用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【鳥取県】空自 美保基地の展示機

<場所 Place> 〒684-0053 鳥取県境港市小篠津町2258 航空自衛隊美保基地

美保基地|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊

 <訪問日Visit> 01Apr.2021ほか

<行き方 Access> 

(1) 正門まではJR境港線米子空港駅から約800m、徒歩約10分。航空機展示会場まではさらに約500m歩く(当日の開放エリアによっては100m程度は異なる)。

(2) 基地南東部のC-1/YS-11展示エリアへはJR境港線大篠津町駅から約600m、徒歩約8分。

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写真1 基地南東部の道路脇にはC-1とYS-11Pがフェンス際に置かれている。2021年中にはこの隣にF-4EJ改も展示される予定だ。(2021年3月31日撮影)

 

<解説General>

(1) 航空支援集団の基地。第403飛行隊のC-2、第41飛行隊のT-400(2021年度中に浜松基地に移転予定)が所属するほか陸上自衛隊中部方面航空隊第3飛行隊のCH-47J/JA、海上保安庁や国内エアライン等も同居する。2021年4月には第405飛行隊が新編され、10月度からはKC-46Aが配備される予定だ。民間空港としての名称は米子空港(米子鬼太郎空港)。

(2) 例年5月末から6月初旬頃に航空祭が行われる。ブルーインパルスも参加するが、滑走路が短く(2,500m)戦闘機着陸のための常設支援設備が無いことから戦闘機は上空通過デモだけで着陸はしない。(ただし2020年、2021年は新型コロナウイルス感染防止のために中止)

(3) 基地正門から右手にかけて8機の展示機がある。また基地南東部の道路わきにC-1とYS-11が展示されている。この南東部の航空機展示場は開庁60周年を記念して2018年5月26日にオープンしたとのこと。2021年度中にはF-4J改も展示される予定だ。陸上自衛隊海上保安庁、民間機の展示機は無いが、美保基地は山陰エリアでは最大の航空機展示場となっている(この資源を観光に活かせないかなぁ?)。

(3) 基地南西部には貨物投下訓練エリアがある。このため平日に投下訓練を実施する際にはC-2からの貨物投下シーンを外周からも見ることができる。

 

【展示機と位置Aircrafts and Locations】

(1)  C-46D (91-1139, 35.5011N / 133.2387E)、正門奥に展示されている。

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写真2 正門奥のC-46D。(2007年5月27日撮影)

 

(2)  F-1 (20-8260, 35.5029N / 133.2382E)、基地内北側、広報館近くにある。航空祭時には人気がある機体で人を入れずに撮影することは困難だ。尾翼には第6飛行隊(築城基地)のマークを描いている 。

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写真3 広報館脇にあるF-1。(2014年6月8日撮影)

 

(3)  F-86D (04-8202 / 35.5020N / 133.2389E)、航空自衛隊基地ではF-86FやF-86FとF86Dの二機種を展示する例は多いがF-86D”だけ”という例は珍しい 。尾翼には第3航空団(小牧基地)のシャチホコマークを描いている。第3航空団は当時3個飛行隊から編成されており、S/Nの下に飛行隊ごとに異なる色の帯を入れて識別していた。帯の色は第101飛行隊(緑)、第102飛行隊(黄)、第105飛行隊(青)であったというが、本機では帯は記入されていない。

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写真4 F-86D。(2007年5月27日撮影)

 

(4)  F-104J (46-8602, 35.5019N / 133.2389E)、尾翼には第203飛行隊(千歳基地)のマークを描いている 。植樹や柵との関係で下がり切れず、標準ズームレンズでも真横全景写真を撮るのは少々難しい。

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写真5 F-104J。(2014年6月8日撮影)

 

(5)  T-1B (35-5860, 35.5023N / 133.2387E)、尾翼には第5術科学校小牧基地)のマークを描いている 。

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写真6 T-1B。(2017年5月28日撮影)

 

(6)  T-3 (11-5543, 35.5024N / 133.2386E)、尾翼にはADTW(岐阜基地)のマークを描いている 。このマークを描いて展示されている機体は本機、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館、石川県立航空プラザ、淡路島のミツ精機(株)の4機がある。T-3の国内展示機総数は18機なので、”やや珍しい”部類だろうか。

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写真7 T-3。ADTWマークを付けた機体は全国に4機ある。(2012年5月27日撮影)

 

(7)  T-33A (51-5647, 35.5022N / 133.2388E)、尾翼には(F-86D時代の第3航空団マークと同じ)第8飛行隊(小牧基地時代)のマークを描いている 。

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写真8 T-33A。(2014年6月8日撮影)

 

(8)  S-62 (63-4776, 35.5025N / 133.2386E)、国内に3機が残る機体のうちの貴重な1機だ。

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写真9 S-62救難ヘリコプター。(2014年6月8日撮影)

 

(9)  C-1 (38-1003, 35.4931N / 133.2515E)、基地南東部の道路沿いに置かれた国内唯一のC-1用廃展示機だ。2018年5月26日の展示場オープンの際に展示されていたので設置されたのはその数日前のことだろう。退色劣化が激しかったため、2019年8月7日に移動してDock入り、約一年かけて再整備のうえ耐候性のある塗料で再塗装を行った。展示場に戻した時期は不明だが、公式Twitter上で「もうじきです」というお知らせが2020年9月28日付で発信されている。大型機の屋外展示は大変だということを思い知らされた事案であった。翼には第403飛行隊(美保基地)のマークを描いている 。

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写真10 本機は国内唯一のC-1用廃展示機だ。(2021年4月1日撮影)

 

(10)  YS-11P (02-1158, 35.4931N / 133.2515E)、貨物輸送型YS-11Cとして製造され、のちに人員輸送型YS-11Pに改造された機体であるため、胴体左側後部に大きな貨物ドアが残っている。本機も上述したC-1と同様に2018年5月26日の展示場オープンの際に展示されていたので設置されたのはその数日前のことだろう。2021年春の訪問時には若干退色が進んでいた。航空自衛隊YS-11は本機とあいち航空ミュージアム展示機の2機のみが残されている。尾翼には第403飛行隊(美保基地)のマークを描く 。 

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写真11 貨物搭載型YS-11Cを人員輸送型YS-11Pに改造したが、機体左側後部に貨物ドアが残る。(2021年4月1日撮影) 

 

(11)  F-4EJ改 (17-8439, 35.4931N / 133.2515E)、2020年9月8日(火)13時ごろに第301飛行隊長岩木三四郎2佐の操縦により百里基地を飛び立ち、13時半ごろに到着して用廃となった機体。美保基地にファントムを展示する予定があることは2020年6月24日付の日本海新聞が伝えていた。着陸に際しては安全確保のため9月4日(金)には可搬式拘束装置(機動バリアP-2Jか?)が滑走路中央部付近に設置されていた。なお日曜から月曜にかけて強い台風10号が九州西側を通過しており、民間定期便は全便運休となっていた。台風が無ければフェリーは7日(月)に行われたことだろう。尾翼には第301飛行隊(百里基地)のマークを描く 。2021年度中に基地南東部にて展示される予定だ。

参考:F-4EJ改展示機に関する米子市議会の議事録

https://www.city.yonago.lg.jp/secure/30941/kitimondai02.6.24.pdf

  

以上

編集履歴

04Apr.2021 公開

22May.2021 見直し更新(第2回目、ファントムに関する記述を見直し)