<編集履歴> 20Feb.2019公開、26Mar.2024見直し更新(第6回目、見直し)
【概要と特徴】
1. 格安航空会社AirAsia(の長距離専門のAirAsiaX)が就航したために行きやすくなり、また東南アジアエリアのゲートとして立ち寄る機会の多くなった国。
2. かつてKuala Lumpur(以後、本BlogではKLと略す)にはマレーシア空軍博物館が存在していたが2016年5月に閉鎖された。展示機の大部分はクアラルンプール国際空港の南東約20kmにあるSendayan空軍士官学校(2.6864N, 101.8591E付近)に移転され、2025年頃の一般公開を目指して準備中だ。
3. 2024年3月末時点で「多数の機体がある展示場」の筆頭はPort Diksonの陸軍博物館(展示機は5機)だ。マレーシア国内において一般人が見学可能な航空機の展示場所には、せいぜい1~3機程度しか展示機が置いていないため、これらを訪問するには極めて非効率的な旅を続けなくてはならない。だけど地道に訪問して「マレーシア国内展示機撮影コンプリート」を目指そうじゃないか!
【主な展示場所】
1. ポートディクソンの陸軍博物館。KLから日帰りで訪問できる。カリブー、テブアン、A-4PTM、アルエットIII×2機の計5機が展示されている。
2. 観光地マラッカの周辺。ムルディカ広場のツインパイオニア、海軍博物館のワスプ、潜水艦博物館にはA-4PTMとF-5E、そしてYayasan大学にB-737-200が展示されている。頑張れば一日で全てをまわることができる。
3. KLの警察博物館、PekanやTaiping など地方の博物館などに機体がある。
4. 街中の展示機。KL市内のB-737、 Kuala KangsarのA-4PTMなどがある。
5. 各基地のゲートガード。Alor Seter、Butterworth、Kuantanで撮影ができる。
6. 撮影はできないがKL郊外のSubang基地(旧KL空港)内には隣接するゴルフ場内も含めて数機の展示機がある。衛星写真では見にくいが2017年7月6日頃に基地内にオープンした巨大スーパーマーケットMutiara Pernama(系列店なので各地にもあります)の入口にはMB339(M34-13)が置かれている。座標は3.1164N/101.5413Eだ。
【航空ショー】
1. 二年に一度、西暦奇数年の3月ごろにランカウイ島の国際空港脇を会場として行われるLIMAが有名。
2. 各空軍基地のオープンハウスは時々開催されているが、直前まで予定は不明。空軍設立のX0周年、X5周年など、キリのよい年に行われていたようだが、2010年代半ばごろからは10-11月ごろに各基地で持ち回り開催となっている可能性が高い。興味ある方は空軍のサイトをこまめにチェックしよう。
<参考:オープンハウス開催日>
2018年 Butterworth(空軍60周年記念)
2018年10月27日(土)サワラク州Kuching(国際空港に隣接)
2019年11月16日(土)Kuantan
<独立記念日>
KL市中央部またはどこかの指定されたエリアで軍事パレードがある。この上空もしくはSubang基地上空ではかなりラフで間隔の開いた編隊だけれど空軍機による数個の編隊が通過する。
【スポッティング】
原則禁止だが、ネット上には外撮り画像が掲載されている。
【参考文献(日本語)】
(1)「空港へ行こう ビギナーのための海外旅客機撮影入門 ただいまリゾート準備中 ランカウイ国際空港」谷田省司、航空情報1998年4月号p.124- 129
(2)「マレーシア空軍の保存機A-4PTM」山本晋介、Jウイング2013年6月号p.82
(3)「【投稿】マレーシアの展示機」山本晋介、航空情報2015年5月号p.70-71
(4)「クアラルンプールと周辺の展示機」大路聡、航空ファン2018年11月号p.56-59
【参考サイト】
airliners.netおよびSpottingmode.comを参照する。
以上