用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【雑談】マニアの終活特集

<編集履歴> 27Dec,2023公開、31Dec.2023見直し更新(第2回目、見直し修正、加筆)

 

思い付きネタです。

お題は「マニア活動の最後をどう締めくくる?」

永年に渡って集めたマニア活動の成果の数々。

 お宝モノが多いハズだけれど、”一般論として”、家族には理解されず、「お父さんと一緒に”処分”できて、ようやくお家が広くなったワ」と言われるのがせいぜいではないかと自虐的に思っている。

 ま、これは半ば冗談として、マジメにコレクションをどうするよ?というのがテーマです。コレクションが多い人ほど、普段から家族に「何かあったら、コレクションをどのように処分するか」を話してますか?自身が突然倒れた時に、遺された家族がコレクションの処分について相談できるような「同じ趣味の者」を家族に紹介していますか?などとも考える。かつて「俺が死んだら、集めた名画と共に焼いてくれ」と言い残して亡くなり、世界中の非難を浴びて、死後にその名を広く残された方もおられました(遺言は守られず、名画は救われた)。多くのコレクションは自らの死後には廃棄されてしまうと思うけれど、いくつか思いついたことを記しておく。

 

(1) 写真 

 1) 1960年代に「脂がのって」写真を撮っておられた方(当時30-50歳としておく)は現在90歳台から上で、すでに鬼籍に入られた方も相当おられるかと思う。「遺品」としてのネガや写真は弟子のマニアに引き継がれたのだろうか。厚木や横田のマニアが古い写真をまとめた集が何冊かありますが、「その他の基地」の状況はいかがでしょう?岐阜基地の試験機材写真集なんてマニアックでイイと思うのだけれどなぁ。(でも、解説のつけようがない機材も多く、多分売れないだろうなぁ。)

 2) 1976年のアメリカ建国200年記念塗装を撮っていた中堅世代(同じく当時30-50歳とする)は現在77歳台から後半。”まだ、少しはがんばれる”世代だろうか。デジタルカメラも使い、ネガやポジの一部はデジタル化して残しているのだろうか。そして残したデータは「どうするつもり」なのだろうか?ポジをハードディスクに移したところで力尽きるのだろうか(笑いこっちゃないけれど、自分の将来でもあるような気がする)。

貴重なデータだけれど、キチンと残す仕組みが国内には無いように思えるのですよね。

ネタとして問うておこう。「何か考えてますかー?」

 

(2) 動画

 8ミリや16ミリの映像、βやVHS、その他の媒体に保存した動画の数々。現在でも見ることの出来る媒体にデータを移し換えてますか?せめて、その媒体に「いつ、どこで、何を」撮ったのか記録を付けてますか?特に貴重なシーンは何か特記してますか?遺された方は「撮影した時と同じ時間をかけて全てを見よう」とは考えないだろうなぁ。

 

(2) グッズや資料等

 当時のパンフレット、固い紙の航空券、搭乗すると貰えた旅行バッグ、機内食のメニュー、絵葉書などなど。さぁ、どうしましょ?オークションで時々見かけるけれど、あまり高い値段は付かないようですね。パッチや識別帽、Tシャツなどはそこそこの値がつくかな?パッチの場合には本としてまとめて出版した例がありますね。多量に集めて、キチンと整理して展示すれば、それなりの文化史を確認できる資料になるハズだけど、これらを受け入れられるような国内の場所は限られてますね。さぁ、どうする?

 

(3) 図書

 国内誌は国会図書館でなんとか閲覧できるけれど、古い海外誌はなかなか見ることはできないし、そもそも古い海外誌を見たいという需要は、まず、あるまい。イギリスのBinbrook基地(現在では跡形もない)でライトニングが飛んでいたよ、なんてハナシに興味あるかいね?(ヒコーキマニアサイトで物持ちの良いイギリス人マニアに問い合わせた方が早い気がする)

 

(4) プラモデル

 「積み上げるために購入する」「家人が住む場所がなくても、プラモデルを置く場所だけは確保する」など、家族の理解を得られないコレクションアイテムの筆頭のような気がしている。自身の死後はどのようにして欲しいですか?と笑いながら問いかけておきます。

 

(5) 機体や部品

 ようやくこのBlogらしさが出てきますが、個人で機体を持っておられる方は最終的にどうするおつもりですか??? 仲間うちで融通しあう(でも、お友達も、大体は同じお年頃のハズ)?売りに出す?数年前にヤフオクでT-33Aの胴体が出品されていたことがありましたけれど、その後どうなりましたかね?たしか四百万円くらいだったかな?今年になってからは元福岡県朝倉市の音楽館にあったKM-2が280万円くらいで出品されてましたね。日本の経済状況を考えると、機体を置けるだけの土地と、家と、お金のあるマニアは激減しているのではないかと思っていたりします。

 

(5) 自身の経験談など

「むかしむかし、あるところでは、こんなコト、あんなコトやってたんだよ」という話はまとめると面白いのですけれどね。現代版”柳田國男”をやってみようと思う方、話してもイイヨという方はおられませぬか。航空ファン誌では救難団の話を、Jウイング誌ではF-104の話や昔からのマニア話を取り上げてますが、F-86D/Fの話は、そろそろ聞きたくても聞けなくなると思います。

 

 なんかね、「コアなマニアは自分の趣味の将来を、このように考えている!」なんて特集を組んだら、保管/保存方法についてのビジョンなど、面白い話が出てくるのではないかと思うのですけれどね~。

 雑誌で取り上げるもよし、「デジタル化ならお任せを」というサービス業務の売り込みも良し。ぜひともウチの資料館にご寄贈をという話が湧いて出れば、もっと良し。この正月にはウチのジイちゃんの話くらいは本腰入れて聞いておくか、と思い直すだけでもよし。

 どこかの誰かさん、もう少し掘り下げて「マニアの終活話」を取り上げてみていただけませんかね~、とつぶやいておきます。

特にオチの無い話です。

失礼いたしました。

写真 Myasishchev M-55 Geophysica。「昔はなぁ~、こんなのも飛んでいたダヨ~」というようなハナシを、いかにして残していくか?(Zhukovsky、2012年8月11日)

以上