<編集履歴> 14Dec.2019公開、28Oct.2022見直し修正(第13回目、立川駐屯地のL-19座標見直し)
1954年以降の陸上自衛隊には(S/Nより)L-19Aが104機、L-19E-1が14機、L-19E-2が8機の合計136機が在籍していた。用廃機は各地に展示されていたが、2022年10月時点で残るのは6機のみとなっている。このうち1機は非公開であり、2機は教材機だが返却待ちの状況で分解保管されている。「実質的に存在する」と言えるのは3機のみ「貴重な存在」になりつつある。
写真1 陸上自衛隊北宇都宮駐屯地のL-19E。(2018年5月27日撮影)
展示機をS/N順に紹介しよう。
【展示機】
(1) 11204 L-19E-1 山梨県 河口湖自動車博物館に格納(非公開)
(2) 11209 L-19E-1 石川県 日本航空学園 教材機(注1)
(3) 11210 L-19E-1 石川県 日本航空学園 教材機(注1)
(4) 11214 L-19E-1 福島県 オールドカーセンタークダン(元松戸駐屯地展示機)
(5) 11364 L-19E-2 東京都 立川駐屯地(35.7054, 139.3995)
(6) 11366 L-19E-2 栃木県 北宇都宮駐屯地(36.5137, 139.8755)
写真2 オールドカーセンタ―クダンのL-19E。以前は松戸駐屯地に展示されていた機体だ。(2019年8月24日撮影)
【注1: 日本航空学園のL-19E】
学校法人日本航空学園 日本航空大学校 能登空港キャンパスには2機のL-19E(11209号機と11210号機)が残されていますが、外周からでは見ることができません。状況確認の経緯を以下に記します。
・2018年10月6日 学園祭時には主翼を外され返却直前と思われる姿であった。
参照:インターネット航空雑誌 ヒコーキジャーナル第248号
http://www.hikojour.jp/hikojourBDC/hikojourBDC0248.html
・2021年3月5日にJA131J様より「存在している」との情報が寄せられた。
・2021年10月6日に現地を訪問し、外周から眺めた範囲では確認できなかった。
・2022年8月14日付でJA131J様より「外周からでは分かりづらい場所に2021年6月以降(確認できた時期であり、機体が移動された時期ではない)、現在も存在している」との情報が寄せられた。
これからも新たな情報がございましたら、ご一報いただければ幸いです。
写真3 日本航空学園日本航空大学校能登空港キャンパスに現存していることが確認されたL-19E(11209/JG-1209)。(2021年3月5日、JA131J様撮影。掲載に際してトリミング実施)
写真4 日本航空学園日本航空大学校能登空港キャンパスに現存していることが確認されたL-19E(11210/JG-1210)。2022年10月の学園祭時にはブルーシートに包まれて実習棟と格納庫の間の隙間に置かれていた。(2021年3月11日、JA131J様撮影。掲載に際してトリミング実施)
以上