<編集履歴> 17Jan.2022公開、見直し更新(第0回目)
<場所 Place> 〒737-0029 広島県呉市宝町5-20呉市海事歴史科学館"大和ミュージアム"
<座標 Location> 34.2412N, 132.5558E
<機体 Aircraft> ゼロ戦(零式艦上戦闘機)62型(210-118/B/中島製 82729号機)
<訪問日Visit> 14Feb.2009, 16Jun.2013 and 09Jan.2022
写真1 3階の回廊からフルサイズ70mm程度で撮影。(2022年1月9日撮影)
<行き方 Access>
(1) JR呉線呉駅から道なりに約500m、徒歩約8分。広島駅から呉駅までは約50分だ。
<解説General>
(1) 2005年4月23日に開館した戦艦大和を主体に据えて造船技術や太平洋戦争前後の歴史を紹介する博物館。「大和ミュージアム」の名称が有名だが、これはあくまで通称であって正式名称は「呉市海事歴史科学館」という。十分の一サイズの戦艦大和の模型がメインの展示だが、本Blog的にはゼロ戦62型があるので取り上げる。ほかに回天10型(試作型)、特殊潜航艇「海龍」(後期量産型)などが展示されている。開館時間は0900-1800(入場は1730まで)、火曜日休館。5月連休、7-8月、年末年始は特別開館があるのでHPで確認すること。入場料は大人500円。
(2) 展示されているゼロ戦は1945年8月にエンジン不調のため琵琶湖に不時着水し、1978年に引き揚られたものだ。その後は京都の嵐山美術館に展示されていたが美術館は1991年に閉鎖された。機体は和歌山の温泉旅館白浜御苑「零パーク」に移されて展示されていたが、こちらも2002年3月13日に閉鎖された。ここで呉市が呑龍エンジンと共に約3億円で購入し、再整備のうえで展示することになった。国内唯一の62型だが、再整備に際しては考証が不十分との声をよそに作業を実施したため「実機の部品を使ったまがい物」と酷評されていたが、どの部分がどのように異なっていて問題としているのかをまとめたサイトを私自身は今のところ見つけていない。時折モデラ―が「ここが違うんだよね」程度につぶやいているのが見られる程度だ。正しく検証して、その結果をデジタル世代(ネット世代)に残すことが出来る人がいなくなってしまったということだろうか。(参照できる良いサイトがありましたら紹介くださいネ)
(3) 本記事では館内での撮影条件を紹介するべく写真を選んでみた。三連休の中日の昼頃に訪問して「人の入っていない写真」を撮ろうと試みたところ、わずか数カットの撮影に3時間を費やしてしまった。1~2人が画面に入ることを許容する心を持つか、どうしても人のいない写真が撮りたいならば平日に訪問するようにしよう。
写真2 2階の回廊からフルサイズ75mm程度で撮影。(2022年1月9日撮影)
写真3 3階の回廊からフルサイズ16mm程度で撮影。(2022年1月9日撮影)
写真4 近づいてフルサイズ16mm程度で撮影。胴体下に250㎏あるいは500㎏爆弾を搭載可能な戦闘爆撃機としたのが62型の特徴だ。主翼下には60kg爆弾2発または30kg三号爆弾4発を搭載できた。(2022年1月9日撮影)
写真5 機体左側をフルサイズ37mm程度で撮影。晴天~明るい曇天時には遮光カーテンが降ろされるが、それでも屋外の光が強過ぎて、あまり良い絵にはならない。(2022年1月9日撮影)
写真6 2階の回廊からフルサイズ16mm程度で撮影。16mmの超広角レンズを用いてもプロペラ先端から尾翼端までの全景は入らないうえ、手前には落下物防止の網があるので絵にはならならない。さらに遮光カーテンの隙間から入る光のために格子状の筋が機体に映る。(2022年1月9日撮影)
以上