用廃機ハンターが行く!

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【雑談】RSAF55周年記念 Paya Lebar基地公開(2023)

<編集履歴> 14Sep.2023公開、17Sep.見直し更新(第3回目、写真追加、見直し更新)

 

 シンガポール空軍設立55周年記念行事の一環として、2023年9月9日(土)、10日(日)の二日間にわたりRSAF Paya Lebar空軍基地が一般に公開された。以下に記録として展示機の様子などを紹介する。

I visited the RSAF Paya Lebar openhouse day, 9-10 Sep., 2023.

<地上展示機 Static Displays>

 地上展示機の周辺にロープは無く触り放題か、ロープで囲われている場合にはコクピット公開のため、人の入っていない機体だけの写真は撮れません。

(1) A330MRTT(765, 112sqn./ Changi) 

(2) F-15SG (8308 / 05-0006, 149sqn. / Paya Lebar, Special Tail)

(3) F-15SG (8317 / 05-0013, 149sqn. / Paya Lebar, Special Tail)

(4) F-15SG (8328 / 05-0023, 149sqn. / Paya Lebar, normal Tail)

(5) F-16C (611, 140sqn. / Tengah)

(6) F-16D (625, 140sqn. / Tengah)

(7) Gulfstream G550CAEW (016, 111sqn. / Tengah)

(8) Fokker 50MPA (716,  121sqn. / Changi, with 2 Harpoons)

(9) KC-130B (725, 122sqn. / Paya Lebar)

(10) AH-64D (01-2068, 120sqn. / Sembawang, with Rokets and Helfires)

(11) H225M (201, 125sqn. /  Sembawang)

(12) S-70B (266, 123sqn. / Sembawang,  with torpedo)

(13) CH-47F (SG) (20-88177, 127sqn. / Sembawang)

(14) UAV / Heron I (5355, 119sqn. / Murai Camp)

(15) UAV / Hermes 450 (507, 116sqn. / Murai Camp)

(16) Diamond DA-40 "Diamond Star" (9V-YFF(or 9V-YFE) on 9th, 9V-YFK on10th) Singapore Youth Flying Club所属

写真 垂直尾翼スペシャルマーキングを描いたF-15SGは2機展示された。(2023年9月9日撮影)

 

写真 G550CAEW機。早朝でないと側面は撮れません。(2023年9月10日撮影)

 

写真 胴体両脇にハープーンを搭載したFokker 50MPA。手前に人が入らない”奇跡の瞬間”ショットだ。(2023年9月9日撮影)

 

写真 S-70B。こちらも早朝でないと撮れない全景ショット。(2023年9月10日撮影)

 

<Flight Demo>

「不明機接近、会場前からF-15SG緊急発進!」「不明機はA330MRTT、エスコートして強制着陸」「Spidar対空ミサイルシステム展開/撤収」「対テロ制圧のためH225M飛来。7名を降ろして制圧」というストーリーで土日の午前午後、合計4回実施。

(1) F-15SG (8301, 142sqn. /Paya Lebar) 10日のみ

(2) F-15SG (8319, 149sqn. / Paya Lebar) 9-10日両日

(3) F-15SG (8322, 142sqn. /Paya Lebar) 9日のみ

(4) H225M (215, 125sqn. /  Sembawang)

写真 2機のF-15SGが目の前にて緊急発進!(2023年9月10日撮影)

 

写真 動きを見せるのは対地支援デモの際のワンパスのみ。演技終了後に2機で進入して上空でブレークすることもあれば、ストレートに着陸してしまうこともある。”Airshow”ではなく、あくまで”Openhouse”の中の”Aerial display”という位置づけだ。(2023年9月9日撮影)

 

写真 兵士7名を降ろして離脱するH225M。(2023年9月9日撮影)

 

<Experience Flights>

土日とも頻繁に飛んでました。
(1) A330MRTT (760, 112sqn./ Changi)

(2) A330MRTT (763, 112sqn./ Changi)

