用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【宮城県】陸自 霞目駐屯地の展示機(情報のみ)

<編集履歴> 25Mar.2023公開、26Mar.2023見直し更新(第1回目、駐屯地祭の時には隊舎地区も公開されているとのこと)

 

<場所 Place>  〒984-0035 宮城県仙台市若林区霞目1-1-1 陸上自衛隊霞目駐屯地

陸上自衛隊

 <訪問日Visit> 21 Apr.2013, 20Apr.2014ほか数回(駐屯地祭のみ)

<行き方 Access> 

(1) 正門まではJR仙台駅から308系統「霞の目営業所」行バスで終点「霞の目営業所」まで行き、下車後に約5分(約400m)を歩く。バスの便は概ね1時間に2本、所要16分300円。

(2) 仙台地下鉄東西線「薬師堂」駅下車、50系統「霞の目」行きバスに乗り、「霞目飛行場前」下車、目前。バスの便は概ね1時間に2本、所要10分190円。

<解説General>

(1) 東北方面航空隊、東北方面輸送隊、駐屯地業務隊及び業務諸隊が駐屯する、700mほどの滑走路のある駐屯地。道路を挟んで隊舎地区(事務棟エリア)と飛行場地区(通称は霞の目飛行場)に分かれているが、展示機があるのは隊舎地区の正門付近だ。

(2) 例年4月中旬ごろに駐屯地祭を行っている。私が訪問した際には隊舎地区は公開されていなかったが、その後、コロナ直前の頃には開放されて展示機を撮影することができたそうだ。用廃機を撮影するために霞目駐屯地祭を訪問する人はまずいないと思うが、確実を期すならば事前に公開予定の有無を確認しよう。

(3) 駐屯地内には防衛館という広報施設があり、月~金の午前9時から午後4時まで見学可能だが、10日前までの予約が必要となる。主な見学内容は広報室長による自衛隊の概要説明、霞目駐屯地の説明、災害派遣のDVD鑑賞、防衛館見学、ヘリコプターの見学(本Blog的にはここが最重要!)などとのこと。詳細は駐屯地HPで確認すること。

(4) 滑走路の両端より活動中の機体の撮影は可能だが、主体はヘリコプターであるため滑走路端では高度は高く、良好なサイドビュー写真は得られない。

 

【展示機Aircrafts】

 ポジで撮影してるがデジタル化していないので紹介できる写真はない。2023年度中に訪問したいと計画中。

(1) OH-6D (31203 / NEAFM, 38.2378N / 140.9248E)隊舎地区正門脇にある。本機は2009年8月9日の千歳基地公開に参加していたが2012年4月15日までの間に用廃となり、その後は東北方面野整備隊で整備訓練機として使用されてきたようだ。2019年度の霞目駐屯地祭では格納庫内に置かれていた。2021年8月3日には設置されていることが公式Twitter掲載の写真で確認できる。機体のエンジンマウント部に書かれた”NEAFM31203”の"NEAFM"とは東北方面野整備隊の英語名”North Eastern Army Aircraft Field Maintenance”の略称だ。(”A”が一つ足りないのはご愛敬。ただし英訳時に"Aircraft"が必要かどうかは不明)。

(2) UH-1H (41703, 33.2379N / 140.9249E) 2010年9月26日には展示されていた。

(3) LR-1 (22008, 332374N / 140.9249E) 2007年5月20日には展示されていた。

 

【展示後、撤去】(主にヒコーキ雲さんへの投稿情報より)

霞目駐屯地のヘリコプター展示機は入れ替えが多かった。

(1) H-13H (30169) 展示開始時期および撤去日は不明。1985年7月度に撮影された写真が存在する。

(2) H-13H (30207) 展示開始時期および撤去日は不明。1985年7月度に撮影された写真が存在する。

(3) H-19C (40029)  1979年12月24日付で用廃となり展示されていたが2004年4月には撤去されていた。

(4) OH-6J (31054) 展示開始時期および撤去日は不明。2001年4月15日に撮影された写真が存在する。

(5) OH-6J (31068) 展示開始時期および撤去日は不明。2004年4月11日に撮影された写真が存在する。

(6) OH-6D (31138) 展示開始時期および撤去日は不明。2004年11月23日および2007年5月20日に撮影された写真が存在する。GE-Proの2022年9月20日取得画像には新たに展示された31203号機と共に機影が確認できるが、本Blogでは置換撤去されたものとして扱う。

(7) UH-1B (41569) 展示開始時期および撤去日は不明。1990年3月20日付用廃とされる。2010年4月18日に撮影された写真が存在するが2010年9月度には撤去済であった。

(8) V-107(51720, KV107II-4) 展示開始時期および撤去日は不明。隊舎地区のグランド脇に置いてあった。1993年10月8日に撮影された写真が存在する。

 

【余談】

 2013年4月21日の駐屯地祭の時のこと。この日は開門後に「雪」となり、展示機がみるみるうちに雪で覆われていった。そんな天気でもヘリコプターは強い!大編隊航過こそキャンセルされたが、各機が低空で目の前を通過し、一通りのデモフライトを行ったのだった。震災から2年、「こんな天気でも頼りになるのだなぁ」と感じるとともに311対応は大変な季節の出来事だったと改めて思いだしたひとときだった。

写真1 駐屯地祭の最中に雪に覆われていく地上展示のUH-60JA。(2013年4月21日)

 

写真2 雪の降る中で行われたデモフライト。(2013年4月21日)

以上