<編集履歴> 16Nov.2019公開、27Apr.2020見直し更新(第3回目、沙鹿翔園教育訓練中心の機体関連記事を分離独立、体裁見直し写真追加)
<座標 Location> 24.2457N, 120.6052E
<訪問日Visit> 14 Aug.2009
<行き方 Access>
(1) 台中の駅前から1ブロック離れた緑川站よりバスで60分程度。利用可能なバスはNo.9, 69, 123, 128, 237, 239。楽群二村で下車し、漢翔正門前を南に向かう忠貞路を150m進む。
(2) CCK正門前からは約2.8km、徒歩約35分だ。
<解説General>
(1) 台湾の航空機メーカーである漢翔(AIDC)の研修施設の一角(漢翔園というらしい)にF-5E Tiger2000が展示されている。ゲートを入ってすぐ内側にあるので、適当な中国語(繁体)の筆談で日本人であることと航空機撮影をしたい旨を告げると入れてもらえる。土日でも入構できる。
【展示機 Aircraft】
(1) F-5E Tiger2000原型機 (5308 / 810015) 本機はF-5Eの搭載機器をアップグレードした試作改修機。改修プロジェクトの正式名称(およびプロジェクトの成果である機体)は"Tiger 2000"のハズだが、垂直尾翼には"Tiger 2001"と記載されている。ウンチクを語るための背景はもう少し掘り下げて調べておく必要がある。
写真1,2 F-5E Tiger2000原型機。(2009年8月14日11時30分ごろ撮影)
(2) F-CK-1 IDF經國號の静強度試験機(靜力測試模型) 私の訪問後、XA-3が移設される前の2012年ごろに展示された。写真は無い。場所はTiger2000の置いてある建物の反対側付近だ(24.2432N, 120.6045E)
(3) F-CK-1 IDF經國號の彈射座椅測試模型 こちらも上記の静強度試験機と同時期に展示された。写真は無い。
【展示後移設】
(1) XA-3 雷鳴(0902 / 71-7002) かつては奥のグラウンド前(24.2432N, 120.6045E)にXA-3の2号機が展示されていた。AT-3を単座にした攻撃機だが、採用には至らず2機のみの試作で終わった。各種の試験を終え、空軍に採用されないことが決定した後はしばらくの間AIDCの社有機として各種の搭載兵器の評価試験の際の発射母機となったり、F-CK-1の試験飛行のチェイサーとして使われていた。現在は成功嶺に移設されたため存在しない。ちなみに1号機は岡山の教育参考館に展示されている。
写真3,4,5 かつて展示されていたAT-3の試作単座攻撃機XA-3"雷鳴"の2号機。(2009年8月14日12時ごろ撮影)
【余談】
台中のCCK(清泉崗)基地周辺の展示機やCCK基地の公開時の様子・スポッティングの話などは別記事を参照願う。
以上