用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【台北】新北市の軍人公墓

<編集履歴> 30Oct.2019公開、15Feb.2022見直し更新(第2回目、体裁見直し写真追加)

 

<場所 Place>    新北市樹林区の軍人公墓

<座標 Location> 25.0133N, 121.4087E

<訪問日Visit> 13Aug.2011  and 19Feb.2017

<行き方 Access>

(1)  台湾鉄道樹林駅西口前よりバス(No.701, 843, 985)に乗り道なりに3.8km、約10分の「公路新村」で下車。ここから310m、徒歩約4分。

(2) 台湾MRTの廻龍駅で下車し、徒歩約15分1.04km。

<解説General> 

(1) 台北駅から直線で西南西に11.4kmにある軍人公墓。一年365日24時間いつでも訪問可能。入場料不要。機体は写真に示したように高低差のある敷地の低位に展示されており、上位からの撮影が可能。冬季には午前10時頃までは上位の影が機体にかかるのでお昼前後に訪問するのがベスト。時間のある方はGoogleMap/Earthの位置関係と太陽高度からより良い訪問時間を算出してみよう。

(2) 2011年訪問時にはTF-104Gのみが展示されていた。その後、敷地内の改装が行われた際に新たに二機のF-5Eが搬入されるとともに展示場所の移動が行われた。

(3) No.701のバスは台北西門近くが始発なので乗り通しても良いがかなり時間がかかる。樹林駅までは鉄道を利用することをお薦めする。

【展示機 Aircrafts】

(1) F-5E (5154 / 75-0327)  制空迷彩を施した単座機。

f:id:Unikun:20191030084430j:plain

写真1 訪問時には再塗装作業中で国籍マークも機体番号も描かれていなかった。(2017年2月19日9時30分ごろ撮影)

 

(2) F-5E (5187 / 75-0360) もう一機が単座機なので複座機が展示されているのかと思いきや、こちらも単座機だ。

f:id:Unikun:20191030082207j:plain

f:id:Unikun:20220215144335j:plain

写真2,3 高低差のある敷地の低位にある機体を撮影できる。午前の早い時間には機体に撮影者自身の影がかかる。10~11時ごろに訪問すると良いだろう。(2017年2月19日午前9時30分ごろ撮影)

 

(3) TF-104G (4192 / 63-8465) 元西ドイツ空軍の”27+07”。誰かがブラ下がったのだろう、ピトー管が折れ曲がっている。

f:id:Unikun:20191030082654j:plain

f:id:Unikun:20220215144241j:plain

写真4,5 子供がぶら下がるためピトー管が折れ曲がっている。もぎ取られるのは時間の問題だろう。(2017年2月19日午前9時30分ごろ撮影)

 

【その他】

ここには航空機の他にM41戦車やM-42A1対空砲、いくつかの野砲、艦載機銃や艦載砲、ナイキミサイルなどが展示されている。

f:id:Unikun:20220215144610j:plain

写真6 ナイキミサイルの弾頭部。持参した標準ズームレンズでは全景は入らなかった。(2017年2月19日午前10時ごろ撮影)

 

f:id:Unikun:20220215144629j:plain

写真7 M-42A1対空砲。写っていないが隣にM41戦車がある。(2017年2月19日午前10時ごろ撮影)

 

【余談】

(1) 台北観光のついでに立ち寄ることができる。朝8時半ごろに台北駅を出発し、次のコースで中正紀念堂に行くと、おおむねお昼ごろになる。鉄道、バス、MRTと各種の交通機関も体験できるので初心者にお薦めだ。

台北駅ー(鉄道)ー樹林駅ー(バス)―公路新村ー(徒歩)ー軍人公墓ー(徒歩)ーMRT廻龍駅ー(MRT)ー行天宮(観光)ー(MRT)ー中正紀念堂 

 以上