用廃機ハンターが行く!

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【釜山】シルラデハッキョ(新羅大学校)の教材機

<編集履歴> 08Nov.2023公開、09Nov.2023見直し更新(第1回目、見直し実施、写真追加)

 

<場所 Place> 釜山広域市沙上区 新羅大学校 

https://www.silla.ac.kr/ko/

<訪問日Visitt> 06Nov.2023 

<行き方 Access>

(1) 釜山地下鉄2線ササン(沙上)駅(すなわち釜山西部バスターミナル)から山沿いに郊外方面に向かう市バス(No.62)に乗車して10~15分ほどでシルラデハッキョ(新羅大学校、学生が登下校時に利用する大学敷地内のバスロータリー)に到着する。

(2) 釜山地下鉄2号線グナン(亀南)駅から山沿いに釜山中心部に向かう市バス(No.128-1, 129-1)に乗車して10~15分程度でシルラデハッキョ(新羅大学校、上述したバスロータリー)に到着する。ササン駅のバス停より大学に行くバスの路線数が多いだけでなく、駅の規模が小さく、ササン駅よりもバス停を見つけやすいので、こちらの駅を利用する方がお薦めだ。

※上述のバス路線は他の地下鉄駅脇も通過するが、大学近傍の見つけやすいバス停のみを記してある。詳細は各自で確認してほしい。

 

<解説General> 

(1) 釜山広域市金浦空港近くのチョイトした山(高台)の中腹にある広大なキャンパスの一番奥に工学部(航空学科)のハンガーがあり、その中に2機、屋外の駐車場の一角にF-5Eが置かれている。地下鉄駅からバスの待ち時間を入れても大学敷地内のバスロータリーまで20分程度で行くことができる。しかし、そこからF-5の置いてある場所まではビルの高さにして12階分程度以上の坂道を約900m登らなくてはならない。

(2) 韓国の大学は一般の出入りが自由な場所が多く、オジサン(アジョッシ)、オバサン(アジョンマ)が散歩で出入りしていることが多い。このキャンパスでは登り坂の途中でゼェゼェと息を吐いて休んでいると、自分より明らか年上のハイキング姿をしたアジョッシ/アジョンマ達にあっという間に追い抜かされてしまう。「元気だのぉ~」

(3) 本校の漢字表記である「新羅」のハングル読み(カタカナ表記)は、シンラか、シルラか、それともシラか?日本語Wikipediaでの表記はシルラだが、英語表記からではシラとなる。本Blogでは気分でシルラとしておく。

 

【教材機 Aircrafts for educational use】

(1) F-5E (50-515, 35.1632N / 129.002E) 実習用機体の入った格納庫の外側に機首を北北東に向けて置かれている。機体右側と機体後ろ側は山が迫っているので引いた写真は撮れない。本機は左前側が低くなるように傾いている場所に置かれている。トリミングツールを使って調べたところ、正面から見ると右側(左翼側)が約4度下がり、また機体左側面から見ると前後では前側に約2度下がっている。このためカメラを水平にして撮影すると、撮影位置とアングルによっては、ものすごく違和感のある写真が撮れる。

機首方位から考えて午前中は機体右側が順光、午後は機体左側が順光となる位置にあるが、山が迫っているので夏の夕方以外は山影や木の影になるものと思われる(訪問時は雨上がりの曇天だった。JetPhotoには夏の夕方に撮影したと思わる、長い影を引いた機体左側が順光となった機体の写真が投稿されている)。

写真1-1, 1-2, 1-3,1-4 機体の左前側が低くなっているので、写真1-1のようなアングルや正面から「カメラを水平にして」撮影するとおかしな感じになる。写真1-2と1-3ではカメラを傾けて「機体が水平になるようにして」撮影している。写真1-4は機体左後方にあるハイキングコースから撮影したもの。これよりも上に行けるが、樹木が邪魔になり、絵にならなかったので撮影していない。この写真も「カメラを水平」にして撮影してるが、何とも落ち着かない作画になっている。最後に機首に書かれたハングル文字は「シルラデハッキョ(新羅大学校)」だ。(2023年11月6日撮影)

 

(2) H500MD (780050, 35.1633N / 128.9997E) 格納庫内にあると言われる陸軍供与の教材機。訪問時には格納庫の扉は閉ざされており、確認できなかった。

(3) LeaJet  25 (N50RW, 35.1633N / 128.9997E) 格納庫内にあると言われる教材機。訪問時には格納庫の扉は閉ざされており、窓から「白い胴体の機体」が見えたものの、機種までは確認できなかった。

(4) GE-Proを見ると、この格納庫は2018年頃にできた建物のようだ。それ以前の画像には2機の軽飛行機とH500MDらしき機影が駐車場に置かれている様子が見える。この2機の機体も格納庫の片隅にあったのかもしれないが、確認はできなかった。

 

【余談】

 ハングルや釜山の交通に慣れていれば、本校のバスターミナルからソミョン(西面)の釜山自由会館に以前からあるF-86Fや、2018年6月21日に設置され、7月1日から公開されている釜山119安全体験館のBK117を訪問するのに1時間程度あれば行けると思う。2023年11月の訪問時には夕方にはフェリーで帰国する予定であったうえ、十分な下調べをしていなかったために所要時間が読めず、どちらの訪問も諦めて帰国することにした。次にまた来ればイイさ。

【釜山】釜山自由会館の展示機 - 用廃機ハンターが行く!

以上