用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

令和6年版 防衛白書

<編集履歴> 13Jul.2024公開

 

令和6年版の防衛白書が公表されました。

防衛省・自衛隊:防衛白書

 その内容や、防衛政策そのものを肯定するか反対するかは読者各位にお任せしますが、「一度は目を通しておきなさい」という類のものですね。毎年目を通せというのではなく、おおむねどんな内容が書かれている白書かを知る、というレベルでOK。目次だけでもいいさね。特に若いマニアの方はお早めに。成人したら「国策や周辺国との関係を知っておくくらいは社会人としての常識だろ」と言われるのがオチです。

・本Blogでの参考記事;

政策(安保3文書)を読もう - 用廃機ハンターが行く!

 

 さて、用廃機ハンター的には「資料6 主要航空機の保有数・性能諸元」をチェックです。調達機数(納入機数)から保有機数を差し引けば、用廃となった機数が判りますね。

防衛白書の資料編はこちら;

https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2024/pdf/R06shiryo.pdf

 

私が注目するのは以下の機種でしょうか;

AH-1S 残り40機!

 以下の記事でザックリまとめていますが、見直すと粗が目立ちますなぁ。おいおい直します。

陸上自衛隊 AH-1Sの展示機 - 用廃機ハンターが行く!

写真1 保有機数は40機。あと5年くらいは各地で見られそうだけれど、運用方針が変われば一気に全廃となる可能性も。様々なアングルで記録を残しておきたい機種だ。(2024年6月24日、木更津駐屯地周辺)

 

・UH-1J 保有機数は106機。用廃機が増えてまいりました。新たな展示や従来の展示機・訓練機の更新があるのではないかとワクワクしております。

陸上自衛隊 UH-1Jの用廃機 - 用廃機ハンターが行く!

写真2 各地でUH-1Jの展示機が増えるぞ、ワーイ!でも、その代わりに古いUH-1BやUH-1Hが消えていく・・・。(2023年5月27日、北宇都宮駐屯地祭)

 

P-3C 101機調達したP-3Cも32機となりました。101機のうち5機がOP-3Cへ改造されているので、母数を96機として考えるべきかもしれないけれど、「機数は往時の三分の一になっちゃった」という表現は問題なく使えるだろう。

海上自衛隊 P-3シリーズの用廃機 - 用廃機ハンターが行く!

写真3 航空祭では、もっと振り回してくれてイイんだよ・・・(^^;)。(2009年10月11日、下総航空基地祭)

 

・SH-60J 残るは7機!恐らくは2025年年度末で全廃でしょう。

 艦載機なので関西に行かないと見られない・・・、いや、失礼。大湊と館山では常駐していない。来る7月21日の館山ヘリコプターフェスティバルin TATEYAMAでは展示される予定です。関東地方では最後の展示となる可能性がありますね。

海上自衛隊 SH-60Jの展示機・訓練機 - 用廃機ハンターが行く!

写真4 SH-60Jはあと2年ほどで全機退役か。(2015年7月26日、館山航空基地)

 

・E-2C 10機を保有。ほほう・・・(意味深)。

航空自衛隊 E-2Cの用廃機 - 用廃機ハンターが行く!

写真5 13機を調達し、現在の保有機数は10機。(2019年2月5日、三沢基地

 

こんなトコロですかいな。

※ まとめ記事の内容は、細かい数値のミスやら誤記やらがあって、それぞれ見直さなきゃアカンなぁ~とは思ってます。そのうち(涼しくなってから)見直すつもりですので、当面は参考程度に眺めてやってください。

※※ 記事を見直すと昨年も「涼しくなってから見直す」と書いてますね。暖冬だからな~(違)。

 

以上