用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【天津市】天津航母主題公園

<編集履歴> 04Feb.2020公開、05Feb.2020見直し(第1回目、字句表現等見直し)

<場所 Place>      天津市滨海新区汉沽蛏头沽八卦滩、 天津航母主題公園内        

<座標Location>   

1) 空母Kiev           39.1553N, 117.8083E

2) 屋外展示機展示場中心   39.1570N, 117.8060E

3) 西1門          39.1556N, 117.7820E 

<訪問日 Visit> 04Nov.2011

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写真1 西1門にJ-6が5機が並んでいたが、現在は展示場に移設されている。(2011年11月4日撮影)

 

<行き方 Access>

1. 北京南站から塘沽(タング)火车站まで動車にて移動。塘沽火车站から459路バスに乗り、生态城服务中心站で下車。ここで5.に記すバスに乗換える。

2. 天津站から462路バスで生态城服务中心站で下車,以下同じ。

3. 天津站から軽軌9号線に乗車し、塘沽站で下車。133路バスに乗り、生态城服务中心站で下車、以下同じ。
4. 塘沽の洋货市场より133路バスに乗り、生态城服务中心站で下車、以下同じ。

5. 生态城服务中心站から生态城3号線に乗り、 航母园区停车场で下車する。あるいは航母主題公園站(西門)を通過する127, 133, 456, 459, 462, 506路を利用する。航母主題公園站は西門前あるいはその200mくらい手前(路線により異なる模様)であり、ここから空母まではさらに約2.6kmある。

6. 天津の市内各所からタクシーを利用する。天津から片道160元で約80分、軽軌の東海路站から値切って50元、約30分との旅行者報告がネット上にある。タクシーを利用する場合、航母主題公園到着後に頼むと2時間くらいは待っていてくれるそうだ(2017年ごろの話)。

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写真2 手前にゴチャゴチャと様々な施設があるので空母の全景は撮影困難(2014年11月4日撮影)

 

<解説General> 

1. 2000年に旧ソ連からKievを購入して2002年9月に天津に回航、2003年9月に一般公開を開始した・・・ハズだが、ネット上(百度による検索結果)には異なる年月日とする情報が複数存在する。私自身もホントの日時は判らないので、気になる方はよ~~く情報を吟味して欲しい。入場は毎日0900-1730(季節により閉門時間はプラスマイナス30分)、入場料は220元。

2. 空母周辺の埋立地を開発して一大テーマパークとする構想だったが、2015年頃からは開発の進捗程度がよく確認できない。2011年11月に訪問した際には西1門には5機のJ-6が展示されていたが、2020年2月3日にGooglemapの衛星写真を確認したところ、全てが空母の出入口前の屋外展示場に移設されていた。事業計画を縮小して空母の周囲のみの開発に変更したための処置ではないかと考える。 

3. 空母甲板上にQ-5が5機、Yak-38(実物大模型)、Mi-8が展示されている。

4. 艦内にはJ-10の実物大模型、なんちゃってAH-1の模型、1/8サイズほどの大きさのF-117Aがあるが、照明は暗いため撮影は困難だ。

5. 空母出入口前の展示場にはJ-6が11機(インチキ機首番号付与、2020年初頭には全機ポールあるいは台座の上に展示)、JJ-6(S/N:10007)が1機展示されている。「正式開放」前にはカモフKa-50の実物大模型もあったが、2011年11月に訪問した際には見ることができなかった。

6. 2011年訪問時のコースと時間は次の通り:北京南站0745-0818天津站、ここで正しいバス停が判らず迷い、結局はバス2本および軽軌を利用して塘沽站着1100。近くの洋貨市場でバスに乗ったのは1115、西門着1210。居合わせたタクシーに乗車して空母前まで数分、20元。

帰りは写真1ほか(当時は途中にJ-6が1機、戦闘車両が数台途中にあった)を撮影するために空母から約2.6kmを歩き、西門1510発のバスで1556洋貨市場着。往路の逆を辿り天津站に到着したのは1756であった。

7. 天津市内の移動に時間がかかることと西門から空母までの距離があることから、本Blogの趣旨に反するが訪問に際しては天津市内からタクシーを利用することをかなり強くお薦めする。

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写真3 Kiev甲板にあるYak-38の実物大模型。(2011年11月4日撮影)

 

【余談】

Kievが一般公開された直後の2004年7月28日に初回の訪問を試みている。この日は午前中に天津の周恩来紀念館を見学したのち、天津站から1350発の621路バス(当時)に乗って塘沽站に向かったが、到着したのは1525だった。結構な時間がかかることに驚いたものだ(天津火车站から塘沽站まで1時間半程度以上かかるのは2011年時点でも同じ)。これからアクセスするバスを探して空母まで行き、見学するのは無理と判断し、直ちに戻って来たのだった。この時に訪問していれば、J-6群はまだオリジナルの無塗装の状態だったハズなのだが・・・。

 

以上