用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【千葉県】陸自 木更津駐屯地の展示機 

<編集履歴> 02Oct.2023公開、見直し更新(第*回目、字句表現等見直し)

 

<場所 Place> 〒292-8510 千葉県木更津市吾妻地先

陸上自衛隊第1ヘリコプター団/木更津駐屯地のホームページです

<訪問日Visit> 01Oct.2023ほか 

<行き方 Access> 

(1) JR内房線木更津駅西口から三井アウトレットパーク袖ケ浦駅行のバスで5分、「航空隊前」で下車して徒歩3分。バスの頻度は1時間に1~2本程度。

(2) JR内房線木更津駅西口から道なりに約1.9km、徒歩30分程度。

木更津駅まではJR内房線のほか東京、品川、川崎、横浜、羽田空港から高速バスの便がある。

<解説General>

(1) 第1ヘリコプター団の所在する駐屯地でCH-47JAのメッカ。滑走路があるので固定翼機も離発着ができる。条件が良ければ羽田空港に降りる機体からよく見える。駐屯地内にはLR-1とV-107が展示されている。駐屯地祭(航空祭)は例年10月頃に実施(例外あり)。

(2) V-22オスプレイの部隊も所在するが2025年頃には佐賀空港に移転する予定。

(3) 米海兵隊オスプレイの整備を行う施設がある。今後は陸自オスプレイの整備も行う予定。

(4) 木更津港にかかる中の島大橋の上から駐屯地が一望できるが、オスプレイの真横を画面横一杯に収めるには1,200~1,600mm程度のレンズが必要。なお中の島大橋は時々整備のために通行止めとなるので、お出かけ前には市のHPなどで確認すること。

【展示機Displayed Aircrafts】

(1) LR-1 (22020 / LR, 35.3918N/139.9167E) LR-1の最終号機が機首を北東に向けて資料館脇の屋外に展示されている。駐屯地祭(航空祭)の時に見ることができる。午前の早い時間から10時半ごろまでは機体右側を順光で撮影できるが、機体右側付近の資料館前には出店があったり、アトラクション会場となっていることが多いようで、なかなか良い条件では撮影できない。光線の良い時間帯は展示機が飛来してきたり飛行展示用の機体が場内を移動する時間と重なるので、用廃機のためにエプロンを離れるのは精神的にツライものがある。

写真1 飛行展示が終わったお昼ごろ、このLR-1の右側を撮るために「ラッパ吹奏体験」の列に並ぶ。この時は並び始めてからこの場所に来るまで20分近くかかった。(2023年10月1日撮影)

 

写真1-2 LR-1の機体左側は近づいて撮ることができるが、終日逆光となる。(2023年10月1日撮影)

 

(2) V-107 (51736 / IIH, KV107II-4A) VIP輸送用の特別仕様機で側面には8個の四角い窓が並ぶ(機内には比較的乗り心地のよい椅子が並ぶ)。資料館内に展示されており、資料館の開設当初(2017年頃)は展示資料と共に撮影禁止だった。しかし昨今では「ヘリコプターだけなら撮影可」としているようだ。ただし館内にキツキツに収まっているので、フルサイズ24mmで斜め前から撮影する場合であっても下がりきれずにロータ上部か前脚車輪下部がフレームからハミ出す。撮影には24mmミリ未満の超広角レンズが必要だ。加えて駐屯地祭の時には見学者で込み合うので「マトモな機体の写真」は撮れないものと考えよう。

写真2 現在は資料館に収められている51736号機が屋外展示されていた時のショット。(撮影日データは2006年2月12日となっているのだが本当かな?撮影したカメラを使っていた時期から2006-07年の撮影であることには間違いがないハズだけれど、撮影月日があっているかどうかは確認できない。)

 

<その他>

(1) 航空祭当日、資料館入口脇には台枠にテプラで「一式陸攻用」と張られたプロペラが置かれていた。普段は資料館内に置いてあるのだろうか?

写真3 一式陸攻用(ホント?)のプロペラ。(2023年10月1日撮影)

 

【駐屯地祭(航空祭)】

(1) 上述の通り例年10月頃に駐屯地祭(航空祭)が行われる。5-6月ごろや2月に行ったこともあるので、訪問するならしっかりと日程を確認しよう。

(2) 敷地内を自由に動くヘリコプターを中心としたデモフライト/訓練展示が行われるので、ほぼ終日、会場のどこかでは良い光で撮影することが可能。

(3) 2023年度は駐屯地内に駐車場を設けず、近くのイオンモールの駐車場からシャトルバスを運行したが、8:10amの時点で2時間の待機列ができたという(当然、復路も長蛇の列)。

 

以上