<編集履歴> 17Feb.2022公開
<場所 Place> 新北市淡水區英專路151號、淡江大學
<座標 Location> 25.1763N, 121.4508E
<訪問日Visit> 18Jun.2006 and 17Aug.2009
<行き方 Access>
(1) MRT淡水線の終点淡水站から北に道なりに約700kmを歩くと淡水大學の正門に着く。機体があるのはキャンパス内の工學大樓(工学館)の脇で、正門から約500m。キャンパス内の海事博物館の裏手になる。
<解説General>
(1) 大学キャンパス内の工学部棟の脇に教材機としてF-100AとUH-1Hが置かれている。また道の反対側にある海事博物館の脇にPL-1BとセスナU206が置かれている。日中は自由にキャンパス内に入ることができたのだが、コロナ禍の昨今は入場規制があるかもしれない。
【展示機 Aircraft】
(1) F-100A (0214 / 53-1571) 本機は1984年に退役し、1988年3月に展示された。2015年にPL-1と共に修復作業が行われている。
写真1,2 工学館脇のF-100A。(上:2009年8月17日9時ごろ、下:2006年6月18日13時ごろ撮影)
(2) UH-1H (NA-519) 2017年12月22日に花蓮空軍基地から陸路運ばれ、以前はC-45があった場所に設置された。
(3) PL-1B (5845) 空軍を1989年に退役した後に展示された。2015年にF-100Aと共に修復作業が行われている。
写真3,4 海事博物館の脇にあるPL-1。8月17日9時ごろの光線具合は機体前半分に強い光が当たり、また後ろ半分は影となるような状況であって良い絵にはならなかった。(上:2006年6月18日13時ごろ、下:2009年8月17日9時ごろ撮影)
(4) セスナU206F (B-11101) 1988年12月21日に台灣航空公司から寄贈された。元はN4934F。形式を"U206A"としている資料が多いが、どちらが正しいのか確認はしていない。
写真5 木陰にあるセスナU206F。(2009年8月17日9時ごろ撮影)
【展示後廃棄】
(1) ビーチD18S (B-205) この機体はAT-11として製造されたもので、改修を経てC-45と呼ばれていた。それをD18Sと言って良いものなのか、私自身は現時点で納得していない。遠東航空から1977年6月に寄贈された機体であったが、2015年7月30日に解体撤去された。
写真6~8 2015年に撤去されたC-45。現在ではこの場所にUH-1Hが置かれている。(上2枚:2009年8月17日、下:2006年6月18日撮影)
【余談】
(1) 淡水は夕陽が美しいと言われる観光スポット。言い換えれば「西日がキツイ」場所だ。亜熱帯モンスーン気候の台北近郊かつ河口付近のこの場所は、一日中地面を熱し続けた太陽が沈む時間帯には湿度もMAX!ロマンチックな夕焼けを存分に楽しんでいただきたい。(ただし冬季の一時期だけは風が吹くと寒いくらいになります)
(2) キャンパス内の海事博物館は商業船舶と船体や運用システムの工学的説明が主体であり、訪問時には商業用船舶の模型はあったものの軍艦模型などミリタリー系の要素は無かった。ご参考まで。
以上