<編集履歴> 01May.2021公開、17Feb.2022 見直し更新(第3回目、救難訓練機の存在追記)
<場所 Place> 〒035-0093青森県むつ市大湊町4-1 海上自衛隊大湊地方総監部
第25航空隊HP: https://www.mod.go.jp/msdf/tateyama/25fs/index/
<座標 Location> 41.2397N, 141.1338E
<訪問日Visit> 30Jun.2018, 27Aug.2021ほか
写真1 ゲート前にはHSS-2BとSH-60Jが並ぶ。(2021年8月27日撮影)
<行き方 Access>
(1) JR大湊線大湊駅より約5.5km、徒歩約70分。車で行こう。
<解説General>
(1) 大湊町数か所にに点在する海上自衛隊基地群のうちの一つ。上述の住所は広報推進室のある地方総監部(いわば大代表)の住所なので注意。第21航空群(館山)隷下の第25航空隊に所属するSH-60Kが配備されている。例年6月~7月頃に総監部を挙げての公開イベントが行われるが、外来機はヘリコプター1~2機程度。航空基地入口前に2機のヘリコプターが展示されている。ゲート前なので24時間365日いつでも撮影可能だ。
【展示機 Dislayed aircrafts】
1. HSS-2B (8167) 2018年公開時にはオリジナルの機番"8167"と記載されていたが、2019年公開時には”8162”に書換えてあった。2021年8月2日配信の公式Twitterによると「陸奥(むつ)→62」という語呂合わせとのこと。本機(8167号機)はHSS-2Bの最終製造号機なので、この変更は少々いただけない。
写真2 8167号機はHSS-2Bの最終号機だが、現在は機番を”8162”に書換えてある。(2018年6月30日撮影)
2. SH-60J (8249) 2018年公開日以後、2019年公開日以前に設置された。機番は第25航空隊の25に合わせて”8225”と書き換えられていた。
写真3 機体番号は25航空隊の”25”に書き改められているが、本来の機体番号は8249号機だ。(2021年8月27日撮影)
【展示後廃棄】
1. T-34A (9009) 2013年ごろから機番を"9025"に書き換えて展示されていた。2018年の公開日以後、2019年の公開日までの間に撤去された。
写真4 本当の機番は”9009”だが”9025”に書換えていたT-34A。(2018年6月30日撮影)
2. KM-2 (9244) 2013年ごろから機番を"9073"に書き換えて展示されていた。2018年の公開日以後、2019年の公開日までの間に撤去された。
写真5 本当の機番は”9244”だが”9073”に書換えていたKM-2。(2018年6月30日撮影)
写真6 かつての展示機群。現在はKM-2とT-34Aが撤去され、代わりにSH-60Jが置かれている。またHSS-2Bの機体番号は”8162”に書き換えられている。写真1と比べてみよう。(2018年6月30日撮影)
【余談】
1. 1996年ごろに初めて大湊航空基地公開イベントを訪問した時のコト。午前の早いうちに「13時ごろにもう一度来ていただければHSS-2Bの体験搭乗ができますよ!」と言われたので一度退場し、艦艇展示を見て13時前に再訪したところ、すでにフライトは終わっていた。なんでも4回くらい飛ぶ予定だったが人が集まらずに2回程度で打ち切りになったそうな。あぁ~、残念!22年後の2018年の訪問時も観客数はそれほど多くはありませんでした(控えめな表現)。
2. 基地内の一角、消火訓練ピットの脇(41.2317N, 141.1288E)には救助訓練用のS-61系の胴体が置かれている。元はHSS-2かS-61かは不明だが、配備機数から考えればHSS-2だろう。本機は一機のキャビン部後方に、もう一機分の「機首部以降、キャビン後部まで」を継ぎ足した「ストレッチタイプのS-61」のような造りをしており、エンジン部などの上部構造物や脚支柱などは付いていない”直方体”だ。2022年2月15日に「ヘリコプターが不時着して乗員が行方不明になった」との想定で救助訓練が行われ、いくつかのメディアでその様子が公開されたが、その際の映像・画像に本機が写っている。興味ある方はネット上を丹念に探してみよう。
3. 近くの航空自衛隊大湊分屯基地内 (41.2528N, 141.1281E)にはF-104J (46-8622, 41.2528N, 141.1281E)が展示されている。レーダーサイトなので見学申請しても通るかどうかは判らないが、何事にも「初めてのケース」というものがある。興味があれば撮影可能かどうかを事前に尋ねるだけ尋ねてみよう。ただしアポなしで行くと山の中腹で「一般車両進入禁止」となる。この場所から基地施設は一切見ることができない。
以上