<編集履歴> 13Oct.2021公開、03Mar.2022見直し更新(第3回目、情報追加)
<場所 Place> 〒910-1313 福井県吉田郡永平寺町石上29-67-1
<座標 Location> 36.0707N, 136.4042E
<機体 Aircraft> OH-6D(31139)
<訪問日Visit> 05Oct.2021
写真1 2020年度末で無償貸与契約は打ち切られ、撤去を待つOH-6D。(2021年10月5日撮影)
<行き方 Access>
(1) えちぜん鉄道勝山永平寺線越前竹原駅より道なりに約1.8km、徒歩約20分。
(2) えちぜん鉄道勝山永平寺線山王駅より道なりに約1.8km、徒歩約20分。
※どちらの駅も福井駅から片道630円。往復するなら一日券1,000円を利用するとよい。GoggleMapの距離測定結果によると越前竹原駅からの方が、数十メートル程度近い。
<解説General>
(1) 永平寺町の上志比(かみしひ)文化会館サンサンホール(図書館と市民ホール)脇の公園にOH-6Dが展示されている。本機は2020年秋ごろには撤去される予定であることが複数のメディアにより報道された。2021年3月末日には無償貸与契約を打ち切っているハズで、年度明けには撤去・陸上自衛隊に返還と言われていた。しかし「6月中に撤去」、「8月末には撤去」と言われながらも2021年10月5日時点ではまだ現地に置かれていた。廃棄の話が公開されたのは年が明けてからで、2022年1月17日付で福井地方協力本部から出された公告「用途廃止済航空機の処分」(2022年1月31日入札、3月31日納期)を読むと、本機は現地で解体する仕様となっていた。3月3日に現地に確認したところ「今年中には撤去と聞いているが、まだある」とのことであった。
解体作業の直前に訪問する場合には福井地方協力本部か、永平寺町役場の公園管理部署に機体の存在を確認しておくと良いと思う。
公園の名物ヘリ“退役” 永平寺、老朽化進み自衛隊撤去へ:中日新聞Web
福井の公園に陸自ヘリ? 02年に「着陸」 いま撤去される理由 | 毎日新聞
(2) 機体は機首をほぼ真北を向けて展示してある(やや東向き)。11時ごろまでは機体の右側面を順光 で、13時半ごろからは左側面を順光で撮影できる。機首左前下の風防は大きく破損している。
(3) このあたりは豪雪地帯で1m以上の積雪により機体が埋もれることがある。機体が2022年春まで撤去されない場合であっても、冬季には現地に近づけないか、近づけたとしても雪に埋もれて機体が見えない場合がある。冬季の撮影には十分注意して欲しい。
写真2 左前下の風防は大きく破損している。(2021年10月5日撮影)
写真3 2022年2月頃に解体撤去となる。(2021年10月5日撮影)
以上