用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【韓国】T-37Cの展示機

<編集履歴> 03Aug.2025公開、15Sep.2025見直し更新(第2回目、写真追加)

 

【概要】

(1) アメリカのセスナ社が開発したサイドバイサイド方式の双発ジェット練習機。各型式合わせて1,269機が製造され、18か国程度で運用された。米空軍では純然たる初等練習機のT-37Bを運用したが、輸出型おT-37Cは翼下にハードポイントを2か所を設けた「軽攻撃も可能な仕様」となっている。また翼端に増槽タンクを装着することが可能となっている。

(2) 韓国では1972年頃にアメリカから25機のT-37Cを輸入し、後にブラジルから30機の中古機を輸入した。これら全ての機体をサチョン基地に配備して、パイロットの養成を行っていた。

 なお、日本語wikipedia(2025年8月3日午前閲覧)のみが初期の輸入機の数と形式を「24機のT-37B」としているが、その他の資料等では「25機のT-37C」というのが定説となっている。世界的に有名な米軍機リサーチャーJoe Baugher氏(故人)のリストによると72-1359/1369 (cn.42017/42027)の11機と73-1685/1698(cn.42028/42041)の14機、合計25機の”T-37C”が韓国に輸出されたことになっている。

本Blogでは「韓国空軍で運用された全機がT-37C」として話を進める。

(3) ブラジル空軍機は米軍SNを付与されておらず、米国内での機体番号はNナンバーだ。Scrambl.nlのデータベースで対比を確認できる。韓国空軍では、ブラジル空軍時代の4桁番号の頭に(恐らくは輸入西暦年の下一桁である)”6”もしくは”8”をつけた5桁ナンバーとして運用した。

(4) 現在では韓国各地に50機を超えるT-37Cが展示されている。A-37Bを使用していたブラックイーグルと同様の塗装(本Blogでは”BE塗装”と記述する)を施して展示されている機体も多い。基地内展示機のために衛星画像で存在を確認することが出来ても、SNを確認できない機体も多く、移動/移設/撤去の詳細は「判らない」。

 

【T-37C展示機 Displayed T-37Cs】(米軍SN、ブラジル空軍SNの順)

(1) T-37C (21360, 72-1360, cn.42018, 36.5788N / 127.5233E)

 忠清北道清州市、韓国士官学校(星武台)。

【忠清北道】清州の韓国空軍士官学校(空軍博物館)と周辺の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

写真1 空軍士官学校のT-37C(2006年3月12日撮影)

(2) T-37C (21361/361, 72-1361, cn.42019, 35.0709N / 128.0613E)

 慶尚南道泗川市、KAI航空宇宙博物館。

【慶尚南道】サチョン(泗川)市のKAI 航空宇宙博物館 - 用廃機ハンターが行く!

 

(3) T-37C (362, 72-1362, cn.42020, 37.7222N / 128.9988E)

 江原道特別自治江陵市、江陵統一公園。

【江原道】ガンヌン(江陵)統一公園 - 用廃機ハンターが行く!

 

(4) T-37C (21363, 72-1363, cn.42021, 37.7846N / 127.4875E)

 京畿道加平郡の「夢の国」という子供向けの小規模な遊園地の一角に置かれている。

 

(5) T-37C (21364, 72-1364, cn.42022, 35.0905N / 128.0858E)

 慶尚南道泗川市、泗川空軍基地。正門前に3機並ぶBE塗装の1番機

【慶尚南道】サチョン(泗川)市サチョン基地前のT-37C - 用廃機ハンターが行く!

 

(6) T-37C (21366, 72-1366, cn.42024, 37.5361N / 126.9785E)

 ソウル特別市龍山区、戦争記念館。

【ソウル】戦争記念館 - 用廃機ハンターが行く!

 

(7) T-37C (21368, 72-1368, cn.42026, 35.0709N / 128.0610E)

 慶尚南道泗川市、泗川空軍基地。現在の存在は不明(衛星画像で見つからない)

 

(8) T-37C (31686, 73-1686, cn.42029, 35.6997N / 128.4991E)

 大邱広域市ダルソン郡、ユ・チゴン将軍護国紀念館。

【慶尚北道】ユ・チゴン将軍護国紀念館 - 用廃機ハンターが行く!

