用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【彰化縣】彰化の八卦山

<編集履歴> 16Nov.2019公開、15Feb.2022見直し更新(第5回目、体裁見直し、写真追加)

<訪問日Visit>    20Oct. 2019 

<行き方 Access>

(1) 彰化站前ロータリの一角にある員林バスターミナルからバスに乗り、数分で彰化縣立美術館脇を通過する。彰化縣立美術館脇の小路から600mほど登山道を登ると大仏だ。バスは15-30分に1本程度の頻度で発車している。

(2) 本Blogの主旨からは外れるが、彰化站前からバスを用いるよりもタクシーを利用して駅前から一気に一番遠い「C119軍機公園」まで行き、C119とF5Eを撮影した後に15分程度を歩いてF-104Gを訪れ、最後に大仏を眺めて下山するルートをとると登り道が少なく楽チンだ。バスは山麓の美術館脇までしか近づかないのでタクシーを利用して訪問することを強くお薦めします。

<解説General>

 台中の南西約16km、西部幹線の彰化站から直線で東南東1.1~1.8km付近にある八卦山は大仏で有名だ。その周辺にはF-104G、F-5E、C-119の3機が展示されているのでまとめて紹介する。

【その1、F-104G】

<場所 Place>   八卦山中正公園         

<座標 Location> 24.0799N, 120.5497E

<機体 Aircraft>      F-104G (4417 / 63-13645) 本機は大仏に向かって左側(北側)の駐車場の脇にあり、機首を南に向けアレスティングフックを降ろした状態で台座の上に展示されている。周囲には植樹があり、側面は24mm程度のレンズがないと撮影は困難だ。特に機体東側(機体左側)には植樹が迫っており、右側よりも撮影条件は厳しい。可能ならば機体右側に光がまわる午後に訪問したい。F-104GとF-5Eの間は道なりに約1.1kmほど離れており、高低差があるので徒歩での移動には15-20分程度かかると考えておこう。C-119/F-5E方面からF-104Gに行く場合には巨大な2つの貯水槽を目印にする。機体はその北西付近にある。

f:id:Unikun:20191118080457j:plain

f:id:Unikun:20220215200249j:plain

写真1,2 植樹により綺麗な側面全景を撮ることは難しい。アレスティングフックがおりていることに注目。(2019年10月20日14時30分ごろ撮影)

 

【その2、C-119】

<場所 Place>     八卦山C119軍機公園

<座標 Location>      24.0786N, 120.5592E

<機体 Aircraft>         C-119G (3183 / 51-8071) 本機は南西を向き、24mm程度で右側全景を入れることができるが、目の前にモニュメントがあるため絵にはならない。

f:id:Unikun:20191118080724j:plain

f:id:Unikun:20220215200435j:plain

 写真3,4 14時以降に訪問してC-119の全景を撮ろうとすると順光側(機体右側)の手前にモニュメントが入る。反対側はかなり強い逆光だ。(2019年10月20日15時30分ごろ撮影)

 

【その3、F-5E】

<場所 Place>          八卦山C119軍機公園の50m脇

<座標 Location>  24.0785N, 120.5586E

<機体 Aircraft>       F-5E (5125 / 40982) 本機はC-119より50mほど大仏側(F-104G側)に置かれている。機首を西南西に向けているので左側面はほぼ終日順光で撮影可能。しかし右側面には植樹が迫り、撮影することはできない

f:id:Unikun:20191118080905j:plain

f:id:Unikun:20220215200823j:plain

写真5,6 右側面には植樹が迫り撮影が困難なF-5E。(2019年10月20日16時ごろ撮影)

 

【余談】

(1) 八卦山の大仏。普通の人はここまでしか行かないが、大仏に向かって左後方に進むむとF-104Gを見ることができる。

f:id:Unikun:20220215201437j:plain

写真7 八卦山の大仏様。(2019年10月20日14時ごろ撮影)

 

(2) 彰化站の北,直線で約400m先には扇形車庫があり、入口でノートに氏名とパスポート番号を記入すれば日中は入場して車両を撮影することができる。入場料は不要だ。敷地内の扇形車庫の脇には展望台が作られており、ここから全景を俯瞰できる。

駅からのアクセスは;

1)駅から三民路を北上し、民生路を左折する。線路の下をくぐる民生路は歩行者の通行ができないので、平行する道路で線路脇まで行き、歩行者用の地下道を利用する。線路の反対側に出るとすぐに入口がある。駅から徒歩10分程度だ。

2)駅から跨線橋で駅の反対側に渡ったのち、線路に沿った小道を北上する。大通り(民生路)に出たら右折するとすぐに入口がある。こちらのルートでも駅から10分程度で到着する。

f:id:Unikun:20191118081301j:plain 

写真8 展望台からみた扇形庫。(2019年10月20日13時30分ごろ撮影)

以上