(3) KC-130B (721, 122sqn. / Paya Lebar)

(4) C-130H (732, 122sqn. / Paya Lebar)

(5) KC-130H (734, 122sqn. / Paya Lebar)

(6) Fokker 50UTA (710, 121sqn. / Changi)

(7) Fokker 50UTA (711, 121sqn. / Changi)

(8) CH-47SD (88176, 127sqn. / Sembawang)

(9) CH-47SD (88189, 127sqn. / Sembawang)

(10) CH-47SD (88193, 127sqn. / Sembawang)

(11) Diamond DA-40 "Diamond Star" (9V-YFE/J/H/L/M/N and 2-3 more) Singapore Youth Flying Club所属の7機程度のDA-40も体験搭乗を行っていた。一度に7機が上がるので幾分時間を要していた。このため日曜日最終回はタキシングしてきたものの空軍の体験搭乗機の離発着で待機している間に午後のデモ時間になってしまい、離陸できずにエプロンに戻るという一幕があった。

写真 体験搭乗者を乗せて何度も離発着を繰り返すFokker 50。(2023年9月10日撮影)

 

写真 体験搭乗者を乗せて何度も離発着を繰り返すKC-130H。この時は空中給油システムは装着していない。(2023年9月9日撮影)

 

写真 体験搭乗を終えて着陸するA330MRTT。(2023年9月10日撮影)

 

写真 体験搭乗者を乗せて一度に7機ほどが離発着していたフライングスクールのDA-40。(2023年9月10日撮影)

 

<Technical School Hangar>

(1) AS332M1 (222, no MR)

(2) F-5S (832)

(3) UAV IAI Searcher (561)

写真 Tai Seng駅方面に向かうシャトルバス乗り場はTechnical School(仮称)のハンガーを抜けた先にある(ハズ)。このハンガーに置いてある機体を見ることができるが、格納庫を抜けるまでに目算でおおむね1時間近くはかかる。F-5Sの脇まで行くだけでも40分程度はかかりそうだった。一方、ここから一旦会場外に出て、徒歩で約1.5kmほど離れた大通りの一般バス停まで行き、やってきたバスに乗車すると50分後にはMRT Eunos駅脇のホーカーズで冷たいドリンクを飲み、かき氷を食べていられる。

 

<Airforce Musem>

別記事参照

シンガポール空軍博物館 - 用廃機ハンターが行く!

 

<その他>

(1) 基地裏手の整備施設内にはC-130が1機駐機していた。私自身はシャトルバスからチラリと眺めたのみだったが、Scrambleへの投稿記事によるとチュニジアのC-130 (Z21012 / TS-MTB)だったそうな。

(2) 会場内では500mLペットボトルのミネラルウォーターが3 SGDで販売されていた(無料の給水機もある)。1 SGD =108PY程度のレートだったが、空港で両替するとコミッション込みで120JPYに近い。街中の雑貨店での価格は一番安いミネラルウォーターだと0.35 SGD (500mL)、1.5Lでも0.85 SGDだった。2日目には2L分の飲料水を持ち込んで、夕方までにほぼ飲み干してしまった。水分が蒸発しているせいか、仮設トイレ(男女兼用)の待機列はほとんどない。

(3) Tai Seng駅近くのショッピングセンター”18 Tai Seng”正面口から発車するシャトルバスに乗るとTraining Command(教育集団とでも訳すか?)の建物を抜けて会場入口へと誘導される。この際に中庭にあるSIAI-Marchetti SF.260WS (胴体に"122"と書いていあるけれどホントは"160")を見ることができた。ちなみにHougang駅近くのバスプールから発着するシャトルバスの乗降場はAirForceMuseum敷地内なので、こちらの便を利用した場合にはこのSF.260WSを見ることができない。次回も同様パターンとなるかどうかは分からないが参考まで。

写真 Training Commandの中庭に展示されているSIAI-Marchetti SF.260WS。胴体に"122"と書いていあるけれどホントは"160"とのこと。(2023年9月9日撮影)

以上