<編集履歴> 18Nov.2020公開、25Jan.2023見直し更新(第3回目、撤去された)
本機は2023年1月19日頃に撤去されたが、記録として本記事を残すことにする。現地を訪問しても何も残っていないので注意願う。
<場所 Place> 小美玉市小川海洋センター
<座標 Location> 36.1873N, 140.3728E
<機体 Aircraft> UH-1H (41648) ”41609”と描いたドアを左右に付けていた
<訪問日Visit> 08Nov.2020, 06Feb.2022ほか
写真1 メインロータ―を外されて駐車場に置かれていたUH-1H。ドアに”41609”と書かれているが、機体本体のS/Nは41648号機だ。(2020年11月8日撮影)
<行き方 Access>
(1) 茨城空港から道なりに約3.7km。
(2) JR石岡駅から約8.2kmタクシーで約20分、3,300円くらいか。
(3) JR羽鳥駅から小美玉市内循環バスがあるが、一日5便程度なので事実上使用不可。
(4) 車で訪問するのがベストの場所だ。
<解説General>
(1) 公益財団法人B&G財団はボートレースの収益金を原資として、地方自治体の要請に基づいて全国各地に「B&G海洋センター」(水泳用プール)を建設したのち、これを地元自治体に無償で譲渡した。その数およそ480ヶ所。現在の小川海洋センター(市営プール)はそのうちの一つで、バス停に残る「小川B&G海洋センター」の名称は小美玉市に譲渡される前のものだろう。その駐車場の片隅にメインロータ―を外されたUH-1Hが置かれていた。駐車場に車を入れて撮影できたが、休館日(月曜日)は入れない。道路からでも左側面は撮影可能だった。
(2) このUH-1HのS/Nは41648だが、コクピット脇の左右のドアには41609と明確に描かれている。2000年頃に展示された時には正しく"41648"のドアであったのだが、2008年12月30日には”41609”のものに交換済みであったことがヒコーキ雲さんへの投稿写真で確認されている。一方でドアを提供した”41609”号機は2002年ごろから2008年ごろまで霞ヶ浦駐屯地に展示されていた機体であったが、2008年5月10日の公開時にはドア付きで霞ケ浦駐屯地のスクラップヤードに置かれていたことがヒコーキ雲さんへの投稿写真で確認できる。したがって2008年5月から12月までの間に霞ヶ浦で廃棄となった機体のドアをこちらに持ち込み交換が行われたものと考える。
(3) 2002年9月1日にはUH-1Hと並んでOH-6J(31100)が展示されていたが、このOH-6Jは2016年10月26日以降2018年5月15日までの間に撤去された。同時期にUH-1Hはメインロータ―を外されたうえ、駐車場の片隅にいかにも一時的にという感じで放置されていた。返却直前で何らかの理由で作業を中断となり、そのまま誰からも忘れ去れてしまったようだった。
写真2 ノーズに”48”、ドアには”41609”と描いたUH-1H。"48"が正しい番号だ。(2022年2月6日13時20分ごろ撮影)
写真3 駐車場の片隅に置かれていた機体と取外されたメインローター。(2022年2月6日13時20分ごろ撮影)
以上