 

(9) T-37C (31687, 73-1687, cn.42030, 37.4942N / 126.9200E)

 ソウル特別市銅雀区、ボラメ公園にてBE塗装で展示されている。

【ソウル】ポラメ公園 - 用廃機ハンターが行く!

 

(10) T-37C (31688, 73-1688, cn.42031, 35.1917N / 128.1536E)

 慶尚南道晋州市、空軍技術高等学校(晋州)。実習棟内の実習機のため、衛星画像では確認できない。

 

(11) T-37C (31690, 73-1690, cn.42033, 36.7025N / 126.4992E)

 忠清南道瑞山市、瑞山空軍基地。2機並ぶBE塗装機の後方の機体。前方の機体はA-37B。

 

(12) T-37C (31691, 73-1691, cn.42034, 35.0908N / 128.0859E)

 慶尚南道泗川市、泗川空軍基地。正門前に3機並ぶBE塗装の3番機

【慶尚南道】サチョン(泗川)市サチョン基地前のT-37C - 用廃機ハンターが行く!

 

(13) T-37C (31694, 73-1694, cn.42037, 37.5994N / 127.8652E)

 京畿道高陽市徳陽区、韓国航空大学校の展示機。

【京畿道】韓国航空大学校(ソウル近郊) - 用廃機ハンターが行く!

 

(14) T-37C (31695, 73-1695, cn.42038, 35.1902N / 128.7110E)

 慶尚南道昌原市、ハンファテックイン(旧サムスンテックイン)の工場敷地内に置かれた展示機(2025年8月9日に閲覧した普通のGoogle Mapでは、ハンファパワーシステムの名称で出てくる。ハンファグループ内で子会社を次々に作っては潰しているのだろう)。日本国内で言えばSUBARUの宇都宮事業所内とかIHIの瑞穂工場内に置かれた機体のような位置づけと考えて良いのかな。一介の日本人マニアがヒョコヒョコと訪れて撮れる機体ではない。裏山にトレッキングロードらしきものがあり、最短距離は約80m。冬季には間にある樹木も落葉するハズなので、少しくらいは機体が見えるかもしれない・・・。T-37Cに対する愛のほどを切々と工場の広報担当部門に送り続けた方が、まだ見せてもらえる可能性が高いような気がする。

 

(15) T-37C (31696, 73-1696, cn.42039, 37.4448N / 127.9761E)

 江原道特別自治道原州市、原州空軍基地。基地敷地内北東部に設けられたゴルフ場の中に展示。

 

(16) T-37C (73697, 73-1697, cn.42040, 36.3658N / 127.2981E)

 大田広域市儒城区、大田顕忠院。機体に描かれたSNの頭2桁が本来のものとは異なる。

【デジョン(大田)】国立大田顕忠院の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

 

(17) T-37C (31698, 73-1698, cn.42041, 36.5935N / 126.2942E)

 忠清南道泰安郡、韓瑞大学校の展示機。

 

(18) T-37C (60870(66870?), T37C-0870, cn.40957, 36.7184N / 127.4918E)

 忠清北道清州市、清州空軍基地。空港南西部にBE塗装で展示。本リストにおいて本機以降は30機を輸入した元ブラジル空軍機だ。米空軍ナンバーは無く、N7006Cから始まる不ぞろいのNナンバーが付与されていた。Nナンバーとの対比はscramble.nlのデータベースを参照すること。

【忠清北道】清州空軍基地のT-37C(記録) - 用廃機ハンターが行く!

 

(19) T-37C (60873/3, T37C-0873, cn.40960, 37.4352N / 127.9729E)

 江原道特別自治道原州市、原州空軍基地。正門奥にある小公園にてBE塗装を施されて2機で編隊飛行する形のモニュメントとなっている機体のうちの1機

 

(20) T-37C (60875, T37C-0875, cn.40987, 36.6511N / 127.5174E)

 忠清南道清州市、清州ランドにF-5Aと共に展示されていたが、2025年春ごろに撤去された。

【忠清北道】清州ランド オリニ会館(チョンジュ(清州))(撤去済、記録) - 用廃機ハンターが行く!

