<編集履歴> 25Feb.2021公開、07Oct.2022見直し更新(第2回目、情報更新)
<場所 Place> 〒252-1105 神奈川県綾瀬市蓼川
海上自衛隊厚木航空基地 海上自衛隊 厚木航空基地 オフィシャルサイト
米海軍厚木航空施設 https://www.cnic.navy.mil/regions/cnrj/installations/naf_atsugi.html
<行き方 Access>
(1) 正門までは相模鉄道相模大塚駅から約1.8㎞、バスを利用するか、25分程度歩く。さがみ野駅からは若干近く約1.6km、徒歩で20分程度だ。
<解説General>
(1) 海上自衛隊および在日米海軍の基地。基地正門付近にSNJ、A-4E、F-4Sがある。また少し入ったグラウンド周辺にSH-3、EA-6B、SH-60B、F-14Aが展示されている。SNJを除く6機はいずれも「国内唯一の展示機」だ。
(2) 例年4月中-下旬の日米友好祭(基地公開)と7-8月頃の盆踊り大会の時が撮影のチャンス。(ただし2020年、2021年は新型コロナウイルス感染防止のために友好祭は中止)。
(3) 展示機の塗色は厚木基地に所属していたCVW-5の部隊が変わるごとに担当する航空部隊ごとのカラーに塗り替えられていた。これら全てのマーキングを集めるとそれなりに見応えがある変遷集ができるが、本Blogでは(全てを撮影していないし、メンドウなので)やらない。各機種ごとに1~数枚程度を貼りつけておくのみとします。航空部隊が岩国に移転したあと、2022年8月20日に行われた盆踊りの際に訪問したが、A-4EとF-14Aのマーキングは落とされていた。今後、どのような塗装になるのか楽しみにしている。
<機体と座標 aircraft and location>
1. A-4E(Bu.151074、35.4579N, 139.4333E)
元VC-5所属機(UE-12か?)で1992年4月上旬ごろには厚木基地で用廃となっていた機体。主翼後縁近くの胴体には1967年に抹消されたBu.No.である”150122'と記載されていたが、2022年8月20日に行われた盆踊りの際にはBu.No.と尾翼のマークは消されていた。
写真1 A-4E。2022年8月時点では尾翼のマークとBu.No.は消され、胴体の文字は”Dumbusters”となっていた。(2017年04月29日撮影)
2. SNJ-6(Bu.112068、35.4579N, 139.4338E)
海上自衛隊供与後は”6196”として運用され、下総基地第3術科校で教材となっていた機体。1985年5月19日の厚木基地祭にて再塗装された機体がエプロンにて展示された後にゲート脇のマッカーサーガーデンに設置された。1985年の公開展示時点から1989年の基地公開ごろまでは機体半分は海上自衛隊塗装、半分が米海軍塗装であったが、その後は全身米海軍塗装となっていた。コロナによって公開行事が中止となった2年間を経て、2022年8月20日の盆踊りの際に訪問すると本機は再び半身海自、半身海軍の塗装となっていた。ヒコーキ雲では本機を”SNJ-5”とするが、アメリカ系のマニアサイトの多くはSNJ-6としている。Bu.やcn.が正しいのであればSNJ-6とするのが正解だ。
写真2 キャノピーは黒く塗りつぶされている。2022年8月には全体が黄色のトレーナー塗装になった。(2017年04月29日撮影)
3. F-4S(Bu.155807、35.4577N, 139.4333E)
在日米海軍最後のF-4Sが本国に向けて厚木基地を飛び立ったのは1986年4月26日のこと。その際にVF-161所属のNF-101/Bu.153881が見せた超低空離陸は伝説となった。この展示機はその前後に設置されたのだが、設置年月日は不明だ。1991年の基地公開時には存在していた。2022年8月20日の盆踊りの際には胴体エンジンノズル脇に描かれていたBu.No.は消されていた。
写真3 F-4S。(2018年04月21日撮影)
4. EA-6B(Bu.160786、35.4567N, 139.4343E)
2009年3月13~15日にかけて設置作業が行われた(ポール上への据付けは3月15日)。2022年8月20日の時点では機体左右のマーキングが異なっている。
写真4 EA-6B。(2017年04月29日撮影)
5. UH-3H(Bu.152704、35.4562N, 139.4341E)
2007年に設置され、8月18日の盆踊り大会が初公開となったが、この時には周囲にまだ芝生は植え付けられておらず「設置したて」の状態だった。
写真5 UH-3H(2017年04月29日撮影)
6. F-14A(Bu.161141、35.4562N, 139.4352E)
設置時期不明だが2002年には存在していた。機体が大きいことと人気機種のために公開時には常に見学者が周囲にいるので「人を入れない機体だけの写真」を撮るにはかなりの強運と人がいなくなるまで待つ忍耐力が必要だ。2022年8月20日の盆踊りの際にはBu.No.と尾翼のマークは消されていた。
写真6 人を入れずに撮るのはかなり大変。(2019年04月27日撮影)
7. SH-60B(Bu.161564、35.4567N, 139.4349E)
こちらも正確な設置年月日は不明だが、2014年5月6日の基地公開時が一般初公開となった。2022年8月20日の盆踊りの前に塗り直されたようだ。以前とは誤差範囲程度の違いはあるものの全体としては同じ塗装を保っている。
写真7 SH-60B。(2017年04月29日撮影)
以上