用廃機ハンターが行く!

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【ハノイ】B-52戦勝博物館

<編集履歴> 22Apr.2019公開、14Oct.2020見直し更新(第4回目、体裁見直し、写真追加)

<場所 Place>       B52戦勝博物館 (B52 Victory Museum)、Bao Tang Chien Thang B52

<座標Location>       21.0354N, 105.8259E

<訪問日 Visit> 08Jan.2012 and  30Sep.2018

 <行き方 Access>

(1) ハノイ市内にあり、市バスあるいはタクシーを利用。 

<解説General> 

(1) ハノイホーチミン廟の西南西約800m(直線距離)にある博物館。2008年ごろから建設が始まり、2012年頃に正式にオープンした。軍事歴史博物館近くからバスの便がある。開館時間は未確認、入場料は無料だ。博物館前にB-52の残骸、博物館脇にMiG-21bisが展示されている。博物館内は写真展示と小間物展示が大部分で、「こんなに大きな建物を作る必要は無かろう!」というのが率直な感想。

(2) かつてハノイ市南部のバーマウ湖の畔に「レーニン公園」あるいは(隣接して)「B52大量撃墜記念公園」があり、MiG-21bis(5236)とB-52の残骸が展示されていた(場所は現在のトンニャット公園に相当)。これを見るために21年前の1997年7月29日に現地を訪問した際にはMiG-21は撤去済で土台だけが残っており、またB-52の残骸は片付けられて公園の一角に積み重ねられていた。2008年頃になって、この「B52戦勝博物館の」建設が始まり、レーニン公園から撤去されたMiG-21とB-52の残骸を運び込んだと言われている。このような背景より、ここに展示されているMiG-21の本当のシリアルは、かつてレーニン公園に展示されていた5236ではないかと言われている。

【展示機 Aircrafts】

(1) B-52D (56-0608, 99BW/307SW) 敷地内には巨大なB-52の輪郭に合わせた台座が作られ、実際の機体の輪郭に沿うように撃墜された機体の残骸が置かれている。近くのフュティエップ池(Ho Huu Tiep、別項)にある機体と同一機の残骸であるというのが定説となっている。このためフュティエップ池にある中後部胴体部分が存在しない。

【ハノイ】フュティエップ池に沈んだB-52 - 用廃機ハンターが行く!

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写真1~3 上から順に撃墜されたB-52の前部、中胴部そして尾翼周辺。尾部の直前部分(主翼後端まで)はフュティエップ池に沈んでいると言われている。(2018年9月30日撮影)

 

(2) MiG-21bis (5033) 展示されているMiG-21は(北)ベトナム空軍のシリアルナンバーシステムから言えばPFMだが、機体は明らかにbis。元の機体番号を書換えたもの(実際は数字シールの貼りつけ)と思われる。

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写真4,5 APS-Cカメラに18-55㎜レンズを装着して撮影したMiG-21。雨除けの青い色が機体に映るので本当の色はもうわからない。右側面は目一杯下がっても水平尾翼先端がビミョ~に入らない。(2018年9月30日撮影)

 

【余談】

その1. この博物館には建設中の2012年1月8日にも訪問している。当時は博物館の内装工事中で残骸も適当に置かれていた。またMiG21の上部を覆う青い屋根は作られておらず、キレイな姿を撮影することができた。

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写真6 開館前に訪問し、撮影したMiG-21。機首には消えかかってはいたが撃墜マークが3つ描かれていた。(2012年1月8日撮影)

 

その2. 午前中の開館時間は11:00までだが、飛び込んだのが10:40。気が付くと敷地への入口に鍵をかけられ、出られなくなっていた。さぁて、どうしよう?何とか柵を乗り越えてみるか?ただし柵の先端は尖っており、失敗すると流血の惨事となる。午後の開館時間(13時半)まで、ここで過ごすか・・・?しばらく思案していたら関係者が気づいて鍵を開けてくれました。良かったぁ~! 

以上