用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

航空自衛隊 UH-60Jの用廃機

航空自衛隊ではUH-60Jを1991年から救難用に使用しており、現在もなお調達継続中だ。2019年10月15日には名古屋空港で60機目となる98-4610のテストフライトが目撃されている。初期に導入された機体の中には用廃となったものがあるが、それでは何機が用廃になっているだろうか?確認してみよう。

【確認方法】

1. 防衛白書の資料の保有機数一覧には航空自衛隊のUH-60Jの保有機数は記載されて

いない。

2. そこでFlyTeamさんへの投稿写真の撮影日を確認し、近年撮影されていない機体を用途廃止となったものとした。

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写真1 かつては白と黄色の塗装だったUH-60J(68-4565)はすでに用廃。(2008年12月14日那覇基地祭にて撮影)

 

【結果】

1.  68-4565までの15機は用廃となったものと判断する。ただし28-4554号機は1994年12月2日に墜落し、抹消されている。68-4565の最終撮影日は2017年8月6日の千歳。納入から現時点まで23年が経過しており、さらに使用するためにIRAN中であるとは考えにくい。  

2. 78-4566は2018年3月21日の小牧祭に展示された写真が最後の投稿だ。スポッターの多い小牧で以後の投稿が無いのため、退役した可能性が高い。

3. 78-4567は2018年7月22日に千歳で撮影されているが、本年の千歳祭での投稿が無く、小牧でも確認されていない。納入後22年を経過した機体であり、退役した可能性が高い。

4. 88-4568は東日本大震災時に松島基地津波にのまれ抹消。

5. 98-4569は2019年12月12日に小牧で撮影されており、これ以降の機体は納入後の年数から現役と思われる。ただし58-4596は2017年10月17日墜落抹消となっている。

6. 569号機から610号機を保有する(596号機を除く)とした場合の保有機数は42機。なお 現在は千歳、秋田、松島、新潟、百里、浜松、小松、小牧、芦屋、新田原、那覇の11か所に平均4機を配備すると必要な保有機数は合計44機となる。実務上は各拠点の稼働機3機ずつが基本で、秋田と新潟は2機、小牧は教育を行うこともあって6機配備。IRAN中が3~5機、重整備中が5機程度といったところだろう。

以上

編集履歴

27Dec.2019 公開

31May.2020 見直し更新(第1回目、体裁修正)