用廃機ハンターが行く!

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75式130mm自走多連装ロケット弾発射機の展示場所

<編集履歴> 28Feb.2024公開、15Mar.2024見直し更新(第2回目、情報追加)

【はじめに】別記事参照願います。

陸自の用廃装備品の展示場所について - 用廃機ハンターが行く!

【概要】

(1) 75式130mm自走多連装ロケット弾発射機の詳細はWikipediaほか、ネット検索してくださいな。(完全他力本願モード)

(2) そのwikipediaによると、(試作車を除き)66両が調達され、主に北海道の部隊に配備された。(一部、九州)。射程の関係で実射できたのは北海道の矢臼別演習場だけだったとか(演習弾は射程が短いようで、上富良野演習場での発射実績があるそうな)。2003年(平成15年)頃までに全車退役したという。

(3) この手の記述によくあることだが、「2003年(平成15年)ごろまで」というのが、「平成14年度末(2015年1月~3月)」に引退したのか、「平成15年度中(2015年4月~12月)」に引退したのか、ハッキリしていない(私自身も未確認)。装備品等の国内運用は予算に基づく事項なので、原則として「年度表記」とし、全車退役セレモニーの実施日が公表された場合のみ「年表示」にすればイイのに、と思う。年表記にするなら「**年3月までに退役した」と書いてくれれば「前年度末までに運用終了したな」と判断できるのだが・・・。

(4) 本装備の運用に際しては、射撃精度を向上させるため、75式自走地上風測定装置を同行させて風力・風向などの観測を行って諸元を調整した。この75式自走地上風測定装置は現在では兵庫県の姫路駐屯地のみに残されている。

陸自のレアな装備品の展示場所 - 用廃機ハンターが行く!

 

写真1 善通寺駐屯地の75式130mm自走多連装ロケット弾発射機。近隣にある74式戦車の見学台から撮影できる。駐屯地内の乃木館一般公開時間(平日日中)には、ゲートで記帳するだけで屋外展示装備を見学できるので、お薦めの場所だ。(2023年3月31日)

 

【展示場所】

(1) 北海道    北千歳駐屯地
(2) 青森県    青森駐屯地 (40.8101N/140.7117E)
(3) 宮城県    船岡駐屯地 (38.0474N/140.7799E)
(4) 茨城県    土浦駐屯地(武器学校)
(5) 静岡県    富士駐屯地(富士学校)
(6) 兵庫県    姫路駐屯地 (34.8601N/134.7006E)
(7) 香川県    善通寺駐屯地 (34.2206N/133.7816E)
(8) 大分県    湯布院駐屯地 (33.2694N/131.3585E):機銃付

写真2 青森駐屯地の展示装備群。ここの資料館には八甲田山遭難関連資料が残されており、これと併せて比較的容易に見学ができる。(2018年6月29日)

以上