用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

16式機動戦闘車(16MCV)の展示場所

<編集履歴> 16Aug.2023公開、02Sep.2023見直し更新(第1回目、見直し実施)

 

【はじめに】別記事参照のこと。

陸自の展示車両について - 用廃機ハンターが行く!

【概要】

 74式戦車と同等の火力を有し、C-2での空輸を可能とし、かつ道路上では時速100km程度で走行できるよう展開機動性を高めた戦闘車両(*注)。「戦車」ではないが10式戦車を補完する位置づけの装備とされる。本記事では英語表記Type 16 maneuver combat vehicleの略称である"16MCV"を原則として用いることにする。2023年度予算分を含めて221両を調達/納入中。最終的には全国に300両程度が配備されるものと考えられている。(主にWikipediaより(2023年8月16日閲覧))

 16MCVの開発に際しては予算名称等から4両の試作車両が造られているが、本記事最新更新版の時点で国内に展示/保管されているのは陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」の試作1号車と神奈川県にある陸上装備研究所に保管されている試作3号車の2両のみだ。残る2両もそのうちどこかで展示されることだろう(土浦の武器学校、富士学校あたりだろうか)。量産車の用廃車両が展示されるのは運用から20~25年程度が経過してから。すなわち2040年頃以降になるだろう。 

*注:全備重量は約26t。ちなみに10式戦車の全備重量は約44t、最大路上走行速度は時速70km程度と言われている。

 

【16MCV展示場所 Displayed 16MCV】

(1) りっくんランド(東京都, 35.7848N/139.6000E) 試作1号車。2020年2月にリニューアルを行い、この際に90式戦車(試作車)と入れ替えて展示したが、その後はコロナ禍による公開中断が続き、一般公開が再開されたのは2020年6月27日(土)からのことだ。

(2) 技術研究本部陸上装備研究所(神奈川県、35.5771N/139.3962E) 試作3号車。最後に一般公開されたのは2018年10月6日。

写真1 りっくんランドに展示されている試作1号車。キミは量産車との違いをいくつ挙げることができるかな?(2023年3月26日撮影)

以上