<編集履歴> 24Dec.2022公開(「海上自衛隊固定翼哨戒機の展示機(??Aug.2018Mixiにて公開、21Feb.2019はてなBlogに移設)」より分離独立)
【概要】
(1) 海上自衛隊では2000年前後ごろから任務内容が「潜水艦の哨戒」から「広義の哨戒」となったため「対潜哨戒機」の呼称をやめ、「哨戒機」としている。このため本Blogでは原則としてP-3C以前を「対潜哨戒機」、P-3Cおよび以降の機種を「哨戒機」と記載する。
(2) 海上自衛隊では対潜哨戒機S2F-1(4101~4160)、輸送機S2F-C(9061~9062)、標的曳航機S2F-U(9151~9154)を1983年度末まで運用していた。約40年前に退役した本機種のうち2022年12月24日時点で国内に残るのは2機のS2F-1全機展示機と1機の機首部分だけだ。いずれも屋外に野ざらしの状態なので、早めに訪問して記録として残しておこう。
【展示機 Displayed Aircrafts】
(1) 4111 河口湖自動車博物館飛行舘のバックヤードに機首部分のみが置かれている。例年8月だけの公開時にしか見ることはできない。
写真1 河口湖自動車博物館飛行舘にあるS2F-1(4111)の機首部分。(2019年8月20日撮影)
(2) 4131 鹿屋基地航空史料館に主翼を展張して展示している。
写真2-1, 2-2 鹿屋基地航空史料館のS2F-1(4131)。撮影当時は塗装直後だったが2022年1月に再度訪問した際には褪色し、かなり汚れていた。(上:2008年5月17日、下:2009年5月16日撮影)
(3) 4150 徳島航空基地に主翼を折りたたんだ形で展示している。以前は千葉県木更津駐屯地(当時敷地内にあった海上自衛隊管轄の倉庫脇)に展示されていた機体だが、1980年頃に徳島に移設した。
写真3-1,3-2 徳島航空基地のS2F-1(4150)。褪色して「白い機体」のように見える。(2022年10月1日撮影)
以上