<編集履歴> 19Jun.2023公開
<場所 Place> 〒020-0601 岩手県滝沢市後268-433 陸上自衛隊岩手駐屯地
https://sec.mod.go.jp/gsdf/neae/neafar/index.html
<座標 Location> 39.8371N, 141.1090E
<訪問日Visit> 18Jun.2023
<行き方 Access>
(1) IGRいわて銀河鉄道渋民駅から最短ルートで約5.5km、徒歩約70分。
(2) JR東北本線森岡駅東口から八幡平マウンテンホテル方面行のバスで約40分（560円）、自衛隊正門前で下車し、5分程度を歩く。平日には1時間に1本程度の便がある。
(3) 駐屯地公開時にはIGRいわて銀河鉄道滝沢駅からシャトルバスが運行される。所要約20分程度だが、入場待ち渋滞があると、どの程度かかるかは不明。
※基本的には車（バイクを含む）で訪問する場所だ。
<解説General>
(1) 第9師団の重火器・戦闘車両の駐留する駐屯地。もう少し詳しく書くと駐留部隊は北方面特科連隊、第9高射特科大隊、第9戦車大隊、第9後方支援連隊（一部）、第10施設群（一部）、東北方面後方支援隊（一部）といったところか。正門を抜けるとすぐにT-6GとOH-6Dを含む広報展示機・車両群がある。ここは岩手県内唯一の軍用機展示場所でもある。駐屯地祭は例年5月中旬～6月中旬ごろに行われており、その際に撮影できる。
(2) 敷地内に資料館があるが航空関連の展示は無い（強いて言えばパラシュートの包みがあったか。模型はあっても目に入らないので記憶にない、失礼！）。拳銃や小銃、弾丸のコレクションは比較的多い方だ。
【展示機と座標 Aircrafts】
(1) T-6G (72-0147) 機首を南東に向けて置いてあり、初夏の13時半ごろから機体右側に光が回り始める。本機は1965年5月1日に用廃になったとされるが、ヒコーキ雲さんに投稿された写真で最も古いものは2002年6月14日撮影のもの。用廃となったあと37年間もここにあったとはチョイト考えにくく、どこかに展示されていたものを移設したのではないかと思っている。2010年6月13日ごろにはOD色に、その後の2014年5月23日ごろには旧大戦機にみられるような緑色に塗られていた。ヒコーキ雲に掲載された写真の日付が正しいならば、ヒコーキ雲運営者S氏は2014年当時に2010年ごろのOD色塗装例に対して自衛隊側に塗装を元の黄色に戻すよう抗議してるが、これを行った時には機体はすでに緑色に塗られていたことになる。勘違いはあったものの、その後に機体の塗色は元の黄色に戻された。言うべきことは然るべき部署に言っておくとよいという実例だろう。もっとも、それ以降には再塗装は行われていないようだ。2023年6月の訪問時には一部の塗装は剥げかけており、ボロボロな状況であった。そろそろ再塗装しても良いのじゃないかな～などと発言すると、むしろ撤去されてしまいそうな雰囲気だった。
写真1-1～1-3 岩手駐屯地正門奥にあるT-6G。側面は手前にイロイロとあるので撮れない。また本機には主脚カバーがついていない。（2023年6月19日撮影）
(2) OH-6D (31179, VATH) 先代展示機OH-6J (31085)に代わり、2004年以降2010年6月13日の公開日までの間に設置された。
写真2 展示されているOH-6Dの機体ギリギリに進入防止用の鎖があるので、撮りづらい。午後になっても説明板があるので、やっぱり撮りづらい。（2023年6月19日撮影）
【展示後廃棄】
(1) OH-6J (31085) 1993年12月17日用廃付で用廃となったとされる。2004年に撮影された写真がヒコーキ雲さんに投稿されているが、その後の2010年6月13日の公開日には既に次代展示機であるOH-6D（上述）に交換されていた。
【その他の展示物】
61式戦車、60式装甲車、60式自走106mm無反動砲、35mm二連装高射機関砲（L-90）、野砲一門（記録忘れ）が展示されている。また資料館脇には105mmりゅう弾砲、155mmりゅう弾砲、155mmりゅう弾砲（FH70）の3門の野砲が展示されている。
【余談】
組織改編により2023年度を持って第9戦車大隊（74式戦車）が廃止され、16式機動戦闘車による偵察戦闘大隊が新設される予定（部隊は弘前駐屯地に置かれるという話もあるが、詳細は未確認）。
写真3 2023年度の創立記念行事が第9戦車大隊（74式戦車）最後の参加となった。（2023年6月18日撮影）
以上
