用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

155mmりゅう弾砲M1の展示場所

<編集履歴> 12May.2024公開、**May.2024見直し更新(第回目、)

 

【はじめに】別記事参照願います。

陸自の用廃装備品の展示場所について - 用廃機ハンターが行く!

【概要】

(1) ここでは陸上自衛隊に供与された155mmりゅう弾砲M1と、その国産品(ライセンス生産)の展示場所を紹介する。

(2) 1941年にアメリカでM1 155mmりゅう弾砲として制式化された。戦後の自衛隊発足時に米軍より供与されたが、この時に日本人の体格にあわせて改修された国産ライセンス生産品(以下、国産品と称する)が存在する。国産品は「58式15榴」と呼ばれ、少数が生産されたという。この辺りの経緯は別記事に記す「105mmりゅう弾砲」と同じなので、混同しないように注意が必要だ。

・本Blogでの参考記事;

105mmりゅう弾砲の展示場所 - 用廃機ハンターが行く!

 そして私自身はその名称も、生産数も、文献やそれなりに詳しい方の発言としては確認していない。これらについて解説できる状況ではなく、「そういう説がネット上にあったよ」というだけだ。

(3) 以下に展示場所を紹介するが、国産品が含まれているのかどうかは判らない(上述の”日本人の体格に合わせた改修”が、どのようなものであり、識別点がどこなのかを確認していないため)。

(4) 駐屯地公開を訪問された方のレポート中に本装備の画像が掲載されることは極めて少なく、「戦車の隣にブレーキ部分だけが写っている」ような画像から「展示されている」と判断したケースがいくつかある。「105mmりゅう弾砲」と「155mmりゅう弾砲」を見間違えているケースもあるかもしれない。見間違いがありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

(5) ちなみにGE-Proの距離測定機能を用いて、砲身の先端から逆Y字型に開いたブレーキ先端部分までの距離を測定すると、105mmりゅう弾砲ならば4.6~5.8m程度、155mmりゅう弾砲であれば6.5~7.6m程度となることが多い。衛星画像の画質等により1m程度の誤差が生ずるが、155mmりゅう弾砲は”一回り大きい”のだな。この違いと隣接する戦車などの大きさと比較して”155mmりゅう弾砲である”と判断しています。

(6)「りゅう弾」の表記について。「榴弾」と書いても良いのだけれど、今のところは「気分で」”りゅう弾”と表記しています。”榴”の字が当用漢字にないとか、自衛隊での表記は平仮名だとかいう説がありますが、私自身は「そこまで調べちゃいない」というのが実情です。(巻頭言でも書いていますが、”現地に行って実物を見るヒントを提供する”ことが目的のBlogなので、ウンチクは他人任せなのでありますヨ)

写真1 宇都宮駐屯地の155mmりゅう弾砲。隣には105mmりゅう弾砲も展示されているので、ジックリと見比べることができる。(2023年3月27日撮影)

 

【展示場所】(全国15か所)

(1) 北海道 美幌駐屯地 (43.8209N/144.1584E) 他の装備品(105mmや203mm)と混同している可能性あり。

(2) 北海道 北千歳駐屯地 (42.8289N/141.6271E)

(3) 青森県 青森駐屯地 (40.8101N/140.7117E)

(4) 岩手県 岩手駐屯地 (39.8384N/141.1083E)

(5) 栃木県 宇都宮駐屯地 (36.4777N/139.8694E)

(6) 茨城県 土浦駐屯地 (36.0478N/140.2207E)

(7) 静岡県 北富士駐屯地 (35.4517N/138.8253E)

(8) 静岡県 富士駐屯地 (35.3573N/138.8625E)

(9) 愛知県 豊川駐屯地 (34.8298N/137.3821E)

(10) 滋賀県 今津駐屯地 (35.3946N/136.0213E) 改良型?105mm榴弾砲と混同か?

(11) 京都府 宇治駐屯地 (34.9139N/135.8005E)

(12) 大阪府 信太山駐屯地 (34.4910N/135.4408E)

(13) 兵庫県 姫路駐屯地 (34.8599N/134.7005E)

(14) 岡山県 日本原駐屯地 (35.1155N/134.1513E)

(15) 福岡県 久留米駐屯地 (33.2939N/130.5422E) 

写真2 宇治駐屯地の155mm榴弾砲。(2022年4月2日撮影)

 

【展示後に撤去】

(1) 静岡県 滝ケ原駐屯地 (座標不明) 撤去された模様

以上