 

(21) T-37C (60878/1, T37C-0878, cn.40999, 35.4262N / 126.6989E)

 全羅北道高敞郡(コチャン郡)、江湖(カンホ)航空高等学校のBE塗装機。

 

(22) T-37C (60880, T37C-0880, cn.41010, 37.0319N / 127.8947E)

 忠清北道忠州市、忠州空軍基地。BE塗装機。

 

(23) T-37C (60881, T37C-0881, cn.41012, 34.9490N / 128.1078E)

 慶尚南道泗川市、韓国航空専門学校。実習棟内の実習機なので衛星画像で確認することはできない。

 

(24) T-37C (60883/2, T37C-0883, cn.41016, 37.4352N / 127.9729E)

 江原道特別自治道原州市、原州空軍基地。正門奥の小公園にある展示機体群。BE塗装を施された2機編隊のうちの1機。

 

(25) T-37C (60885, T37C-0885, cn.41021, 35.1447N / 128.1016E)

 慶尚南道晋州市、晋州とサチョンを結ぶ大通りの脇。

【慶尚南道】ジンジュ-サチョン間の大通り脇にあるT-37C - 用廃機ハンターが行く!

 

(26) T-37C (60886, T37C-0886, cn.41028, 36.5935N / 126.2942E)

 忠清南道泰安郡、韓瑞大学校の2機目の展示機。

 

(27) T-37C (60887, T37C-0887, cn.41030, 37.0888N / 127.5785E)

 京畿道利川市、アセア航空職業専門学校 月浦実習場。実習機・展示機として複数の機体を有していたが、2021年12月26日から2024年12月16日までの間に全て撤去された。T-37Cは2機保有していて、もう1機については後述する(43)を参照願います。京畿道利川読者投稿によると、現在の月浦実習場は閉鎖されたのではなく、ドローン実習などに使われている模様とのこと。

以下、コメント文を転記します。

「余談ながら「アセア」というのは、「アジア」の古風な表記です。現代のハングルではアジアを「アシア」と綴りますが、かつては「アセア」と綴っており(漢字の「亜細亜」が起源ではないかと推測します)、その表記が(意図的に)使われているものです。日本で言うところの「ビルヂング」みたいなものでしょうか」(転記終了)

へ~え。調べていくとイロイロな雑学知識が身に付きますね。これがまた楽しいのでありますよ。

 

(28) T-37C (60890, T37C-0890, cn.41036, 36.4261N / 129.4195E)

 慶尚北道ヨンドク郡、ヘマジサッカー場脇に展示。

【慶尚北道】ヨンドク(盈徳)、ヘマジサッカー場の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

写真2 ヘマジサッカー場脇に置かれているT-37C(2025年撮影)

(29) T-37C (60894, T37C-0894, cn.41043, 37.0759N / 127.0302E)

 京畿道平澤市、烏山空軍基地の南部エリアにある展示機。

 

(30) T-37C (60896, T37C-0896, cn.41048, 35.0881N / 128.0834E)

 慶尚南道泗川市、泗川空軍基地。基地内のT-6展示機の道路反対側に展示。

 

(31) T-37C (80932/932, T37C-0898, cn.41051, 34.6473N / 127.1990E)

 全羅南道高興郡、高興湾防潮堤公園。かつては"60898"だったが、再塗装の際に書き換えられた模様(書き換え時期再調査のこと>自分)。

【全羅南道】高興郡(コフングン)の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

 

(32) T-37C (60902, T37C-0902, cn.41065, 35.8964N / 128.6453E)

大邱広域市東区、大邱基地展示機。

 

(33) T-37C (903/7, T37C-0903, cn.41068, 33.3044N / 126.2998E)

 済州特別自治道西帰浦市済州航空宇宙博物館。館内で記念写真撮影用としてBE塗装機とされた機体。コクピット計器盤ラジオコールは"66-0903"。なおブラジルにも"T37C-0903"が展示されているが、こちらは他の機体の番号を書き換えたものだろう。

【済州島】済州航空宇宙博物館 - 用廃機ハンターが行く!

