<編集履歴> 14Dec.2019公開、09Apr.2024見直し修正(第12回目、見直し実施、写真追加)
【概要】
LR-1は三菱重工(株)が開発したビジネス機を自衛隊仕様としたもの。一部には偵察用のカメラを装備して合計20機を運用したが、このうち3機を事故で失っている(うち1機22001は教材機としたのち廃棄)。現在も9機が各地に展示されている。
【展示機リスト Displayed LR-1s】
(1) 22003 東京都 立川駐屯地(35.7054N/139.3995E)
写真1 立川駐屯地のLR-1(22003)。(2023年10月29日撮影)
(2) 22004 兵庫県 淡路市ミツ精機(株)(34.4587N/134.8600E)
写真2 淡路島のミツ精機(株)本社にあるLR-1(22004)。平日日中は見学可能だ。(2019年10月7日撮影)
(3) 22006 栃木県 北宇都宮駐屯地(36.5134N/139.8755E)、正門に展示
写真3 北宇都宮駐屯地の正門付近に置かれているLR-1(22006)。(2018年5月27日撮影)
(4) 22008 宮城県 霞目駐屯地(38.2374N/140.9248E)、2007年5月20日には展示されていた。
写真4 霞目駐屯地正門脇に展示されているLR-1。機体後部のカメラ窓が良く分かる。(2024年4月6日撮影)
(5) 22009 青森県 県立航空科学館「大空広場」
写真5 青森県立航空科学館「大空広場」のLR-1(22009)。(2014年2月1日撮影)
(6) 22013 熊本県 北熊本駐屯地(32.8421N/130.7325E)、2011年8月30日以降GE-Pro画像に存在
写真6 北熊本駐屯地のLR-1(22013)。(2010年4月25日撮影)
(7) 22014 山形県 神町駐屯地(38.4025N/140.3861E)、2010年8月11日以降GE-Pro画像に存在
写真7 神町駐屯地のLR-1(22014)。両主脚のタイヤはパンクしている。(2024年4月5日撮影)
(8) 22016 沖縄県 那覇駐屯地(26.2054N/127.6627E)。2009年2月21日以降GE-Pro画像に存在する機体は22016号機だが、那覇基地で永らく運用されていた"22019"のS/Nを記入している。本当の”22019”号機は木更津駐屯地に配置替えとなり、そこで用廃となっている。
写真8 那覇駐屯地のLR-1(22016)には”22019”というS/Nが記載されている。(年月日撮影)
(9) 22020 千葉県 木更津駐屯地(35.3918N/139.9167E)、2019年4月13日以降GE-Pro画像に存在、LR-1の最終号機
写真9 木更津駐屯地のLR-1(22020)。(2023年10月1日撮影)
【展示・教材使用後に廃棄】
(1) 22001号機は1971年5月10日に事故を起こして飛行不能となった。機体は修復され、ST-1というNo.を記入された教材機として使用されたが、後に廃棄された。事故の詳細や、どこで教材として使われていたのかは未調査。
(2) 22005号機は陸上自衛隊那覇駐屯地にて1989年11月以降に展示されていたが、2012年10月以前に撤去された。私自身は撮影していない。
(3) 22007 茨城県 成田つくば航空専門学校(2022年4月1日より成田国際航空専門学校に改称、35.8800N/140.0721E)の教材機として、2005年2月6日以降のGE-Pro画像に存在していた。履行期限2022年3月31日の解体公告により解体撤去。私自身は撮影していない。
(4) 22010 静岡県 静岡理工科大学(34.7378N/137.9590E)、2014年3月7日以降GE-Pro画像に存在、2022年9月に解体撤去。私自身は撮影していない。
以上