<編集履歴> 10Jun.2020公開、22Jun.2023見直し更新(第2回目、一部記載を見直し)
【はじめに】
2020年4月ごろに国内に展示された自衛隊機の話を知人とメールでやりとしているときのハナシだ。とある機体が現存するかどうかという話になったのだが、「お互いGoogle Earthを見ているハズなのに、互いの認識している状況が異なる」という事態が生じた。お互いが見ているパソコンの画像を交換して確認した結果、私はGoogle Earthのweb版を見ており、相手はGoogle Earth Proをダウンロードして利用していることが判った。
さて、ここでしっかりと書いておこう。
私はパソコンやスマホなどの情報機器には滅法弱いのだっ!
判らないなりにもパソコン・スマホを使っていれば、なんとか時代に遅れず、しがみついていけることだろうというのが、本Blogを始めた理由の一つでもある。そんな私がGoogle MapとGoogle EarthとGoogle Earth Proの違いを知らなくても当然だろう。
・・・などと思っていたのだが、本Blogを立ち上げてから3年ほど経過すると一日に300~500件のアクセスが続くようになった。
もしかしたら一人や二人は私と同じようにこれら地図アプリの違いを知らない方もおられるのではないか?これは「注意書き」程度は書いておいた方が良いかもしれないと思うようになった。
そこで気づいた点を以下に記しておく。いうまでもなく私が書くよりも「Google大先生にお伺い」すると、もっと的確に画像付で説明されているサイトを多数紹介してくださるので、「あっ!自分も使い方を違っていた(汗)」と気づかれた方はそちらも参照して最新情報を得るようにしてくださいませ。
【使い方・利用上の注意】
1. Google Mapの衛星画像
通常、展示機のある場所をサラリと調べたり、アクセスを確認するときに使います。 パソコン画面に現れる衛星画像は雲のない綺麗なものですが、数年前の画像が混じってます。このためGoogle Mapを眺めていて展示機があったとしても、それは数年前の情報であり、現在は撤去されていて存在しない機体である可能性を含んでいます。また最新画像ではありませんので「〇基地にこのほど新しい機体が展示された!」という発言がSNSであったとしてもGoogle側がGoogle Mapで使われる衛星画像を更新しない限りは見ることができません。
2. Google Earth https://www.google.co.jp/earth/
「はじめに」で書いた私の場合、知人から「Mapじゃダメだよ、Earthを見なくっちゃっ!」と言われてGoogle Earthのサイトを訪問したところ、画面右上とか左下に「Earthを起動」というボタンがあったのでポチリ(2020年頃のお話です。最新の画面とは異なる場合がありますのでご注意ください。以下、同様です)。
「これでO.K.」と安心してはいけない。私と同じ失敗をすることになる。
この状態で得られる衛星画像も上記1.と同じ、雲のない綺麗な過去画像をツギハギしたものだ。機体があったとしても、それは数年前の画像かもしれません。
3. Google Earth Pro
Google Earthの画面上部に「Earthのバージョン」というボタンがあるのでポチリ。
現れた選択肢の中から「Google Earth プロ(パソコン用)」を選び、Google Earth Proをダウンロードする(無料)。
https://www.google.co.jp/intl/ja_ALL/earth/versions/#earth-pro
これを使うとエリアによっては2004年ごろから最新で1か月程度前までの衛星画像を確認できるようになる。ここで始めて「Google Earthの最新画像を見たよ」といえる状態になるワケだ。真剣に展示機の有無について最新情報を確認する際にはこちらを使います。(なおアクセスを調べる時にはGoogle Mapや中国の百度や韓国のサイトなど地図情報を併用する)
Googleが利用した衛星画像によって緻密な画像であったり、ラフな画像であったりするし、雲に覆われて何も見えない時もある。機体を見つけたら最新画像で現存するかどうかを確認するだけでなく、過去に遡り「いつ頃から」展示されていたのか調べてみると面白いだろう。
< Google Earth Pro利用時の注意事項 >
1. 2010年以前の画像と現在の画像では座標が若干ズレて表示されることもあるようだ。気づいたところでは最大100m程度のズレが生じていました。こういうバグというか不具合はほとんど気づかないうちに修正されるのでしょうけれど、「こんな誤差・バグが存在する可能性がある」ということは頭に入れておきましょう。
2.「過去のイメージ」を選択するとその場所の過去に公開された衛星画像を見ることができる。画像によって画像取得日が表示されたり、されなかったりするのはバグなのか、利用した衛星画像の性質によるものなのかは分からない。参考となるじょうほうだが、「あくまで参考情報」と割り切って利用して欲しい。理由は「その画像取得日に確かに存在しているモノが写っていないコトがある」ためだ。
実例を紹介しよう。
青森県弘前駐屯地の正門奥(座標40.5682N, 140.4630E)に2018年4月21日公開日にはUH-1Hと並んでOH-6D(31134)が展示されていたことは訪問者のSNS報告等で明らかなのだが、GE-Proの「2018年6月23日取得画像」では確認することができないのだ。2020年5月29日取得画像でも「置いてある」とは言い難い画質の画像であり、2021年7月18日取得画像になってからようやく機影を確認できるようになる。こんなこともあるのだナ、と参考として頭の片隅にでも置いておこう。
3. スマホ画像については私の利用しているandroid7機ではサポートされていないようなので機種更新するまでは記載しませんが、簡易版のGoogleMapとアプリを導入して用いる本格版の画像では違いがみられるものと思います。
最後に繰り返しになりますが、私はパソコンに弱い!
詳細な解説やより有効な利用法についてはGoogle大先生にうかがってみてくださいネ!
以上