 

(34) T-37C (80905, T37C-0905, cn.41074, 36.3120N / 127.2392E)

 忠清南道鶏龍市、鶏龍台(三軍統合本部)のモニュメント。

 

(35) T-37C (60909, T37C-0909, cn.41112, 35.0907N / 128.0859E)

 慶尚南道泗川市、泗川空軍基地。正門前に3機並ぶBE塗装の2番機。

【慶尚南道】サチョン(泗川)市サチョン基地前のT-37C - 用廃機ハンターが行く!

 

(36) T-37C (80917, T37C-0917, cn.41188, 37.6411N / 127.1099E)

 ソウル特別市ノウォン区、太康三育小学校のグランドの片隅に置かれている。

 

(37) T-37C (80918/918, T37C-0918, cn.41191, 33.3044N / 126.2998E)

 済州特別自治道西帰浦市済州航空宇宙博物館の屋内に天井から吊り下げられている。銀色塗装機。

【済州島】済州航空宇宙博物館 - 用廃機ハンターが行く!

 

(38) T-37C (80919, T37C-0919, cn.41193, 35.2009N / 128.1515E)

 慶尚南道晋州市、空軍技術高等学校(晋州)。BE塗装

 

(39) T-37C (80920, T37C-0920, cn.41195, 37.4480N / 127.1052E)

 京畿道城南市、ソンナム基地。ソウルエアショー2009で展示された機体。ショーに際して一時的に他の基地から借用してきた機体かもしれない。

写真 ソウルエアショー2009で展示された用廃T-37C。(2009年10月24日16時00分ごろ撮影)

 

(40) T-37C (80921, T37C-0921, cn.41196, 36.4154N / 127.3487E)

 大田広域市儒城区、紫雲台(国軍教育施設)。

 

(41) T-37C (80923, T37C-0923, cn.41213, 35.0736N / 128.0098E)

 慶尚南道泗川市、泗川S.A.。レンタカーもしくはタクシーを利用して高速道路を利用しないと見に行けない機体。読者情報にようと2019年に光州発釜山行のクムホ高速バスに乗車した際にはここで休憩があったそうな。「釜山と韓国南西部を結ぶバスに乗車する際には休憩場所となる可能性がある」ということを覚えておこう。なおSAを通過するバスに乗車した場合でも、直前でキサニム(技師様=運転手)に冷や汗垂らして蒼い顔をしながら「トイレに行きたい!」と言えば、「人道的配慮」をしてもらえるだろう。その行為の是非は別として・・・(笑)。

 

(42) T-37C (80925, T37C-0925, cn.41215, 35.9800N / 129.1103E)

   慶尚北道永山市、永山護国院。

【慶尚北道】国立永山護国院と陸軍第3士官学校(ヨンチョン(永川)) - 用廃機ハンターが行く!

 

(43) T-37C (80927, T37C-0927, cn.41217, 37.0884N / 127.5782E)

 京畿道利川市、アセア航空職業専門学校 月浦実習場。上述(27)で紹介した60887 / T37C-0887とは別の実習機・展示機で、この機体も撤去済みで、この場所には存在しない。本機はその後、ソウル近郊の学校で教材機になっている可能性があるが、各マニアサイトでの情報が錯綜しており、「展示された/教材機となった」という確認は取れていない。

 

(44) T-37C (80928, T37C-0928, cn.41218, 展示場所不明)

この番号の機体が存在するという情報だけがあり、どこにあるのか判らない(汗)。

 

(45) T-37C (80930, T37C-0930, cn.41220, 36.0468N / 128.5179E)

 慶尚北道漆谷郡、多富洞戦跡記念館。

【慶尚北道】チルゴク(漆谷)のダブドン(多富洞)戦績紀念館 - 用廃機ハンターが行く!

