<編集履歴> 04Aug.2024公開、18Sep.2024見直し更新（第2回目、11月27日オープン）
そういえば、東松島市が整備している道の駅と、そこに展示するというT-4ブルーインパルス（T-4B.I.と略す）の話はどうなったんかいな？
そう考えてネット情報を集めていたら、東松島市の市議会議事録にて不穏な発言があったコトが判りました。以下に当該部分を抜粋しておきます。
＜元情報＞
東松島市議会議事録（令和6年2月定例会、第1回、令和6年2月19日）
※添付URLの議事録の三分の一から真ん中あたりです。
＜抜粋＞
◎市長（渥美巖） それで、ブルーインパルスについては、今当初はもちろんブルーインパルスの機体の確保は実はしていただいているのですが、それを一旦岐阜のほうに今持っていっているのです、岐阜工場のほうに、三菱重工のほうに。そこにあるのですけれども、それを持ってくるのに若干時間もかかるし経費もかかるなということで、どのようにするかということを今考えております。私とすれば、鹿妻にあるような状況というのにはならないと思います。あくまでも平らなところに、松島基地で置いているような形に、平面に見せるような形にしようかなという形であります。だから、平面に見せるということになると、やっぱりそこには、すぐ来ないのであれば、本市には砂像の第一人者おりますから、砂像で当分の間そこに平面でつくれるまではそれも一つの手かなと思っておりますので、いろいろとにかく建物そのものがブルー基調で進めるので、その辺についてはブルーについても今すぐどうのこうのでなく、一応調整しているということで理解いただきたいなと思っております。＜抜粋終了＞
･･･市長さんの誤認もあるようだけど、ザックリまとめると；
(1) 展示予定機は松島基地ではなく、岐阜工場（三菱ではなく川重ですね）にある。
(2) 岐阜から持ってくるにはお金がかかるが、予算処置はしていない。
(3) 鹿妻駅前のT-2ブルーインパルスのように台座の上に飾るのではなく、地上置きとしたい考え。
(4) 今年10月竣工、11月オープン予定の道の駅だが、オープン時に機体の搬入は間に合わず、代替展示（砂像）となりそうだ･･･。
こんなトコロでしょうかね。
これは今年2月中旬の話ですが、その後の進展に関する話は、みつけることができませんでした。なので、今後のことは文字通り「読者の皆様のご想像にお任せいたします」。
個人的には今年度中の展示は無さそうだなと思っています（補正予算で移設費を出すとは思えない。良くても来年度予算での処置となるだろうと予想してます）。
※2024年9月9日ごろ、「オープンは11月27日」との報道があるも、機体展示のことには一切触れられていない。（2024年9月18日追記）
<本Blogでの参考記事>
(1) 2024年1月19日付の河北新報オンライン記事では「T-4B.I.を展示する」という話が消えていた。
【検討中】道の駅にT-4B.I. - 用廃機ハンターが行く！
(2) 「展示される可能性」がある機体は728, 730, 731号機のいずれかだ。ただし、市長発言の「現在、岐阜にある機体」を持ってくるという話が本当ならば（すなわち用廃となっている728, 730, 731号機を展示用に再整備するために、川重に持って行ったという事実が無ければ）、現在は川重岐阜工場の事務棟ビル1階に展示されている46-5726号機を移設するという話になる。川重としては自社製品の宣伝にもなるので、工場構内に展示するよりも良い話であろう。（ただ、松島にあるハズの3機に手を付けずに、岐阜から機体を持ってくるか？という点で、コストパフォーマンス的に見合うのかいう疑問はある。上述3機は、合体／修復／整形ができないほどに部品等を取られてしまっているのだろうか？）
(3) さらに”可能性”の話ではあるが、津波被害によって用廃となった658号機と683号機が、飯岡支所での試験後に川重岐阜工場に搬入されており（その事実は知らない。あくまで"可能性"を論ずる上での仮定のハナシだ）、これをB.I.塗装を施したうえで「ブルーインパルスのT-4」として展示するという流れもあるだろう。繰り返すが、これはあくまで”可能性”のハナシであって、個人的には、このようなルートで上述した2機のうち1機が展示機となることは、まずナイものと考えている。
写真 文章だけではつまらないのでT-4B.I.の写真を張り付けておく。（那覇基地航空祭、2008年12月14日撮影）
以上
