用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【新潟県】空自 佐渡分屯基地のF-1

<編集履歴> 24Mar.2022公開、27Mar.2022見直し更新(第1回目、文章見直し実施)

<場所 Place> 〒952-1208新潟県佐渡市金井新保丙2-27 航空自衛隊佐渡分屯基地

佐渡分屯基地|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊

<座標 Location> 38.0757N, 138.3481E

<機体 Aircraft>  三菱F-1 (00-8246)

<訪問日Visit> 22Mar.2022

<行き方 Access> 

(1) 佐渡島両津港より約17㎞、車で約25分程度。

<解説General> 

(1) 第46警戒隊のある入間基地を親基地とする分屯基地。ゲート奥に三菱F-1が機首を北に向けて展示されており、年に1回程度開催される公開日に見学ができる。また事前申請による見学を受け入れているので、分屯基地のHPを確認すること。

(2) 展示機F-1は2006年3月9日の第6飛行隊機最終フライトの後に搬入されたというが、最後に飛行した6機(238, 268, 270, 274, 275, 277)とは関係の無い機体だ。ヒコーキ雲さんには2006年5月3日に撮影されたT-33A(51-5658)と並ぶ本機の姿が投稿されている。T-33Aはその後に撤去されている(後述)。

(3) 本機は現在の場所に移動されたのち、何度か機体の向きを変えている。GE-Proの過去の取得画像を見ると次のように変わっていた(日付は画像取得日);

2011年5月16日から2011年9月24日には機首を東に向けていた。

2013年10月10日から2015年5月29日には機首を南に向けていた。

2017年4月22日以降は機首を北に向けている。

(4) 展示後、2015年春~2015年8月ごろの間に新潟救難隊の手により一度塗り直されており(*1)、細かな注意書きなどは既に無くなっていた。全国各地で屋外展示となっているF-1は再塗装工事の際にオリジナル塗装からかけ離れた塗色となるケースが多いが、本機はオリジナル塗装をまだ保っている。(*1: インターネット航空雑誌 ヒコーキジャーナル第156号の記述より推定)

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写真1,2,3 佐渡分屯基地のF-1三景。首輪は機軸方向ではなく傾けられたままとなっている。2015年8月に撮影された写真を見ると機軸方向を向いていたので、その後に少し移動させたのだろう。(2022年3月22日撮影)

 

【展示後廃棄】

(1) T-33A (51-5658) 上述の通り2006年5月度までは存在していたが、2011年5月までの間に撤去されている。


【余談】

 2022年3月12日のJRダイヤ改正後に東京ー浜松ー名古屋ー松本ー糸魚川ー新潟ー高崎ー桐生-東京と回る「青春18きっぷ」を使った用廃機&撮り鉄乗り鉄旅行を実施した。ダイヤ改正後にも新潟周辺で1~2編成くらいは115系を見られるだろうと考えていたのだが、改正時に全廃となってしまい、新潟に一日滞在する予定が浮いてしまった。さぁ、どうしよう?佐渡には5月後半ごろの新緑の季節か夏の海水浴を兼ねて訪問しようと考えていたのだが、ここで訪問することを旅行2日前になって急遽決定した。19~21日は連休中ということもあって佐渡分屯基地に事前に問い合わせることも無理だと訪問は半ば諦めていた。なぁに、また来ればいいさ。

 ところが山の麓の金井運動公園でF-104Jを撮影している際に地元の方に「大丈夫!見られるよ!」と背中を押され、ダメ元で電話を入れたところ、なんと見学を受け入れてもらえました!(写真掲載も承諾済)

 突然の電話および訪問にも関わらず、ご対応くださいました担当者・ゲートの方々に心より御礼申し上げます。

 なお「時々、わざわざ来られる(マニアな)方がいらっしゃいます」とのこと。マニアを一人見かけたら、その陰には30人くらいは同類がいると思って良いのかな(まるでゴキブリのようだ)。

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写真4 分屯基地に行く途中の山道から見た妙見山のJ/FPS-5、通称”ガメラレーダー”。(2022年3月22日撮影)

以上