用廃機ハンターが行く!

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T-4B.I.(729号機)は熊谷基地へ

<編集履歴> 13Aug.2024公開

 

 松島基地に保管されている用廃となったT-4ブルーインパルス機(以下、T-4B.I.と略)のうち、46-5729号機は2024年度末(2025年3月末)までに埼玉県の熊谷基地正門奥に移送/展示されるようです。

 <情報の根拠>

 2024年8月9日付で「T-4 46-5729号機地上展示のための役務に係る希望者募集要領」が公示されました。書類の提出期限は9月9日。履行期間は契約締結日から本年度末までになっています。詳細はこちらを参照ください;

https://www.mod.go.jp/asdf/ichigaya/tyoutatsu/tyoutatsu2/kouji/koujikei2-9.pdf

写真 現役時のT-4(46-5729)。これはThunderbirsが三沢で公開展示飛行を行った日のショーのワンシーンで、演技の途中で1機だけ先に降りてエプロンに戻ってきてしまった際のもの。バードストライクだったように記憶している。(2009年10月18日、三沢基地

 

【雑談・雑感】

(1) 用廃となった機体を民間に貸出す際や、貸し出された機体を展示後に(防衛省に)返却する際にかかる運送費は借主が負担するのがルールとなっている。

・本Blogでの参考記事;(借りる際の話はUpdateが必要だな>自分)

【基礎編】用廃機の発生するところ - 用廃機ハンターが行く!

(2) 用廃機を自基地以外の自衛隊基地/駐屯地に移送する際の話を私自身が確認したのは、本Blogを立ち上げてから初めてのことだ。なお、参考までに書いておくと、美保や築城のF-4や、浜松広報館のT-4、百里基地雄飛園のT-2B.I.は自力で現地までフェリー(本当の最終飛行)している。陸自の場合には航空野整備隊の訓練を兼ねて、自分たちで移送するケースがあるようだ。そして移送などの役務の募集は発出基地/駐屯地の調達情報の公告にでるものと思っていたのだが、今回は市ヶ谷(本省事案ですね)の調達情報に「公示」された。この流れは個人的には”新鮮な驚き”だったネ。仕様書を読むと空幕広報室が絡んでいることが分かるので、そういう案件は「市ヶ谷の調達情報をチェックせよ」というコトなのだな。

(3) 本機は来年春の桜祭りの公開時に見ることができることでしょう。

 

【本Blogでの関連記事】

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以上