 

(46) T-37C (80932, T37C-0932, cn.41222, 37.4490N / 126.6551E)

 仁川広域市弥鄒忽区、仁荷大学の敷地内にある系列校である静石航空高校エリアの展示場に置かれている。

【インチョン】仁荷大学校 - 用廃機ハンターが行く!

 

(47) T-37C (80933, T37C-0933, cn.41223, 37.7211N / 126.5545E)

 京畿道金浦市、国立彫刻公園。次に機会があれば訪問しようと計画中。

【京畿道】金浦国際彫刻公園のT-37C(情報のみ) - 用廃機ハンターが行く!

 

(48) T-37C (不明, 不明, cn.不明, 35.8914N / 128.6727E)

 大邱広域市東区、大邱基地内の東部エリアにある展示機。

 

(49) T-37C (019, 不明, cn.不明, 37.0263N / 127.9208E)

 忠清北道忠州市、忠州空軍基地の近くの一般道路のロータリー中央に、BE塗装を施されたモニュメントとして展示されている。もちろん一般見学可能。

 

(50) T-37C (不明, 不明, cn.不明, 35.1932N / 128.9499E)

 釜山広域市江西区、金海基地。基地北東部に新たに整備されている(?)新展示場所に展示されている。他の場所に展示されていた機体を移設したのではないかと思っている。

 

(51) T-37C (不明, 不明, cn.不明, 36.5865N / 127.5183E)

 忠清北道清州市、韓国士官学校(星武台)の北側にある。航空宇宙医療院のビルの前。一般人は敷地内に入ることが出来ないので、見ることもできない。

 

(52) T-37C ✕2機(不明, 不明, cn.不明, 37.4899N / 127.9763E)

 江原道特別自治道横城郡、横城国民体育センターに隣接する広場(図書館前)に2機編隊のモニュメントとなっていたが、敷地内整備工事のため、2018年12月29日から2019年4月4日までの間に撤去された。初等ジェット練習機T-37Cは、全機が銀地に各翼端をディグロウに塗装した姿で運用されていた。用廃後にBlackEagles塗装を施されて展示された機体は多いけれど、”A-37B風の通常迷彩”となっていた機体は、私自身はこの2機しか知らない。極めてレアな塗装をしたT-37Cであった。

 読者からいただいた投稿をそのまま転記するが、「両機は2013年に設置され(運搬、組立、台座作成、設置費用計2千万ウォン)、翌年に解説板を設置(180万ウォン)。以後年2回の空軍による管理状態点検があり、再塗装が必要な場合は横城郡の経費負担で実施(1300万ウォン)・・・ってな感じでなかなかに維持費が高かったため、2018年12月31日の貸出期間終了日前後に返却されました」とのこと。当時のローカルニュースからの引用のようですが、韓国における民間貸与(?)案件の管理方法や費用の一端が判りますね。貴重な情報をありがとうございました。

 

(53) T-37C (不明, 不明, cn.不明, 36.9505N / 127.0340E)

   京畿道平澤市の在韓米陸軍平澤航空基地内に展示されているが、地上で撮影した写真を見つけていない。

 

(55) T-37C (不明, 不明, cn.不明, 35.8446N / 128.6647E)

   大邱広域市スソン区。自分も訪問して「外周からは見えない」ことを確認した軍事施設内の機体。2021年3月15日から2022年2月9日までの間に撤去された。

【大邱広域市】名称不明の基地内にあったT-37C(撤去済/記録/写真無し) - 用廃機ハンターが行く!

 

(56) T-37C (不明, 不明, cn.不明, 35.1683N / 129.0565E)

 釜山広域市釜山鎮区の陸軍キャンプという情報だけがOgden本に残るが、現在、この場所は釜山市民公園となっており、展示機は存在しない。2004年の衛星画像でも機影は確認できなかったので、相当前に撤去されていたものと思われる。

 

【展示後に撤去/移設された機体】

 数機が展示後に撤去されている。しかし、解体されたのか移設されたのかが不明なものが多いため、上述リストに含めて記載している。(2025年9月15日時点)

 

以上