<編集履歴> 21Sep.2021公開、24Apr.2022見直し修正(第1回目、コロナ対応一部緩和)
<場所 Place> 〒160-0004 東京都新宿区四谷3-10 消防博物館
<座標 Location> 35.6881N, 139.7200E
<訪問日Visit> 13Feb.2016, 10Dec.2020ほか
<行き方 Access>
(1) 東京メトロ丸の内線四谷三丁目駅2番出口より直結(ただしコロナにより連絡口は当面閉鎖)。
<解説General>
(1) どこを見ても「消防博物館」と書かれているが、正式名称は「東京消防庁消防防災資料センター」という。東京の消防に関する広報・教育施設として1992年12月3日に開館した。開館は火~日の0930~1600(コロナによる短縮開館)、入場は無料。休館日は毎週月曜日と年末年始(12/29~1/3)となっている。東京消防庁で使用したヘリコプター3機が展示されている(部分展示を含む)。
(2) ここには消防関係の資材、書籍などを含む、約8,000点の資料が所蔵されており、江戸の消防に関する錦絵、瓦版、古文書、消火道具や明治時代から現在に至るまでの消防ポンプ、防火衣、消防活動資器材などの実物が数多く展示されている。図書資料室は毎週水、金、日の1330~1630オープンするが、これもコロナのために当面は閉鎖。その他、コロナ対策のために多くの展示施設(主に体験型のもの)が展示中止となっているので、事前にHPで確認してほしい。
(3) 屋内のヘリコプター展示は光量が不足しており、ISO3200でf=8.0、1/20秒なんていう撮影条件になることがある。また超広角(ズーム)レンズがあると良い。
(4) 東京消防庁の航空隊についてはこちらを参照する。
【展示機 Aircrafts】
(1) Sud-Est SE.3160 アルエットIII (JA9020, No.1376、ちどり)
東京消防庁が導入した初のヘリコプターでエントランスの奥に吊り下げてある。
写真1 エントランスゲート奥にあるアルエットIII(JA9020)。10-24mmレンズ使用。(2020年12月10日撮影)
写真2 反対側から見たアルエットIII(JA9020)。10-24mmレンズ使用。(2020年12月10日撮影)
(2) Sud SA.316B アルエットIII (JA9071, No.1877、かもめ)
5階の屋外に展示されている。機内にも入れるが、現在はコロナのために立ち入り禁止。また10階の窓から見下ろすようにして撮影することができるが、現在はコロナのため立ち入り規制があるので撮影できない。Sud-Est社からSud社に変更されたため、機体名称もSE.3160からSA.316Bとなった。細かいことを言えば異なっているが基本は同じ機種だ。
写真3 5階の屋外に展示されたアルエットIII、かもめ。10-24mmレンズ使用。(2020年12月10日撮影)
写真4 10階の窓から見ろして18-55mmレンズで撮影。(2016年2月13日撮影)
(3) Sud SA.365N ドーファン2 (JA9569, No.6029、ちどり(二代目))
キャビン部とフェネストロン部分が3階に展示されている。通常は機内に入り、機首のスクリーンの投影にて”飛行体験”ができる。一時期はコロナ感染予防のために展示を休止していたが、見られるようになったようだ。コロナ感染の状況により対応状況は都度変化すると予想されるので、気になる方は訪問前に現地に問い合わせよう。
写真5 3階にあるドーファン2のキャビン部とフェネストロン部分。18-55mmレンズ使用。(2016年2月13日撮影)
写真6 一時期はコロナのために展示中止となっていたが、2022年4月時点で展示再開となったようだ。コロナの状況次第ではまた展示中止となるかもしれない。10-24mmレンズ使用。(2020年12月10日撮影)
【余談】
東京都心部にはこの他に消防庁本庁、警察博物館、靖国神社など30~45分程度で行ける場所にいくつか展示機がある。一日で数か所を回ることもできる。
以上