用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【Port Dickson】陸軍博物館(Muzium RAMD)

<編集履歴> 24Feb.2019公開、30Aug.2023見直し更新(第5回目、S-61A-4Nuri展示)

 

<場所 Place> 陸軍博物館(Muzium RAMD), Auditrium Muzium Tentera Darat Port Dickson

※ RAMD: Rejimen Askar Melayu Di Raja

<座標 Location>    2.4963N, 101.8474E

<訪問日 Visit> 06Oct.2012 and 27Feb.2019

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写真1 敷地内のA-4PTMと二機のアルエットIII。(2012年10月6日撮影)

 

<行き方 Access>

1. KTM Seremban駅から徒歩5分のSeramban Bus Terminal 1よりPort Dickson行のバスが30分に一本の割合いである(myBusのT30AまたはT30B、所用約1時間)。KTMはKuala Lumpurからの通勤列車。Serembanまでは20分に一本程度の頻度で列車が走っている。KLIA/KLIA2からNirai行AirportLink(バス)に乗り、NiraiからKTMでSerembanに向かうことができる。

2. Port DickonのBus Terminalはレーンが4本ほどの小さなもの。Wifi-Freeだとか。ここから概ね45分に一本(30~90分に一本)のPolymall 行(PASIR PANJANG方面行)のT32バスを利用して海岸沿いを10分程度(約6km)南下する。

3. Taman Desa Rusa(Jl.Port Dickson:ポートディクソン通り)下車後に内陸部に向けて約900mを歩く。Muzium RAMD近くのバス停で降ろしてくれ、と運転手に頼むが絶対にアテにしてはいけない(聞いちゃいないから)。自分で位置を確認し、自己責任で下車するコト。往路はバスターミナルからタクシーを利用することをお薦めする。

<解説General> 

1. Port Dicksonはクアラルンプールから日帰りの可能なビーチリゾートでSerembanの南西約25kmにある。走行距離で36kmくらい。

2. 地元ではMuzium Tentera Daratの方が通じが良さそうだ。開館時間は水~日曜日の1000-1700、入場料は無料。月曜日と火曜日は休館。

3. 休館日でも100~200㎜程度のレンズがあれば、外周からでもカリブーとテブアンはなんとか撮影できる。 Google MapのStreet View参照のこと。なお展示機を撮影する場合には午後3時頃以降に訪問したほうが光線状態が良い。

<機体 Aircraft>  

(1) A-4PTM Skyhawk (M32-18) 国内の他の場所で展示されているA-4PTMとは違い、ハンプバックが無いのでスリムに見える。

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写真2-1, 2-2 午前中に撮影したA-4PTM。左主脚の油圧が抜けて傾いている。(2019年2月27日撮影)

 

(2) DHC.4A Caribou (M21-06)

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写真3 昼前に撮影したカリブー。正門脇にあり休日でも中望遠で撮影可能。(2012年10月6日撮影) 

 

(3) CL-41G-5 Tebuan (M22-05)

 本機は2000年代初め頃までクアラルンプール市内の国軍博物館(現在は閉鎖)に展示されていた機体だ。

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写真4 テブアン。(2019年2月27日撮影)

 

(4) Sud-Est SE.360 Aloultte III (M20-23)

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写真5 2機展示されているアルエットIII。 こちらはM20-23号機。(2019年2月27日撮影)

 

(5) Sud-Est SE.360 Aloultte III (M20-26)

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写真6 アルエットIIIのM20-26号機。(2012年10月6日撮影)

 

(6) S-61A-4"Nuri" (08, 2.4964N/101.8482E)  2023年7月中旬ごろに訪問した旅行者の写真にデジタル迷彩のS-61A(H-3ですね)が写っていた、最も新しい展示機だ。そのS/N、搬入日および詳細な展示位置は現時点で不明。

 

このほか戦闘車両やSLもある。

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写真7 敷地内にあるSLと客車。(2019年2月27日撮影) 

以上