<編集履歴> 23Nov.2019公開、13Feb.2022見直し更新（第6回目、展示開始時期追記）
<場所 Place> 高雄市岡山區介壽路60號、兆湘國民小學
<座標 Location> 22.7847N, 120.2871E
<訪問日Visit> 26Nov.2017
<行き方 Access>
(1) 高雄から台鉄岡山站下車。西南方向に道なりで約2.2km、徒歩約30分。レンタサイクル、レンタバイク、タクシーを使っても良い。
(2) 高雄からMRT南岡山站（現在の終点）下車。北東に道なりに約1.9km、徒歩約25分。上記(1)と同様にレンタサイクル、レンタバイク、タクシーを使っても良い。
<解説General>
(1) 台鉄の岡山站あるいはMRTの南岡山站から台湾空軍岡山基地正門あるいは正門前にある軍史館（軍機展示場）に行く途中にある小学校の校門内部にT-CH-1が置かれており、校門から撮影できる。校門が閉じている時間でもそれなりに撮影はできるが、脇の植樹が育っている可能性がある。できれば開門時間内に訪問し、少しばかり校内に入って”撮らせてもらう”方がよい。私が訪問した後の2018年～19年ごろにかけて校舎の改築が行われたが、校門付近に変化は無いようだ。ただし訪問時に校門脇にあった歩道橋はGE-Proの2018年2月25日取得画像では既に撤去されていたので、写真3に示した見下ろすアングルでの撮影はもうできない。
(2) 駅からは徒歩、もしくは市内の所定場所で乗り捨て可能なレンタサイクル（事前に支払い登録が必要）、レンタバイク、タクシーを利用する。台鉄岡山站からのタクシー料金は100NTD前後だろう。復路はタクシーの配車アプリを利用するか、往路でのタクシー下車時に交渉して所定時間に来てもらうか、歩いて戻るしかない。なお私自身は軍史館・軍機展示場を訪問したり、少し離れた航空教育展示館やその他の基地関連施設などの様子を確認するため、台鉄岡山站から徒歩で往復している。
(3) この小学校はかつては岡山基地に務める軍人の子供のための小学校「空軍司令部附設岡山子弟小學」だったが、1966年（民国55年）8月1日に現在の名称に改称した。「兆湘」とは1957年（民国46年）4月15日にRF-84(S/N: 5603)にて上海への偵察任務の際に撃墜され（厳密には被弾して韓国済州島に降りる際に墜落･･･ということらしい）殉職した「王兆湘」の名前をとったもの。岡山區にある8つの小学校の中で唯一人名を由来とした名称とのことだ。戦史などは詳しくないので詳細はWikiなどで各自調べてください。（毎度の他力本願モード）
【展示機 Aircraft】
(1) T-CH-1 (0720 / 67-3020） 空軍技術学院にあった機体を2014年7月8日に移設したものだ。設置時の報道によると設置後に整備と再塗装を行い、11月に引渡式典が行われているハズだ。垂直尾翼には小学校の紋章が描かれている。報道やyoutubeの動画では「台湾空軍唯一の機体」と言われているが、別記事で記した通り、台湾内には7機のT-CH-1と2機のR-CH-1が存在している。「空軍管轄（空軍管理）の機体では唯一」という意味ではないだろうか（それでも台南基地展示機があるので、おかしな話なのだが）。
参考：【台湾】台湾空軍 中興號の展示機 - 用廃機ハンターが行く！
写真1,2 兆湘國民小學にあるT-CH-1は校門から撮影できるが、このショットはチョットだけ勝手に中に入らせてもらい撮影。学校事務室に挨拶に行くには、さらに奥の校舎まで入らないとならない。（2017年11月26日撮影）
写真3 歩道橋の階段から撮影したショット。この歩道橋は訪問後ほどなくして撤去されてしまったので、このアングルではもう撮影できない。（2017年11月26日撮影）
【参考】
(1) 2014年7月8日に設置されたという記事はこちら。
高市兆湘國小 獲贈空軍除役軍機 - 生活 - 自由時報電子報
(2) 2014年9月11日には本機が展示されていたという報道の動画はこちら。撤去された歩道橋（写真3を撮影したところ）も背後に写っている。この動画は2022年2月12日10時50分の時点で924回視聴となってます。あんまり見られてはいないようですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-1FYPHMBHcc
【余談】
上記の解説の中で記述しているが、ここから道路をまっすくに1.5km進むと岡山空軍基地軍史館・軍機展示場（岡山空軍基地の正門前）となる。そちらの記事も合わせて読んでほしい。
【高雄市】岡山空軍士官学校の軍機展示場と軍史館 - 用廃機ハンターが行く！
以上
