用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【愛知県】空自 小牧基地の展示機

<場所 Place> 〒485-0025 愛知県小牧市春日寺1-1

小牧基地|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊

<座標 Location>  35.2609N, 136.9266E 

<訪問日Visit>  04Oct.2008, 23Feb.2014, 13Mar.2016ほか 

<行き方 Access> 

(1) 名鉄小牧線牛山駅より正門まで280m、徒歩約4分。

<解説General>

(1) 第1輸送航空隊と救難教育隊が所属する輸送機と救難機の基地。県営名古屋空港と供用。例年3月初旬頃に航空祭が開催されている。基地内正門脇に2機、グラウンドに4機、基地南東部にある旧軍高射砲陣地跡の掩体壕内に2機の合計8機が展示されている。

(2) 基地公開時に正門脇の展示機周辺は自転車置き場となるため、あまり見栄えの良い写真は得られない。

(3) 旧軍高射砲陣地跡の脇にある掩体壕内にある機体付近のエリアは公開時に開放されることは少ない。このためシャトルバスを利用して展示館まで行き、そこから200mm程度以上のレンズを用いて撮影する。

【展示機 Dislayed aircrafts】

1. F-86F (82-7778) 2002年10月公開時より尾翼には第3飛行隊の赤帯と第8飛行隊のシャチホコの両方を描き、タンクには第3飛行隊で1975-76年頃に描かれたものに似せたシャークマウスを描いていたが2019年3月2日の公開時にはシャチホコマーク以外は全て消されて「普通のF-86F」に戻っていた。

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写真1 F-86F。(2016年3月13日撮影)

 

2. F-86D(94-8125) 機体には"84-8111"と記されている。シャチホコマークに黄色い帯はかつての第3航空団第102飛行隊のマークだった。2005年の公開時より勇ましいサメ口を描いていたが、2019年3月2日の公開時には消されていた。

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写真2 機体番号は実機の番号とは異なっている。(2014年2月23日撮影)

 

3. T-1B (35-5866) 小牧基地にて運用されていた第5術科学校のT-1Bは2006年3月に運用を終了した。本機は2006年2月に撤去されたF-104DJに代わり、同じ場所で2006年7月より展示されている。

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写真3 T-1B。(2016年3月13日撮影)

 

4. KV-107IIA-5 (04-4851) 本機は2010年9月頃より展示されている。小牧基地は輸送機部隊の基地というイメージが強いが航空救難団航空部隊の訓練基地でもある。救難ヘリS-62JとKV-107の展示機は残されたが、目前にある三菱重工で製造されたMU-2は残っていない。国内には本機のほか、入間(修武台記念館内)浜松、新田原に同型機が残されている。

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写真4 KV-107IIA-5。(2014年2月23日撮影)

 

5. S-62J (53-4775, 35.2617N, 136.9300E) T-33Aと共に正門脇に展示されている。本機種は小牧以外には浜松基地(非公開)と美保基地の合計3機しか国内に残されていない。

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写真5 このS-62Jは国内に残された3機のうちの1機だ。(2014年2月23日撮影)

 

6. T-33A (51-5645, 35.2617N, 136.9300E) 正門脇にあり、基地公開時には周囲は自転車置き場となる。自転車が増えて見栄えが悪くなる前か、自転車の無くなる閉門間際に撮影する。

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写真6 T-33A。(2008年10月4日撮影)

 

7. T-3 (81-5507, 35.2513N, 136.9324E) 基地南東部の旧軍高射砲陣地・掩体壕の中に展示されている。基地公開時でも近くまで行けない事が多い。

8. T-6G (52-0075, 35.2513N, 136.9324E) 奈良基地から2011年9月15日に移設された機体で、基地南東部の旧軍高射砲陣地・掩体壕の中に展示されている。基地公開時でも近くまで行けない事が多い。

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写真7 掩体壕の中に収められているT-3とT-6G。(2016年3月13日撮影)

 

【展示後撤去】

(1) F-104DJ (46-5020) 2006年2月14日に解体撤去されたとのこと(ヒコーキ雲さんより)。

 

【余談】

(1) 基地北東部には用廃となったUH-60Jが確認できるが、本Blogでは日常的に発生する用廃機のフォローは原則として行わない。

(2) 2016-2019年ごろには小牧基地内に垂直尾翼を外されたC-130Hが駐機されていて「用廃か?」と騒がれたことがあったが、現在では任務に復帰している。見た目がボロボロでも腐食防止のための処置が取られていたり(目張りされていたり)すれば、今後も使用する意図があるか、あるいは実質的に用廃となっていても書類手続き上は「まだ現役」の状態だろう。防衛白書の資料に「主要な航空機の保有数」という表が掲載されているので、その機数から減耗の程度を判断できるハズだ。また減耗が始まれば次の機種をどうするかという話が防衛大綱や中期防で言明されることが多い。さらには防衛装備庁のHPで見られる各種の契約に関する情報を総合して「修理待ち」か「用廃手続き待ち」か、あるいは「既に用廃」なのかを判断するように努めよう。都度の予想が外れても白書、大綱、中期防、契約情報を継続して読んでいくと、次第に「流れ」が理解できるようになると思う。ご参考まで。

 

以上

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30Apr.2021 公開