用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【Nakhon Chai si】Jesada Technik Museum

<編集履歴> 30Dec.2019公開、16Nov.2022見直し更新(第3回目、写真追加)

<場所 Place> Nakhon Chai si近郊

<訪問日 Visit> 14Jan.2019

<行き方 Access>

(1) バンコクより鉄道でWat Ngio Rai駅(無人駅)下車後、西に約2km進み、南北を走る道に出たら「北に」約300m進むと博物館だ。YS-11などはさらに約200m進む。なおこの道を「南に」200mほど行った踏切脇にはSLが二両展示されている。

(2) Nakhon Chai si駅近くの「テスコロータス」という大型ショッピングセンター前にバス停があり、バンコク南バスターミナルとNakhonpathom駅を結ぶローカルバスを利用できる。おおむね30~60分に一本程度の頻度でバスの便がある。バス停の座標は13.7925N, 100.1701E。

ただしここから博物館までは約4.6kmある。ショッピングセンターで客待ちしているタクシーは数が少ないながらも存在するので利用すると良いだろう。

<解説General>

(1) YS-11が展示されていることでヒコーキマニアには有名な私設博物館。たしか月曜日休館。(開館時間等は後日確認して記載する予定)バンコク近郊にあり、日帰り圏内だが、公共交通でのアクセスは大変悪い。Grabなどの配車アプリを使いこなせれば、かなり楽に往復できるのではないだろうか(俺ァ、知らん)。

(2) Wat Ngio Rai駅に停車する列車は早朝にバンコクThomburiを出る2本とホアランポーン発の1本くらいだ。参考として2022年1月3日に確認した時刻表は次の通り。

・往路

No.255 Thomburi発0730、Wat Ngio Rai着0815

No.257 Thomburi発0750、Wat Ngio Rai着0837(ナムトク行)

No.261 ホアランポーン発0920(HuaHin行)、Wat Ngio Rai着1028

No.251 Ban Sue発1245、Wat Ngio Rai着1348(時間的にあまりお薦めしない)

・復路

No.254 Wat Ngio Rai発1525、Thomburi着1610

No.258 Wat Ngio Rai発1652、Thomburi着1740

No.262 Wat Ngio Rai発1739、ホアランポーン着1900

注:始発は遅れないが、途中駅はかなり遅れることがあるので復路の利用は注意。現時点では撮影に適した時間帯にWat Ngio Rai駅に停車する列車は数本しかないが、2025年ごろにはバンコク郊外線としてNakhonpathom駅までの列車本数が増加するハズだ。タイのハナシなので、実際いつのことになるかは判らないが、訪問前にはアクセスの変更の有無をよく確認してほしい。

(3) Wat Ngio Rai駅からのアクセスは2015年頃までは駅前から博物館方面へのソンテウが走っていたそうだが、2018年頃には無くなっていたという。私が訪問した時にはソンテウも人影もなかったが2019年の訪問者の手記にはバイクタクシーを利用した旨が書かれている。

(4) 私自身は往路はWat Ngio Rai駅より歩いて訪問した。復路はNakhon Chai si駅近くのショッピングセンターまで歩いたうえでバスでバンコクに戻って来たが、 時間的にはNakhonpathom駅まで行き、別項のAircraftMarketを訪問することも可能だった。

【機体と座標 Aircrafts and Locations】

(1) VC-47D (476302, 13.8160N / 100.1982E)  元は南ベトナム空軍機。ヤードの一番奥に置かれており、近づくことはできない。作例は入口からフルサイズ320mm程度で撮影したもの。

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写真1 (2019年1月14日撮影)

 

(2) C-47A (ex. 42-24377, c/n. 10239, 13.8154N / 100.1975E) 上記の機体からやや離れたフェンス脇にあるC-47A。ミャンマーで使用されたのちN2270Mとなり現在に至る。2021年1月のGE-Pro画像を見ると、バナナの樹は伐採されたようだ。

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写真2 バナナの機の影に隠れるC-47。状況から接近は困難。(2019年1月14日撮影)

 

(3) シコルスキ―S-58 (Bu.153699, 13.8156N / 100.1974E) 元はラオスで使われた機体。訪問時はバナナの葉に隠れてほとんど見えなかったが、2021年1月のGE-Pro画像を見るとバナナの樹は伐採されたようだ。

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写真3 ここに機体が存在する!という信念をもって探すと見つかる。(2019年1月14日撮影)

 

(4) YS-11A-227 (HS-APA, 13.8140N / 100.1966E) 元はJA8763。博物館入口から道をさらに約250m進むとYS-11などの機体が展示されている。

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写真4-1, 4-2 順光側には植樹と池があり、キレイな側面は撮影できない。(2019年1月14日撮影)

 

(5) G.222TCM (60311, cn. 4111, 13.8140N / 100.1966E)

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写真5 (2019年1月14日撮影)

 

(6) O-1A

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写真6 ズラリと並んだO-1の用廃機。(2019年1月14日撮影)

 

(7) O-1 (13.8120N / 100.1972E) 博物館の入口に置かれている機体。

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写真7 博物館入口脇にあるO-1。(2019年1月14日撮影)

 

【その他】

(1) オマケのSL (13.8072N, 100.1966E) SLは東を向いて展示されているので正面を撮るなら午前中に訪問するコト。

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写真8 踏切脇に東を向いて展示されている二両のSL。正面を撮るなら午前中に訪問すること。(2019年1月14日撮影)

 

(2) 2025年頃にはナコーンパトムまでは通勤線が走るハズだ(タイの予定は当てにならない)が、当分はタイのローカル線を存分に楽しみながら移動することができる。うっかり居眠りして乗り過ごしたり、下車駅を間違えると半日は列車が無い。緊張するだろ?(笑)

写真9 Wat Ngio Rai駅に停車中の列車。(2019年1月14日撮影)

以上