<編集履歴> 03Apr.2021公開
<座標 Location> 35.5275N, 134.1496E
<機体 Aircraft> YS-11 (JA8662)
<訪問日Visit> 31Mar.2021
写真1 鳥取空港脇に転がるYS-11の胴体。(2021年3月31日午前8時30分ごろ撮影)
<行き方 Access>
(1) JR末恒駅から道なりに約1.7km、徒歩約21分。
(2) 鳥取空港から道なりに約1.8km、徒歩約23分。
<解説General>
(1) 鳥取空港の南西端付近、国道9号線沿いのガソリンスタンドの脇の廃船舶置き場にYS-11(JA8662)の胴体部分が転がっている。かつては船用具を扱う業者の事務室として利用されていたようだが2008年ごろには閉鎖されており、現在では資材置場となっている。胴体は機首方向をほぼ南に向けて置かれているので、午前中は道路側から順光で機体左側面を撮影することができる。周囲にはぎっしりと(おそらく)廃船舶が置かれているため、機体右側に行くことはためらわれる。下手に侵入して転んでケガをしてもつまらないので、道路側から眺めるだけにしておこう。この場合の現地での滞在時間は5~10分もあれば十分かと思う。
(2) 本機は1988年1月10日に米子空港にて離陸を中止しようとして滑走路内で止まることができずに中海に突っ込んで中破したものだ。現在もうっすらと東亜国内航空の文字とJAナンバーの一部が残っている。事故後の1989年1月25日に登録抹消されており、機首部分は横浜にある東急の「鉄道電車とバスの博物館」に展示されている。 両主翼、エンジンおよび尾翼は存在しない。
*参考:事故報告書はこちら;
https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-acci/63-9B-JA8662.pdf
(3) 米子空港で事故を起こした機体の機首部分が横浜に、また胴体部分が鳥取空港脇にまで運ばれた経緯は不明だ。
(4) 一部の口の悪いマニア達からは「塩漬けになった機体」などと言われている(注:中海は汽水湖だ)。
写真2 胴体の前後には恐らくは廃棄されたと思われる小型船舶がいくつか置かれており、機体右側には行きづらい。(2021年03月31日午前8時30分ごろ撮影)
【余談】
訪問計画のご参考にいかがでしょうか?
【東京発二泊三日】鳥取空港脇に転がるYS-11の胴体を見に行こう! - 用廃機ハンターが行く!
以上