用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

在日米軍基地内の展示機

 滑走路を有する在日米軍基地には普天間基地を除いて三沢、横田、厚木、岩国、嘉手納の各基地に展示機がある。それぞれ「国内唯一の展示機種」が多いが、一部の機体は公開日であっても公開されない場所にあるため、写真コレクションに加えるにはかなりハードルが高い。 別途申請して「撮影許可が得られれば」撮影可能だろうが、ネット上に写真が見当たらないことから、まず許可されないものと思ってよいのだろう。しかし何事も「初めて」ということがある。読者の皆様には頑張って申請を続けるなり、コネを作るなりして撮影できるよう努力していただきたい。

 それでは在日米軍基地内にある展示機を北から南の順でまとめてみよう。

 

1.  三沢基地(空軍、海軍、航空自衛隊) 

(1) 基地正門奥に航空自衛隊の三菱F-1と米空軍F-16Aのモニュメントが存在する。これらは基地公開時に撮影することができる。また基地内部にはF-4CとF-86Fがある。

詳細は別稿記事を参照のこと。

【青森県】航空自衛隊・在日米空軍三沢基地の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

 基地に北東部に隣接する県立航空科学館には米軍のF-16AとUP-3Aのほか、多くの機体が展示されている。こちらも詳細は別稿記事を参照願います。

<機体と座標 Aircraft and Location>

1) F-1 (80-8223, 40.6900N / 141.3649E) 

2) F-4C (64-0679, 40.6922N / 141.3610E)

3) F-16A (78-0053, 40.6900N / 141.3649E)

4) F-86F (62-7508, 40.6922N / 141.3611E)

5) F-16A (78-0021, 40.7079N / 141.3902E)航空科学館展示機

6) UP-3A (Bu. 150526, 40.7072N / 141.3897E)航空科学館展示機

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写真1 三沢基地にあるF-16AとF-1のモニュメント。(2019年9月8日撮影) 

 

2. 横田基地(空軍、航空自衛隊

 例年9月ごろの土日に基地公開イベントがあるが、2機の常設展示機は非公開エリアにあるため見ることはできない。F-86Fは米軍塗装となっている。なお1990年前後にはCT-39Eが展示されていたが、いつの間にか撤去された。

【東京都】在日米空軍/航空自衛隊 横田基地の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

<機体と座標 Aircraft and Location>

1) F-1 (30-8268, 35.7375N / 139.3447E)

2) F-86F (62-7511, 35.7372N / 139.3447E)

 

3. 厚木基地(海軍、海上自衛隊

 基地正門付近にSNJ、A-4E、F-4Sがある。また少し入ったグラウンド周辺に残りの機体が展示されている。例年4月中~下旬の友好祭と7~8月頃の盆踊り大会の際が撮影のチャンスだ。詳細は別稿記事を参照のこと。

【神奈川】海上自衛隊・在日米海軍厚木基地の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

<機体と座標 Aircraft and Location>

1) A-4E (Bu.151074, 35.4579N / 139.4333E) ”Bu.150122'と記載されている。

2) SNJ-6 (Bu.112068, 35.4579N / 139.4338E)  海上自衛隊に”6196”として供与

3) F-4S (Bu.155807, 35.4577N / 139.4333E)

4) EA-6B (Bu.160786, 35.4567N / 139.4343E)

5) UH-3H (Bu.152704, 35.4562N / 139.4341E)

6) F-14A (Bu.161141, 35.4562N / 139.4352E)

7) SH-60B (Bu.161564, 35.4567N / 139.4349E) 

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写真2 基地内のF-14A。(2019年4月27日撮影)

 

4. 岩国基地海兵隊、海軍、海上自衛隊

(1) 永らく岩国基地正門にあったOA-4Mは2017年に基地入場門付近を整備した際に米軍エプロン近くの別な場所(34.1499, 132.2363)に移転された。

