韓国のリゾートアイランド、済州島の西部には2014年に開館した済州航空宇宙博物館があるほか、ハルラ山の反対側(東側)の静石飛行場にはスーパーコニーが放置され、近くには小さな航空史料館が存在する。やろうと思えば週末だけの弾丸ツアーで訪問することが可能だ。
【1. 済州航空宇宙博物館】
<場所 Place> 済州航空博物館
<座標 Location> 33.3042N, 126.2998E
<機体 Aircraft> 多数
<訪問日Visit> 26Mar.2016
写真1 F-4D/E, RF-4Eの三機種を見ることができる。(2016年3月26日撮影)
<行き方 Access>
(1) 済州空港よりNo.151のバスで約70分、オスロック下車。4,000ウォン。下車後に博物館まで約1.6kmを歩く。(2019年7月時点)
(2) 空港近辺からタクシーで4~50,000ウォン程度、所要3-40分。
写真2 多くの機体が天井から吊り下げられている。 (2016年3月26日撮影)
<解説General>
(1) 済州空港の南西約30kmにある2014年4月24日に開館した韓国内最大規模の航空宇宙博物館。歴代韓国空軍使用機の八割程度は見ることができる。開館は0900-1800(入場券販売終了は1700)、毎月第3月曜日休館。入場料10,000ウォン。
(2) 休館日はゲートが閉じられ、外周展示機の撮影は困難(ほぼ不可能)。
(3)バスを利用する場合は空港ーバスターミナルーオスロックを結ぶNo.151バスに乗車する。運行間隔は30-40分程度。オスロックは「お茶博物館」で有名だが、バス停は小さなもの。下車するとお茶畑のはるか向こうに航空宇宙博物館が見える。歩き出す前に帰りのバスの時間を確認しておこう。
(4) 博物館内は外光を多く取り入れられるようになっているが、着色ガラスのために機体の色が若干変色する。日陰側とのコントラストが強く、イロイロな意味で写真を撮りづらい。
(5) 何でこんな所に作ったかねぇ?と思うような場所にあり、見学者は少ない。
(6) 東京からは金曜深夜(早朝)発のLCCで仁川に行き、金浦空港から済州島に飛び、現地を見学。夕刻の便で金浦空港に戻り、仁川を深夜に発つ便で東京に戻る(日曜日は骨休め)という弾丸ツアーが可能。時期を選べば往復の交通費は3万円程度だ。訪問計画を立てて、チケットが安くなる時期をジッと待とう。
写真3 韓国空軍での使用期間は短かったHawk(2016年3月26日撮影)
【2. 静石飛行場】
<場所 Place> 済州航空博物館
<座標 Location> 33.4016N, 126.7166E
<機体 Aircraft> スーパーコニー、B-747、A-320
<訪問日Visit> 未訪問
<行き方 Access>
(1) 済州空港近辺からタクシーで4~50,000ウォン程度、所要3-40分。
<解説General>
(1) 大韓航空の訓練飛行場でエプロンにハンドリング訓練(機内整備訓練?)用B-747とA-320、そしてスーパコニーが置かれている。空港に向かう道からフェンス越しに記録写真程度に撮影できるが、訪問するなら事前にアポを取って中に入れてもらうことを考えよう。
(2) 航空宇宙博物館を見るだけなら日帰り弾丸ツアーでもよいが、こちらも見るならば一泊はしたい。もちろん航空宇宙博物館は「ザッと見るだけ」で良い方やレンタカーやタクシーを利用して、現地道路をスッ飛ばす場合にはこの限りではない。
【3. 静石航空館】
<場所 Place> 静石航空館
<座標 Location> 33.3940N, 126.7226E
<機体 Aircraft> 軽飛行機(チャンゴン91A1)が一機
<訪問日Visit> 未訪問
<行き方 Access>
(1) 済州空港近辺からタクシーで4~50,000ウォン程度、所要3-40分。
<解説General>
(1) 静石飛行場に行く途中にある小さな博物館。開館は0900-1700、月曜日、正月、秋夕は休館
(2) 大韓航空の史料館的な博物館。屋外に小型機が展示されている。
(3) タクシーかレンタカー以外の交通は無く、そこまでして行くかぁ?というレベルの内容。
以上
<編集履歴>
20Jul.2019 公開
03Aug.2020 見直し更新(第3回目、体裁見直し)