<編集履歴> 05Apr.2021公開、17Oct.2022見直し更新(第2回目、V107Aの機種表記変更)
<場所 Place> 〒656-1522 兵庫県淡路市下河合301 ミツ精機株式会社本社・多賀工場 「翼の広場」
<座標Location> 34.4586N, 134.8601E
<訪問日Visit> 07Oct.2019
写真1 ミツ精機(株)の屋外展示機は大変キレイな状態で保たれている。(2019年10月7日撮影)
<行き方 Access>
(1) 洲本バスセンターから北北西に直線で約10km。バスセンターからはタクシーかレンタカーを使用する。
(2) 車で本州・あるいは四国から行く場合には神戸淡路島鳴門自動車道の津名一宮ICの北北西約2.5km。
<解説General>
(1) 精密機器製造業のミツ精機株式会社本社・多賀工場の敷地内の一角に展示館とその周囲に「翼の広場」を設け、合計7機の自衛隊機およびエンジン等を展示している。会社の営業日の0800-1700は無料で見学できるが、土日は休館。会社の案内には明確に記載されていないものの祝日や年末年始など「会社の休業日」は休館だろう。
(2) 10名以上の団体で訪問する際には事前予約が必要。個人でフラリと訪問しても見学は可能だろうが、出来れば前日までに訪問予定日と到着予定時間を伝えておくと良い。天気が良ければキャノピーを開けておいてもらえる。
(3) 休館日には敷地外から屋外展示のT-1BとUH-1Hをなんとか撮影できる。その他の機体は植樹や他の機体が邪魔になるため部分的には見えるものの撮影するほどの絵にはならない(植樹の剪定状態等により、状況は都度変化する) 。
(4) 屋外展示機は(屋外にあるにも関わらず)国内最高レベルの程度で維持・管理されている。全景写真を撮るには下がりきることができないので24mm程度以下の超広角レンズが必要だ。また展示館のデザイン上、機体の脇に支柱が入るので撮り方を工夫しよう。
(5) 私は神戸・三宮から洲本までバスで行き、そこでレンタカーを借りて現地を訪問した。私企業の展示館ということで、一応は手土産も持参したが「お心遣いは無用」とのことであった。お気楽に訪問していただきたい。
【展示機Aircrafts】
(1) F-1 (70-8207) 空自の無償貸付機、第6飛行隊(築城基地)マーク入り。
写真2 F-1。EOS70Dに18-55mm標準ズームレンズを付けて撮影するも、これ以上は下がるできずに機体後端部が入らなかった。(2019年10月7日撮影)
(2) T-1B (35-5862) 空自の無償貸付機。尾翼には第5術科学校(小牧基地)のマークを描く 。訪問時にはミツ精機の展示機の中では最も汚れていた機体だが、全国レベルで見れば「最上級」クラスの維持状態だ。この機体は休館日でも外周からなんとか撮影可能だ。
写真3 F-1のコクピット見学用ステップから眺めたT-1B。(2019年10月7日撮影)
(3) T-3 (01-5533) 屋内にADTWのマークを付けて展示されている。空自の無償貸付機。
写真4 T-3の周囲にはエンジンやプロペラなどが展示されている。(2019年10月7日撮影)
(4) OH-6D (31122) 屋内展示のため保存状態は良好だが、撮影アングルはかなり限定される。
写真5 OH-6D。脇にはF-104の燃料タンクが2本置かれている。(2019年10月7日撮影)
(5) UH-1H (41669) この機体も敷地外からの撮影は可能だが、植樹により撮影アングルが限定される。
写真6 敷地外から撮影したUH-1H。機体中央部付近に桜の植樹がある。敷地外から撮影するには落葉している秋~早春がおススメだ。(2019年10月7日撮影)
(6) V-107A(51816 / KV-107IIA-4) 本機は屋外展示にも関わらず、全国最良クラスの維持管理状態であった。とにかくキレイの一言だ。
写真7 美しい状態で維持管理されていたV-107A。(2019年10月7日撮影)
(7) LR-1 (22004) 胴体下面および胴体キャビン後ろにある偵察用カメラベイをジックリと観察することができる。
写真8 LR-1。主脚と日の丸の間に偵察用カメラ窓があるのが判るかな?(2019年10月7日撮影)
最後になりますが、見学に際して多くの便宜を図ってくださいましたミツ精機株式会社ご担当の皆様に対しまして、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
以上