用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【沖縄県】陸自 那覇駐屯地のLR-1

<編集履歴> 13Dec.2022公開、18Dec.2022見直し更新(第1回目、誤記修正)

<場所 Place> 那覇市字鏡水679 陸上自衛隊那覇駐屯地

陸上自衛隊 第15旅団

<訪問日Visit> 12Dec.2022

<座標 Location>  26.2054N, 127.6628E

<行き方 Access> 

(1) ゆいレール赤嶺駅より道なりに約1.6km、徒歩約20分。

(2) 那覇空港国内線ターミナル南端から約2.5km、徒歩約35分。

<解説General> 

(1) 第15旅団司令部など旅団の中枢部門が駐屯する駐屯地。正門脇にLR-1、正門から1ブロック先には74式戦車90式戦車が展示されている。駐屯地内にある広報資料館「鎮守の森」は平日であれば事前予約調整・エスコート付で1名から見学できる。(詳細は上に添付した第15旅団のHPへ)

(2) 駐屯地公開行事は例年10月頃に行われる。参加する航空機はUH-60JAあるいはCH-47JAが1機程度だが、結構激しい機動を見せるのでマニア的には見逃せない。ただし個人的には那覇基地祭・嘉手納基地公開・普天間基地公開に次ぐ規模のイベントなので、ここまでお小遣いを回せないのが現状だ。ここに紹介している写真は全て2022年12月12日、月曜日の朝一番に訪問見学した際に撮影したものだ。当日、ご対応いただいた担当者ほか関係する皆様にあらためて御礼申し上げます。

 

【展示機 Aircrafts】

(1)  LR-1 (22016) 正門脇に北北西を向けて置かれている。太陽方向を計算すると午前10時ごろまでは右側を順光で撮影できるが主翼の影が機首にかかる。夏の14時半ごろからは機体左側を順光で、かつ機首に翼の影がかからないようにして撮影できるハズだ。機体には"22019"と記入されているが、本当は22016号機。第101飛行隊(当時)では2010年5月20日付でLR-1の運用を終えたが、最後の運用機である22019号機は木更津駐屯地に配置替えとなって木更津で用廃となった。那覇駐屯地ではLR-1(22005号機)が展示されていたが、老朽化したため2010年頃に二代目LR-1展示機として北宇都宮駐屯地で使われてきた22016号機がフェリーされてきたが、長く使用してきた22019号機の方に愛着があったのでこちらの機番に変更した。2012年10月20日に撮影された写真がヒコーキ雲さんに投稿されているが、いつ設置されたのかは不明。

写真1 季節によるが午前10時半ごろまでは機体右側を順光で撮影できるものの主翼の影が機首にかかる。運用当時の機首記号は"IB"であったが、”XV”に変えられている。(2022年12月12日撮影)

 

写真2 訪問時は完全な逆光だったが、14時半ごろからは順光かつ主翼の影が機首にはかからなくなるハズだ。(2022年12月12日撮影)

 

写真3 こちらは那覇基地祭にて展示された現役時代のLR-1。ホントの22019号機だ。(2008年12月14日撮影)

 

【展示後廃棄】

(1) LR-1 (22005) 2006年12月には既に展示されていた先代の那覇駐屯地展示機。2010年2月13日撮影の写真がネット上に公開されているが2012年10月には現在の22016号機と置換されていた。

(2) V-107A (51718) 訓練機で2003年3月8日には存在していたが2006年12月には無くなっていた。

 

【その他】

(1) 74式戦車90式戦車(26.2064N, 127.6628E)2022年10月中旬ごろに展示され、同年11月6日の「第15旅団創隊12周年・那覇駐屯地創立50周年記念行事」が一般初公開となった。車両は南西方向を向けて置かれているので、概ね10時半ごろから13時ごろに訪問すると順光で良い感じに撮れるハズだ。LR-1と同時に「良い条件で」撮影するのであれば、駐屯地公開行事の際に一日中居続ける必要があるだろう。

写真4 ランドマークとなる白い塔(給水塔?)の脇に展示された74式戦車90式戦車。(2022年12月12日午前9時ごろ撮影)

以上