけからの意見ですけれどね。

(基本的に私自身は公共設備のシュリンク・他施設との統合化を進め、町/エリアの機能を統合化していくことを進めるべきとの考えを持っています。今後、税収は減るわ、維持管理する人材はいないワという状況が各地で生ずるものと思っています)

以上