用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【湖北省】荊門市 荊門極客公園(情報のみ)

<編集履歴> 19May.2020公開、08Oct.2020見直し更新(第3回目、AG600に関するコメント更新)

<場所 Place>  荊門爱飞客极客公园(愛飛客極客公園)、湖北省荊門市、荊門漳河空港の東約2.5km道路沿い。

<座標 Locationと機体 Aircraft>  

第1区:30.9845, 112.0865付近にSH-5(9113)など大型機を中心に約6機

第2区:30.9856, 112.0783付近に戦闘機など約15機

<訪問日 Visit> 未訪問、ネット情報のみ。

<行き方 Access>

1.  武漢から荊門市までは6時半ごろから18時半ごろまでの間に1時間に二本程度のバスの便がある。所要3時間、101元。

2. 武漢から荊門市まで鉄道だと40.5元(硬座のみ)、約4時間。運行頻度は一日2本程度(日中1本、夜行1本)のようだ。

3. 空路行くことも可能だが、2020年5月19日時点では運行状況は不明。空港からのアクセスも不明。

4. 荊門市内から21路バス(龙泉中学至漳河旅游码头、10分間隔2元)で“极客公园”下車、あるいは11路バス(龙泉中学至避暑山庄、10分間隔2元)で“三岔路”下車後徒歩。いずれも17:50が最終バスなので遅くまで公園に残っていると帰れなくなる。

<解説General>

1. 武漢の北西約250kmの荊門市。漳河水庫(貯水池)の東岸に作られた空港脇にある公園。2019年5月1日に正式開園した。「极客公园」が正式名称だが、地名をつけて「荊門极客公园」あるいは「爱飞客极客公园」と称される。入場料55元、入場は毎日0800-1730(無休)。展示機数は27機だが、レプリカも含まれている。

正式開園を伝えるサイト:

https://baike.baidu.com/reference/20449519/-yNoCsJ04IW4-mIp06C4oyvVcOGUBW7UcnVX8CZ69tZUs4VtXOOYBW1QcV-LHvvPTYJ5CMqC6XHYz3k4siTX1Va7DYvpROEzGb2_UXNEtsdCdzNaTdONpnWv6r--TWZJ5atA

2. GE-Pro画像を見ると2016年2月26日には畑だったエリアが2017年7月26日画像では既に航空公園となっており、機体が配置されていることが確認できる。

3. 2017年ごろにこのエリアにて航空公園開園のためか、何らかのイベントが行われた際の写真が百度に掲載されている。プレ開園記念イベントだろうか。

4. 2019年5月1日正式開園とのことだが、その後に撮影されたと思われる写真はほとんど存在しない。武漢あたりから二泊三日程度の見学旅游ツアーが催行されているので、入場できることは間違いなさそうだ。なお、あまりに辺鄙な場所にあるので、皆さんが訪問された際には自然休園となっている可能性もあるので注意されたい。

5. 荊門漳河空港は開発中の4発大型飛行艇AG-600の飛行試験基地でもある。この飛行艇は2年前に離着水に成功したものの、映像を見る限りでは離水するまで滑水時間が長く、またポーポイズが酷いため実用にはなるまい、というのが個人的な予想。2020年秋の珠海航空展(コロナ対応で9月に中止通知あり)に出品するためにはそろそろ動きがみられるハズ、と注目していたら、5月8日にタキシングや水上滑走を行い、7月26日には青島に飛来し「鏡のような海面」に着水し、また離水して戻っていった。youtubeに映像あり。

4. 荊門漳河空港では2015年秋以降、「愛飛客飛行大会」というエアショーを何度か開催している。2015年10月4-6日、2016年9月30日-10月3日、2018年9月21-23日に開催された。2017年は9月開催予定報道があるも開催報道が無いので中止したものと思われる。参加するのは小型機ばかりが数機~10数機だが、ヨーロッパ各国から招待した民間小型機アクロチームが参加したり、下駄履き機(フロート付の機体)が展示されたりする。2015年の写真にはJ-15やJ-20が写っているが、おそらくは本稿で紹介した公園に展示するためのレプリカだろう。入場料は2017年開催時で150元。9時頃から17時頃まで。入場者は一日数万から会期中で30万人との報道も。開催時には7-8月ごろから報道されるので注目したい。 

 

以上