(2) F/A-18Cは2020年1月10日に正門脇(34.1512, 132.2214)に設置された。ノーズナンバーは実在しない242となっているが、恐らくは岩国基地に恒久展開しているVMFA(AW)-242に関係しているからなのだろう。

(3) 基地正門近くの旧海軍掩体壕(レプリカ?)内には映画「ゼロ戦燃ゆ」の撮影用に作られ、撮影後に寄贈されたゼロ戦のレプリカが展示されている。

(4) 基地内の一般人が行けないエリアにPS-1(5813号機)およびB-65(6725号機)が展示されている。

<機体と座標 Aircraft and Location>

1) F/A-18C (Bu.?, 34.1512N / 132.2214E) WD242, VMFA-212と記載

2) OA-4M (Bu.154638, 34.1499N / 132.2363E)

3) PS-1 (5813, 34.1318N / 132.2476E)

4) B-65 (6725, 34.1317N / 132.2480E)

5) ゼロ戦21型(レプリカ、34.1518N, 132.2238E) 映画「零戦燃ゆ」使用機 

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写真3 2017年初頭までは正門脇にあったOA-4M。(2010年5月5日撮影)

 

5. 普天間基地海兵隊

普天間基地内に展示機は存在しない。

 

6. 嘉手納基地(空軍、海軍)

(1) 嘉手納基地内の展示場にある展示機群。2000年頃の基地公開の際に1度だけ公開されたことがあるが、通常は目にすることすらできない。

(2) F-4Cは37433(63-7433)と記入されているが本当のS/Nは64-0913というのが定説。本物の63-7433は嘉手納基地でBDR訓練に使用されたあと糸満でスクラップになったという。 

(3) F-15A、F-100A、F-105Fは展示のために国外から搬入したもの。そこまでやるか。

(4) F-86Fは航空自衛隊で使用されたRF-86Fに手を加え、わざわざ元の戦闘機仕様に直して展示されたものとされている。航空自衛隊時代のS/Nは不明だ。 

<座標 Location> 26.3325N, 127.7577E

<機体 Aircrafts>

1) F-4C (64-0913)  ’37433(63-7433)’と記入されている

2) F-15A (74-0088)

3) F-86F (S/N?) ”52-4341”と記載、元航空自衛隊RF-86Fを通常型に改修して展示

4) F-100A (52-5756)

5) F-105F (62-4418)

6) T-33A (53-5612) 元航空自衛隊

7) CT-39A (62-4484)

 

7. その他

(1) 徳島市クリニック釈羅のA-4E(Location: 34.1374, 134.5847)

 在日米軍基地展示機ではないが米軍から寄贈されたBlue Angels塗装のA-4E (Bu.151095)が徳島空港の西北端付近のクリニック釈羅(旧フランシスコ D べニア メモリアル診療所)の敷地内に展示されている。

ネット情報によると1994年頃にこの病院関係者が厚木基地司令と厚木基地内に旧日本軍機が埋まっているかどうかで賭けをしたのだそうな。景品は当時引退したてのA-4E。掘り返していたらいくつか部品が見つかり、めでたく機体は病院のモノに。整備・塗装は日本飛行機(株)が行い、機体は三分割されて(恐らく前部胴体、後部胴体、主翼)徳島に運ばれ、1997年2月16日以降公開されているのだそうな。

ちなみに私自身は未訪問。近い将来、徳島基地航空祭の時に基地に展示されたS2F-1やS-62と共に撮影したいと思っているところだ。

 

(2) 岡山県(?)の個人宅

 ネットを眺めているとスカイホークおよびハリアーの機首部分を自宅にお持ちの方がおられるようだ。ご本人のブログがあり、また航空機とは関係ない分野の著書や文献等の発表をされている方だが、積極的に公開しているものではなく、また「見においで」という方向性では無さそうなので、本Blogでは「存在する」事実のみを記しておく。

 

以上

<編集履歴>

14May.2020 公開

10May.2021 見直し更新(第7回目、体裁見直し、横田基地のリンク貼り付け)