用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

海上自衛隊 T-5のお話し

<編集履歴> ??Aug.2018Mixiに公開、21Feb.2019はてなBlogに移設して公開、28Nov.2024「T-5のお話し」という記事に独立

【概要】

 1988年から運用されている現行の初等練習機。1988年に初号機を納入してから1997年度までに37機を製造。一旦、製造を終了したが2006年度に製造を再開し、2015年3月までにのべ66機を製造した。さらに2024年度には、2034年度までに30機を再々調達/製造することが決定している。納入された機体のうち、半数程度はすでに用途廃止となっており、そのうちの1機が小月基地に展示されている。また小月基地史料館内には6316号機の垂直尾翼が置かれている。展示するのに手ごろな大きさであるため、今後は展示機が増える可能性が高い。

・参考:再生産に関するアナウンス;

https://www.subaru.co.jp/news/archives/contents/pdf_42212.pdf

【展示機Displayed Aircraft】

(1) T-5 (6334) 小月基地に2015年10月より展示されているが、コロナ禍後の基地公開では展示エリアが一般開放されておらず、近況を撮影できない状態が続いている。

写真1-1,1-2 2018年に特別塗装を施された小月航空基地のT-5(6334)用廃展示機。2024年11月時点では国内唯一の用廃展示機だ。(2022年10月30撮影)

 

【その他】

(1) T-5 (6314) 垂直尾翼のみが小月基地史料館内に展示されている。

写真2 講堂内に展示されたKM-2 (6293)とT-5(6316)の垂直尾翼。(2022年10月30撮影)

 

【展示後に移設もしくは廃棄】

(1) T-5 (6313) 福岡県博多区立花寺の大川金属(株)に機体番号を消した機体の胴体部分がアイキャッチャーとして置かれていたが、GE-Proによると2014年11月14日以降、2015年12月7日までの間に撤去されていた。

 以上