<編集履歴> 19Jan.2025公開
<場所 Place> 神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-12 電車とバスの博物館
・YS-11の機首を見るだけなら、こちらへ;
<座標 Location> 35.5881N / 139.5936E
<訪問日Visit> 25Jan.2015 and 17Jan.2025(入口を眺めただけ)
<行き方 Access>
(1) 博物館は東急田園都市線宮崎台駅に直結している。駅改札口から博物館入口までは70m程度。
(2) YS-11の機首部があるB棟は駅改札口からは駅に沿って(もしくは博物館内を通過して)約220m。
<解説General>
(1)「電車とバスの博物館」のB棟(キッズワールド)にはYS-11の機首部分が展示されているが、このB棟は2021年8月1日からは、別料金/別途入退場管理体制の「シェアオフィス」として運営されている。コロナ禍中の休館/入場規制を経て、子供を遊ばせることはできないけれど、パーティションを設けて静かに個人利用するならと、新たな空間利用を検討した結果、「シェアオフィス」となったようだ。このため、博物館の入場券では入場出来ないので注意する。利用時間は博物館と同じ 09:30~17:00で、毎週木曜(木曜が祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)は休館だ。
(2) 利用(YS-11の見学)に際してはスマホアプリをダウンロード/登録し、クレジットカードと紐づけし、表示されたQRコードをゲートに読み込ませることで入退場を管理する仕組みとなっている。利用料金は250円/時間とのこと。
(3)現地の様子は、いくつかのサイトで紹介されているが、そのうちの一つにリンクを貼っておく(このサイトがベストというワケではない。ただ、目についただけ)
・参考記事紹介;
電車の中でテレワーク!?シェアオフィスになった電車とバスの博物館B棟を見学してきた! - [はまれぽ.com] 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト
【展示機】
(1) YS-11 (JA8662, cn.2022) 機首部分のみが展示されている。
本機は 1966年 5月12日付で登録。日本国内航空、東亜国内航空、日本エアシステムと所属会社の名称が変わった後、1988年1月10日に米子空港にて離陸中断後に滑走路内で止まり切れず、オーバーランして中海に突っ込み、1989年 2月10日付で登録抹消となった。かつての東亜国内航空機の塗装が見られるのは全国でもここだけとなっている。
(2) 2016年までは博物館のフライトシミュレーターとして機内に入ることができたが、コロナ禍以前に休止となり、機内に入ることはできなくなっていた。2021年8月1日以降は「シェアオフィス」の一施設として、機内に「一人分のオフィス」として机/椅子/電源が設置され、一回の利用は1時間として、一般公開されている。
(3) 登録/料金を払ってから入場できる「シェアオフィス」内からは、遮光用カーテンで窓が遮られている時があり、外観の撮影ができない場合がある。また「機内のオフィス」を利用する先客がいる場合には、当然ながら機内に入ることもできない。撮影の可否は訪問時の運次第というところだろう。

写真1 元は電車とバスの博物館B棟、今は「シェアオフィス」の一角にある元東亜国内航空のJA8662の機首部分。現在、この場所から機体側を見ると、遮光カーテンが引かれていて、機体が全く見えない場合がある。一方で、先客が居なければ一回1時間は「オフィス」として一人で機内を独占できる。コクピット撮影もこの時には可能なようだ。(2015年1月25日撮影)
【余談その1】
オーバーランして中海に突っ込んだ事故の調査報告書はこちら;
https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-acci/63-9B-JA8662.pdf
【余談その2】
本機の胴体部分は鳥取県空港R/W10スレッショルド脇の道路脇に放置されていたが、2023年夏ごろに撤去された。本Blog内の関連記事はこちら;
【鳥取県】鳥取空港脇に転がるYS-11の胴体(撤去済/記録) - 用廃機ハンターが行く!
【余談その3】
初回訪問から10年後の夕方にフラリと再訪した。だが、入場にはスマホによる登録が必要であり、「ケータイを携帯する習慣の無い」私は入場することができなかったのだった。入場制限時間間近だったので「ま、いいかぁ!」。
以上